▶︎ 櫻坂46
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あの日からhkrを意識してしまっている私はどこかドギマギとしていた。
勿論あんだけ酔っ払っていたhkrは何も覚えていない、私を押し倒したことも、キスをしたことも。
『ねぇ、ひーかーるーちゃーん。』
「なーに。」
『保乃ちゃんが、明日オフのメンバーで集まって〜、飲み会せえへ〜ん?って、』
田村「ちょっと、そんな馬鹿みたいな言い方してへん!」
『ふふ、してたよ笑笑』
田村「してへん!」
「もう、hkrは黙ってて!ひぃちゃん明日オフやったよね、どう?」
「良かね、私も参加する!」
田村「へへ、やった。じゃあ、ひぃと保乃とhkrと夏鈴ちゃんと…ってあれ、この前集まったメンバーと同じやん、」
『天は明日朝からあるから参加出来ひんわーって言ってたよ。』
田村「そっかぁ、じゃあ天ちゃん以外のこの前のメンバーやな!」
「…了解!」
こうして再び飲み会が開催された場所は何故かhkrのお家。まぁ、広いし、安心感の塊であるhkrの部屋に文句など何一つない。
『保乃ちゃん、これ?』
田村「ん、そうそう、ありがと〜う。」
ただ目の前で保乃ちゃんとhkrのイチャイチャを見せつけられているような気分でほんの少し心はモヤッとする。
藤吉「ひかるも休みやったん。」
「ん、そう、最近は休みなかったけ、久々のオフです〜。」
『ひかるちゃん忙しいもんねぇ、』
「hkrも一緒やろ〜。」
保乃ちゃんの元からソファーに座ってる私の足の間に入ってきたhkrの頭を優しく優しく撫でてあげる。
この角度で見るhkrはより年下感が増して可愛い。
『んんー、疲れた体に回るアルコールほど気持ちいいものは無いねぇー。』
藤吉「20歳が何言ってんねん笑」
『へへ、あ、ひかるちゃん何飲んでるの。』
「ん、梅酒やけど、」
『1口頂戴。』
「…あ、うんっ、どうぞ、」
メンバー同士のよくある間接キス。
それなのに相手がhkrになるだけで胸が高鳴って苦しくなる。
『んんあー、梅!!って感じーっ。』
「ふふ、そりゃ梅酒やけ、そうやろ。笑」
『あはは、そっか笑笑』
田村「ひぃちゃん、これ食べてみて!!」
「ん、ん、ふふ、あつ、おいしい、」
田村「良かった〜。へへ、保乃特性グラタン!」
「美味しい〜。」
『なーんでひかるちゃんにはあーんして私にはくれないのー。さーべーつー。』
田村「hkrはさっき味見したやん。」
『そーですけどもー。』
「あー、それは私の台詞ー。」
あの日と同じ、わちゃわちゃと騒がしい雰囲気のまま時が過ぎってって気付けば1人、また1人と減っていって、残っているのは家主のhkrと、私と爆睡を噛ましてるまりなだけやった。
『まりなちゃんどーしよっかぁ。』
「hkrさえ良ければこのまま寝かせといてあげるのが1番やない?ずっと寝不足気味だったやろうし。」
『だねぇ〜、じゃあひかるちゃんも泊まってけば?』
「…いいん?」
『ん、ひかるちゃんさえ良ければ!』
「ふふ、じゃあお言葉に甘えて〜〜。」
『…もう1本ずつ2人で飲もうよ〜。』
「いいけど、hkr顔真っ赤やん。大丈夫なん?」
『ん、私は大丈夫!!それに、お酒に頼らなきゃ聞けないことがあるって言うか、』
「…?」
『とりあえず乾杯!!』
「乾杯!!」
「って、ちょ、そんな勢いよく飲まんの!悪酔いしちゃう!!」
『ぷはっ…、』
「ぷはっ…やない!!水飲んで!」
『っ…ひかるちゃん。』
「…、hkr、?」
あの日と同じ、hkrの熱い掌が私の手首を掴んでいる。
『…あの日、私にキスをしたの、ひかるちゃん、だよね、?』
「っ…、」
まさかその時のことを聞かれるなんて思っていなくて、しどろもどろとしてしまう。
『…はぁ、良かった、ひかるちゃんか。』
「へ、?良かった、って、?」
『いや、知らない人だったらどうしようとか、色々考えちゃってさ〜、ふふ、ほんと良かった。』
hkrが心配していたのは、私がキスをしたこと、じゃなくて、誰にキスをされたのか、だったらしい。
「…私だから良かったん?」
『ん?うん、だって、私ひかるちゃんの事好きだし。』
顔を真っ赤にさせたhkrの言葉を信じていいものなのか分からない。
もしかしたら酔った勢いで根も葉もないことを言っているのかもしれない。
でも、嬉しかった。
酔っているだけだったとしても今は、今だけはhkrが私を見てくれているから。
「ふふ、私も好きだよ、hkrのこと。」
『じゃあ付き合ってくれる?』
「…どうせ明日の朝には忘れてるんやろ?」
『忘れないよ。』
『今、一世一代の告白してるんだよ。忘れられるわけないじゃん。』
より顔を真っ赤にしたhkr。
あれ、これはもうお酒のせいとかじゃなくて、ほんとに私の事好きなんかな。
「え、ほん、とに?」
『うん、私嘘ついたりなんかしないよ。』
「っ…じゃあ、ほんとに私の事好きなん、?」
『ふふ、だからそうだって。加入してからずっとひかるちゃんが好きだよ。』
「っ…、私も、hkrが好き。」
『付き合って、』
「はいっ。」
きっと私もhkrと同じくらい真っ赤な顔をしていると思う。
年下なのに、決める時は決めてくるhkrが格好よくて、好きで、愛しくて堪らない。
あの日よりもしっかりと重ねた唇。
僅かに香るアルコールと、梅の香り。
「…好き。」
あの日は届かなかった、いつか伝えるために練習した言葉も今は彼女にしっかりと届いていて、可愛い顔をしたまま、
『私も好き。』
なんて返してくれる。
恋の始まりはアルコールの香りがした。
-fin-
リクエスト 甘えさせ隊と僅かに香るアルコール 続編希望!
勿論あんだけ酔っ払っていたhkrは何も覚えていない、私を押し倒したことも、キスをしたことも。
『ねぇ、ひーかーるーちゃーん。』
「なーに。」
『保乃ちゃんが、明日オフのメンバーで集まって〜、飲み会せえへ〜ん?って、』
田村「ちょっと、そんな馬鹿みたいな言い方してへん!」
『ふふ、してたよ笑笑』
田村「してへん!」
「もう、hkrは黙ってて!ひぃちゃん明日オフやったよね、どう?」
「良かね、私も参加する!」
田村「へへ、やった。じゃあ、ひぃと保乃とhkrと夏鈴ちゃんと…ってあれ、この前集まったメンバーと同じやん、」
『天は明日朝からあるから参加出来ひんわーって言ってたよ。』
田村「そっかぁ、じゃあ天ちゃん以外のこの前のメンバーやな!」
「…了解!」
こうして再び飲み会が開催された場所は何故かhkrのお家。まぁ、広いし、安心感の塊であるhkrの部屋に文句など何一つない。
『保乃ちゃん、これ?』
田村「ん、そうそう、ありがと〜う。」
ただ目の前で保乃ちゃんとhkrのイチャイチャを見せつけられているような気分でほんの少し心はモヤッとする。
藤吉「ひかるも休みやったん。」
「ん、そう、最近は休みなかったけ、久々のオフです〜。」
『ひかるちゃん忙しいもんねぇ、』
「hkrも一緒やろ〜。」
保乃ちゃんの元からソファーに座ってる私の足の間に入ってきたhkrの頭を優しく優しく撫でてあげる。
この角度で見るhkrはより年下感が増して可愛い。
『んんー、疲れた体に回るアルコールほど気持ちいいものは無いねぇー。』
藤吉「20歳が何言ってんねん笑」
『へへ、あ、ひかるちゃん何飲んでるの。』
「ん、梅酒やけど、」
『1口頂戴。』
「…あ、うんっ、どうぞ、」
メンバー同士のよくある間接キス。
それなのに相手がhkrになるだけで胸が高鳴って苦しくなる。
『んんあー、梅!!って感じーっ。』
「ふふ、そりゃ梅酒やけ、そうやろ。笑」
『あはは、そっか笑笑』
田村「ひぃちゃん、これ食べてみて!!」
「ん、ん、ふふ、あつ、おいしい、」
田村「良かった〜。へへ、保乃特性グラタン!」
「美味しい〜。」
『なーんでひかるちゃんにはあーんして私にはくれないのー。さーべーつー。』
田村「hkrはさっき味見したやん。」
『そーですけどもー。』
「あー、それは私の台詞ー。」
あの日と同じ、わちゃわちゃと騒がしい雰囲気のまま時が過ぎってって気付けば1人、また1人と減っていって、残っているのは家主のhkrと、私と爆睡を噛ましてるまりなだけやった。
『まりなちゃんどーしよっかぁ。』
「hkrさえ良ければこのまま寝かせといてあげるのが1番やない?ずっと寝不足気味だったやろうし。」
『だねぇ〜、じゃあひかるちゃんも泊まってけば?』
「…いいん?」
『ん、ひかるちゃんさえ良ければ!』
「ふふ、じゃあお言葉に甘えて〜〜。」
『…もう1本ずつ2人で飲もうよ〜。』
「いいけど、hkr顔真っ赤やん。大丈夫なん?」
『ん、私は大丈夫!!それに、お酒に頼らなきゃ聞けないことがあるって言うか、』
「…?」
『とりあえず乾杯!!』
「乾杯!!」
「って、ちょ、そんな勢いよく飲まんの!悪酔いしちゃう!!」
『ぷはっ…、』
「ぷはっ…やない!!水飲んで!」
『っ…ひかるちゃん。』
「…、hkr、?」
あの日と同じ、hkrの熱い掌が私の手首を掴んでいる。
『…あの日、私にキスをしたの、ひかるちゃん、だよね、?』
「っ…、」
まさかその時のことを聞かれるなんて思っていなくて、しどろもどろとしてしまう。
『…はぁ、良かった、ひかるちゃんか。』
「へ、?良かった、って、?」
『いや、知らない人だったらどうしようとか、色々考えちゃってさ〜、ふふ、ほんと良かった。』
hkrが心配していたのは、私がキスをしたこと、じゃなくて、誰にキスをされたのか、だったらしい。
「…私だから良かったん?」
『ん?うん、だって、私ひかるちゃんの事好きだし。』
顔を真っ赤にさせたhkrの言葉を信じていいものなのか分からない。
もしかしたら酔った勢いで根も葉もないことを言っているのかもしれない。
でも、嬉しかった。
酔っているだけだったとしても今は、今だけはhkrが私を見てくれているから。
「ふふ、私も好きだよ、hkrのこと。」
『じゃあ付き合ってくれる?』
「…どうせ明日の朝には忘れてるんやろ?」
『忘れないよ。』
『今、一世一代の告白してるんだよ。忘れられるわけないじゃん。』
より顔を真っ赤にしたhkr。
あれ、これはもうお酒のせいとかじゃなくて、ほんとに私の事好きなんかな。
「え、ほん、とに?」
『うん、私嘘ついたりなんかしないよ。』
「っ…じゃあ、ほんとに私の事好きなん、?」
『ふふ、だからそうだって。加入してからずっとひかるちゃんが好きだよ。』
「っ…、私も、hkrが好き。」
『付き合って、』
「はいっ。」
きっと私もhkrと同じくらい真っ赤な顔をしていると思う。
年下なのに、決める時は決めてくるhkrが格好よくて、好きで、愛しくて堪らない。
あの日よりもしっかりと重ねた唇。
僅かに香るアルコールと、梅の香り。
「…好き。」
あの日は届かなかった、いつか伝えるために練習した言葉も今は彼女にしっかりと届いていて、可愛い顔をしたまま、
『私も好き。』
なんて返してくれる。
恋の始まりはアルコールの香りがした。
-fin-
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