▶︎ 森田ひかる
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真っ白な肌、長いまつ毛、綺麗に整えられている前髪、机に突っ伏して寝ている恋人はこんなにも可愛いものだなんてひかるに出会わなければ知らなかった。
放課後の教室、勉強会をしていた私たち。
途中で顧問に呼ばれて15分くらい色々聞かされてから戻れば充電切れです。とでも言うように机にへばりついて寝ていたひかる。
起こすのも勿体なくて写真に収めてから永遠に寝顔を眺めていた。
ツンツン
ほっぺを触ってみても、
ムニムニ
抓ってみても、一向に起きる気配のないひかる。
ほんの少し魔が差して一瞬だけ顔を近づけてみる。
その瞬間開いた瞼。突然の事に固まってしまい、近い距離のままひかると見つめ合う。
「ふふ…、んっ、おはよ、hkr、」
私のファーストキスは呆気なく寝起きの恋人のものとなった。
『え、あ、お、はよう、』
「………あれ、今私何した?」
『…私の勘違いじゃなければ、えっと、』
「キス、やったよね?」
『でしたね。』
「っ…、ご、ごめん、急に、寝惚けてて、うわ、ファーストキスやったんに、もっとちゃんとしたかったのに、」
『ひかるも、ファーストキスだったの、?』
「っ…うん、え、hkrも?」
『うん、告白した時に言ったじゃん、ひかるが初恋だって、全部初めてって、』
「っ…そうやった、うわぁ、尚更もっとちゃんとしたかったぁ!」
夕日に照らされる彼女の顔は恥ずかしさか、悔しさか、分からないけれど赤く染まっていて、それがまた可愛くて可愛くて、だからさっきのを上書きするようにそっと頬に手を添えて唇を重ねた。
「っ…んっ、hkr、っ、」
1度、2度、3度。
何回も角度を変えてキスをした。
4度目で離れて、視線が交わって、5度目、6度目と続く。
『ふふ、しすぎ?』
「ん、しすぎ、」
私のシャツを掴むようにしていたひかるは上目遣いで、好き、なんて言葉を発した。
その表情は形容し難いくらい可愛くて、綺麗で、愛しくて、愛らしくて、とにかく、本当に可愛かった。
そっとひかるの髪を耳にかけて、また目線を合わせて、私も、好き、と呟いた。
そうすれば再び顔を赤くしたひかるはそのまま私の鎖骨に頭を預けてくる。
この甘い空気、距離感は、恋人でなきゃ体験できなかったもので、あの日勇気を出して告白した過去の私をとんでもなく称えてあげたくなった。
「hkrの心臓ドキドキしてる、」
『そりゃ…、好きな人にくっつかれたら誰でもそうでしょ、』
「ふふ、確かに。」
「私もね、すっごく早い。」
そう言って私の手を取り首元を押えさせたひかる。指先から感じるひかるの鼓動。確かにそれは異常なくらい早くて、なんだか私まで恥ずかしくなってしまう。
『早いね、』
森田「やろ?」
首元に当てた手を今度は頬に持ってこられて今私の右手はひかるの頬と左手に挟まれている。
きっと世界で一番幸せな右手なんだろうな。
「hkrの手暖かくて気持ちいい。」
『冬はカイロとして使えるね。』
「ふふ、やね。ずっと手握ってよー。」
『ぎゅーした方が暖かいかもよ。』
「じゃあそうする。」
『ふふ、うん。』
どちらとも言葉を発することなく見つめ合う時間。次第に距離は短くなっていって、あと数cmで再び唇が重なる、そう思った瞬間。
ガラガラ
"そろそろ下校時刻だぞー"
『おわ!!は、はい!』
"何そんなびっくりしてんだ、さっさと荷物まとめろー"
『はは、はーい、』
びっくりした。来るなら事前に知らせてくれ。
『あぁ、びっくりした。』
「ふふ、あははっ、hkrの驚いた顔面白かった。」
『いやまじびっくりしたんだから笑笑』
『まぁとりま荷物まとめて帰ろっか。』
「ふふ、やね〜。」
教科書をリュックに詰め込んで、ひかるの手を取り学校を後にする。
今日あった一日の出来事を話しながら歩いていればすぐにひかるのお家に着いてしまって、寂しくなりながらも手を離し、バイバイを口にした。
「…hkr!」
『ん?』
「好き。大好き。」
『っ…、』
「また明日ね!!!!」
『あ、ちょ、ひかる…!』
言い逃げ、された。
私を照れるだけ照れさせて、自分だけお家に逃げ込むなんて狡いじゃないか。
このお返しはしっかり、明日やってやろう。
そう決めて足を反対方向へ進めた。
スマホが震えて、ひかるからの気をつけて帰ってね、なんて連絡が浮かぶ。
それだけで無敵になれたような気がしたけれど、気をつけて帰ったという事実を作り上げるためにいつも以上に信号を気にかけながら家に帰った日だった。
-fin-
リクエスト 森田×夢主 学パロ
甘々な森夢みたいです!
放課後の教室、勉強会をしていた私たち。
途中で顧問に呼ばれて15分くらい色々聞かされてから戻れば充電切れです。とでも言うように机にへばりついて寝ていたひかる。
起こすのも勿体なくて写真に収めてから永遠に寝顔を眺めていた。
ツンツン
ほっぺを触ってみても、
ムニムニ
抓ってみても、一向に起きる気配のないひかる。
ほんの少し魔が差して一瞬だけ顔を近づけてみる。
その瞬間開いた瞼。突然の事に固まってしまい、近い距離のままひかると見つめ合う。
「ふふ…、んっ、おはよ、hkr、」
私のファーストキスは呆気なく寝起きの恋人のものとなった。
『え、あ、お、はよう、』
「………あれ、今私何した?」
『…私の勘違いじゃなければ、えっと、』
「キス、やったよね?」
『でしたね。』
「っ…、ご、ごめん、急に、寝惚けてて、うわ、ファーストキスやったんに、もっとちゃんとしたかったのに、」
『ひかるも、ファーストキスだったの、?』
「っ…うん、え、hkrも?」
『うん、告白した時に言ったじゃん、ひかるが初恋だって、全部初めてって、』
「っ…そうやった、うわぁ、尚更もっとちゃんとしたかったぁ!」
夕日に照らされる彼女の顔は恥ずかしさか、悔しさか、分からないけれど赤く染まっていて、それがまた可愛くて可愛くて、だからさっきのを上書きするようにそっと頬に手を添えて唇を重ねた。
「っ…んっ、hkr、っ、」
1度、2度、3度。
何回も角度を変えてキスをした。
4度目で離れて、視線が交わって、5度目、6度目と続く。
『ふふ、しすぎ?』
「ん、しすぎ、」
私のシャツを掴むようにしていたひかるは上目遣いで、好き、なんて言葉を発した。
その表情は形容し難いくらい可愛くて、綺麗で、愛しくて、愛らしくて、とにかく、本当に可愛かった。
そっとひかるの髪を耳にかけて、また目線を合わせて、私も、好き、と呟いた。
そうすれば再び顔を赤くしたひかるはそのまま私の鎖骨に頭を預けてくる。
この甘い空気、距離感は、恋人でなきゃ体験できなかったもので、あの日勇気を出して告白した過去の私をとんでもなく称えてあげたくなった。
「hkrの心臓ドキドキしてる、」
『そりゃ…、好きな人にくっつかれたら誰でもそうでしょ、』
「ふふ、確かに。」
「私もね、すっごく早い。」
そう言って私の手を取り首元を押えさせたひかる。指先から感じるひかるの鼓動。確かにそれは異常なくらい早くて、なんだか私まで恥ずかしくなってしまう。
『早いね、』
森田「やろ?」
首元に当てた手を今度は頬に持ってこられて今私の右手はひかるの頬と左手に挟まれている。
きっと世界で一番幸せな右手なんだろうな。
「hkrの手暖かくて気持ちいい。」
『冬はカイロとして使えるね。』
「ふふ、やね。ずっと手握ってよー。」
『ぎゅーした方が暖かいかもよ。』
「じゃあそうする。」
『ふふ、うん。』
どちらとも言葉を発することなく見つめ合う時間。次第に距離は短くなっていって、あと数cmで再び唇が重なる、そう思った瞬間。
ガラガラ
"そろそろ下校時刻だぞー"
『おわ!!は、はい!』
"何そんなびっくりしてんだ、さっさと荷物まとめろー"
『はは、はーい、』
びっくりした。来るなら事前に知らせてくれ。
『あぁ、びっくりした。』
「ふふ、あははっ、hkrの驚いた顔面白かった。」
『いやまじびっくりしたんだから笑笑』
『まぁとりま荷物まとめて帰ろっか。』
「ふふ、やね〜。」
教科書をリュックに詰め込んで、ひかるの手を取り学校を後にする。
今日あった一日の出来事を話しながら歩いていればすぐにひかるのお家に着いてしまって、寂しくなりながらも手を離し、バイバイを口にした。
「…hkr!」
『ん?』
「好き。大好き。」
『っ…、』
「また明日ね!!!!」
『あ、ちょ、ひかる…!』
言い逃げ、された。
私を照れるだけ照れさせて、自分だけお家に逃げ込むなんて狡いじゃないか。
このお返しはしっかり、明日やってやろう。
そう決めて足を反対方向へ進めた。
スマホが震えて、ひかるからの気をつけて帰ってね、なんて連絡が浮かぶ。
それだけで無敵になれたような気がしたけれど、気をつけて帰ったという事実を作り上げるためにいつも以上に信号を気にかけながら家に帰った日だった。
-fin-
リクエスト 森田×夢主 学パロ
甘々な森夢みたいです!