▶︎ 小林由依
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「おはようー、」
『あ、由依さん、おはようございまーす。』
メンバー何人かでの収録現場に結構早めに着いてしまった。まだ誰もいないとは思いつつ一応挨拶をして入れば大きな机にぽつんと教材を広げたhkrが居た。
「おはよ、早いね。」
『これの前の仕事が朝早いやつで1回家に帰るのも面倒くさかったのでそのまま来ちゃいました笑』
「そっかそっか、お疲れ。」
『由依さんもお疲れ様です。』
2期生で、センターとしてみんなを引っ張っていってくれてるhkrだけど、天ちゃんと同じまだ高校二年生。本職である教材を広げ、頭を悩ませてる姿はなんとも年相応。
「ふふ、テスト勉強?」
『そうなんですよ、明後日からテストで、』
「まじか笑」
「バタバタするねぇ。」
『しますねぇ。天は諦めたのか教材すら持って帰ってきてないですよ笑笑』
「ふふ、流石だね。笑」
「んじゃー、この私がお勉強を見てあげようじゃないかー。」
『えー、由依さんに分かります?』
「え、分かるわけないじゃん。舐めてんの?」
『分かんないんじゃないですか!笑』
「だーかーらー、見てあげるだけ!教えたりなんかするわけないでしょ。」
『ふふ、じゃあ隣で見ててください。笑』
「ん、任せとけ。」
とは言ったものの、人が勉強してる姿をただ見てるだけというのはあまり面白いものでは無い。
序盤に飽き出した私はhkrの伸びてきた髪をいじったり、ノートの端にサインを書いてみたりした。hkrも一々反応してくれるから楽しくて、そのままやり続ければノートの上から下まで全部小林由依のサインで埋まってしまった。
『ふふ、提出したらビックリするんだろうなぁ。』
「え、これ提出するの?」
『はい、勿論笑』
「嘘、ごめん、今消す。」
『えー、消さんで?取っときましょ?』
ふとたまに出るhkrの方言。
2期生には同じ出身のひかるやゆみちゃんもいるし、気を許してる分方言で話しているのは知っているけど、私に使ってくることはあまりないからほんの少し嬉しく思う。
「じゃあ取っとく。」
私はちょろい人間だと思う。
後輩に方言で話されただけで、特別感を感じて、終いにはサインも書き残したまま。
『ふふ、やった。』
私の目を見て笑ったhkrはまたノートへと視線を戻して頭を悩ませ始めた。
眉間に皺を寄せて考えている表情も、やや伸びてきた前髪がかかっている切れ長の瞳も、綺麗な輪郭も、笑うとほんの少しできる笑窪も、どれもこれも可愛くて、愛おしかった。
『…ん?』
「ん?」
『いや、あまりにも見つめてくるから何かあったのかなぁって、』
「ふふ、なんもないよ。」
『じゃあそんな見ないでくださいよー笑』
『恥ずかしい、』
「えーいいじゃん、減るもんじゃないし。」
『集中力が減ってきます。』
「それは大変だ。」
「じゃあ何してよう。」
『じゃあ、私が今から問題出すので翻訳してってください。』
「ふふ、任せて。」
『Tamura often appears in Morita's bedtime stories.はい!何でしょう!』
「待って待って、森田と田村しかわかんないんだけど、ベッドタイムストーリー、夢?」
「え、in森田、え?森田の夢の中によく田村は出てくるみたいな?」
『うわ、惜しい!』
『正解は、森田の"寝言"にはよく田村が出てきます。』
「うわ、寝言か!!!」
「えーでも意外と私いいんじゃない?」
『ふふ、意外と行けますね。』
『じゃあもう1問!』
「はい!」
『Matsuda falls over as a tyrannosaurus.』
「ふふ、ごめん、松田とティラノサウルスしか聞き取れなかったけど、勘で行くね。松田はティラノサウルスのままコケます。」
『おぉ!!正解です!!』
「へへ、まじ?笑笑」
『由依さん、やるーー。』
「もう1問、やろ!」
『んー、じゃあ、』
『I want to have you all to myself.』
「んえ、私は、したい、have you あなたのすべてを私のものにしたい?」
『あー、ほぼ正解?』
『正解は、あなたを独り占めしたいです。』
「ふふ、なに急に、だいぶ雰囲気変わったね。」
『そうですね、日本語で伝えるのは恥ずかしかったので、英語でアプローチしてみました。』
「……え?」
『ふふ、どうでした?』
アプローチ、って、え、hkrって私の事好きなの、?え、両想い?え、待って待って、頭が追いつかない。
「Wait!Wait Wait!!」
待って、なんて単語しか思いつかない私の頭の中は爆発寸前。余りにも色んなことが一気に入ってきすぎたのが原因だ。
『ふふ、私は、由依さんを独り占めしたいです。』
「っ…、」
『You like me too, don't you?』
ー貴方も私の事好きでしょ?
何故か一瞬でわかってしまった。
英語が得意なわけでも、好きなわけでもないのに。
全てバレバレだったのが恥ずかしくて、
でも知っていてくれたのが嬉しくて、
よく分からない気持ちのままノートの空いてるスペースにYesとだけ書いた。
『ふふ、付き合ってくれますか?』
「私で、良ければ、」
『やったぁーー。』
『もう今日はテスト勉強せん、由依さんと沢山お話する。』
「…良いの?笑」
『私にとっての最優先は由依さんやけ、テストなんかどうでもよか!ふふ、由依さんが彼女かぁ、嬉しすぎる。』
テンションの高いhkrは何度も方言を召喚させる。その度に私が瀕死になっているのをこの子は知っているんだろうか?
きっと私はどんなhkrでも好きで好きでたまらない。
この笑顔を見てしまえばどんな事でも吹き飛んでしまう気がする。
ーI love you like crazy.
ー狂おしいほどに愛してる。
いつかの本で読んだことのあるワンフレーズ。
きっとこれからの私はこの言葉が似合ってしまう。そんな気がする。
-fin-
リクエスト 両片想いの夢主×ぽんさん
『あ、由依さん、おはようございまーす。』
メンバー何人かでの収録現場に結構早めに着いてしまった。まだ誰もいないとは思いつつ一応挨拶をして入れば大きな机にぽつんと教材を広げたhkrが居た。
「おはよ、早いね。」
『これの前の仕事が朝早いやつで1回家に帰るのも面倒くさかったのでそのまま来ちゃいました笑』
「そっかそっか、お疲れ。」
『由依さんもお疲れ様です。』
2期生で、センターとしてみんなを引っ張っていってくれてるhkrだけど、天ちゃんと同じまだ高校二年生。本職である教材を広げ、頭を悩ませてる姿はなんとも年相応。
「ふふ、テスト勉強?」
『そうなんですよ、明後日からテストで、』
「まじか笑」
「バタバタするねぇ。」
『しますねぇ。天は諦めたのか教材すら持って帰ってきてないですよ笑笑』
「ふふ、流石だね。笑」
「んじゃー、この私がお勉強を見てあげようじゃないかー。」
『えー、由依さんに分かります?』
「え、分かるわけないじゃん。舐めてんの?」
『分かんないんじゃないですか!笑』
「だーかーらー、見てあげるだけ!教えたりなんかするわけないでしょ。」
『ふふ、じゃあ隣で見ててください。笑』
「ん、任せとけ。」
とは言ったものの、人が勉強してる姿をただ見てるだけというのはあまり面白いものでは無い。
序盤に飽き出した私はhkrの伸びてきた髪をいじったり、ノートの端にサインを書いてみたりした。hkrも一々反応してくれるから楽しくて、そのままやり続ければノートの上から下まで全部小林由依のサインで埋まってしまった。
『ふふ、提出したらビックリするんだろうなぁ。』
「え、これ提出するの?」
『はい、勿論笑』
「嘘、ごめん、今消す。」
『えー、消さんで?取っときましょ?』
ふとたまに出るhkrの方言。
2期生には同じ出身のひかるやゆみちゃんもいるし、気を許してる分方言で話しているのは知っているけど、私に使ってくることはあまりないからほんの少し嬉しく思う。
「じゃあ取っとく。」
私はちょろい人間だと思う。
後輩に方言で話されただけで、特別感を感じて、終いにはサインも書き残したまま。
『ふふ、やった。』
私の目を見て笑ったhkrはまたノートへと視線を戻して頭を悩ませ始めた。
眉間に皺を寄せて考えている表情も、やや伸びてきた前髪がかかっている切れ長の瞳も、綺麗な輪郭も、笑うとほんの少しできる笑窪も、どれもこれも可愛くて、愛おしかった。
『…ん?』
「ん?」
『いや、あまりにも見つめてくるから何かあったのかなぁって、』
「ふふ、なんもないよ。」
『じゃあそんな見ないでくださいよー笑』
『恥ずかしい、』
「えーいいじゃん、減るもんじゃないし。」
『集中力が減ってきます。』
「それは大変だ。」
「じゃあ何してよう。」
『じゃあ、私が今から問題出すので翻訳してってください。』
「ふふ、任せて。」
『Tamura often appears in Morita's bedtime stories.はい!何でしょう!』
「待って待って、森田と田村しかわかんないんだけど、ベッドタイムストーリー、夢?」
「え、in森田、え?森田の夢の中によく田村は出てくるみたいな?」
『うわ、惜しい!』
『正解は、森田の"寝言"にはよく田村が出てきます。』
「うわ、寝言か!!!」
「えーでも意外と私いいんじゃない?」
『ふふ、意外と行けますね。』
『じゃあもう1問!』
「はい!」
『Matsuda falls over as a tyrannosaurus.』
「ふふ、ごめん、松田とティラノサウルスしか聞き取れなかったけど、勘で行くね。松田はティラノサウルスのままコケます。」
『おぉ!!正解です!!』
「へへ、まじ?笑笑」
『由依さん、やるーー。』
「もう1問、やろ!」
『んー、じゃあ、』
『I want to have you all to myself.』
「んえ、私は、したい、have you あなたのすべてを私のものにしたい?」
『あー、ほぼ正解?』
『正解は、あなたを独り占めしたいです。』
「ふふ、なに急に、だいぶ雰囲気変わったね。」
『そうですね、日本語で伝えるのは恥ずかしかったので、英語でアプローチしてみました。』
「……え?」
『ふふ、どうでした?』
アプローチ、って、え、hkrって私の事好きなの、?え、両想い?え、待って待って、頭が追いつかない。
「Wait!Wait Wait!!」
待って、なんて単語しか思いつかない私の頭の中は爆発寸前。余りにも色んなことが一気に入ってきすぎたのが原因だ。
『ふふ、私は、由依さんを独り占めしたいです。』
「っ…、」
『You like me too, don't you?』
ー貴方も私の事好きでしょ?
何故か一瞬でわかってしまった。
英語が得意なわけでも、好きなわけでもないのに。
全てバレバレだったのが恥ずかしくて、
でも知っていてくれたのが嬉しくて、
よく分からない気持ちのままノートの空いてるスペースにYesとだけ書いた。
『ふふ、付き合ってくれますか?』
「私で、良ければ、」
『やったぁーー。』
『もう今日はテスト勉強せん、由依さんと沢山お話する。』
「…良いの?笑」
『私にとっての最優先は由依さんやけ、テストなんかどうでもよか!ふふ、由依さんが彼女かぁ、嬉しすぎる。』
テンションの高いhkrは何度も方言を召喚させる。その度に私が瀕死になっているのをこの子は知っているんだろうか?
きっと私はどんなhkrでも好きで好きでたまらない。
この笑顔を見てしまえばどんな事でも吹き飛んでしまう気がする。
ーI love you like crazy.
ー狂おしいほどに愛してる。
いつかの本で読んだことのあるワンフレーズ。
きっとこれからの私はこの言葉が似合ってしまう。そんな気がする。
-fin-
リクエスト 両片想いの夢主×ぽんさん