▶︎ 田村保乃
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元カノがストーカー被害にあっているらしい。
なんて話を聞いたのは彼女と共通の友達、ひかるからだった。
『…ストーカーねー、』
森田「毎日誰かに付けられてるんやって、警察にもいったらしいんやけど正直ねぇ…、」
『まぁ実害ないと動いてくれなそうだね。』
森田「時間が合う時は私が一緒に帰ってるんやけどさ、私も合わん時とかあるし…、だから、その、」
『…何を言おうとしてるか分からないけど、私は無理だからね。半年前に振られてますから。』
森田「そこをなんとかーー!!」
「保乃ちゃんやって振りたくて降った訳やないやん?」
『分かってるよ。親からの願いだったら仕方ないのも分かる。だから余計保乃とはもう会えないんだよ。』
森田「…、保乃ちゃんと一生会えなくなるようなことがあっても?」
『…森田、いつからそんな嫌な言い回しをするようになったんだ。』
森田「だって、私やって保乃ちゃんに怪我して欲しくないし。」
『…はぁ、分かったよ。ひかるが行けない日は私が行く。それでいい?』
森田「うん!!ありがとう!!!」
そして私は再び元カノと再会した。
田村「あ、hkr、ごめんな、付き合わせちゃって、」
『全然。私も暇だったし。』
田村「女の子との予定でいっぱいやろ〜?」
『あはは、まさか。』
田村「モテモテなん知ってるんやから。笑」
『私は昔も今も保乃にぞっこんだよ〜?』
田村「よく言うわ〜、」
意外にも普通に話せた私はまだ私たちが"二人"と呼ばれていた時間に戻ったみたいで、楽しくて、愛しくて、むず痒がった。
田村「そうそう…、でな、」
"た、田村さん"
田村「っ…、」
『…こいつがストーカー?』
田村「…ん、」
保乃の震える手が私の袖を掴む。
こんな男のせいで保乃は毎日毎日恐怖に陥っていたんだ。こんな男が毎日、保乃を苦しめていたんだ。
"な、なんで、そいつと手繋いでるの?"
"僕の田村さんだよね?"
『…』 カシャ
"チョッ、何撮ってんだよ!"
『物的証拠?』
"証拠って、ぼ、僕は彼女が好きなんだ!ただ好きでそばに居るだけだろ!何が悪いんだよ!"
『好きな人怖がらせて、苦しめて何が楽しいの?』
"怖がらせてる?苦しめてる?何言ってんだよ、僕は、お前みたいな害虫から彼女を守ってるんだ!"
『害虫は君だと思うけど。』
『…それとも何?保乃のそばにいれる私が羨ましい?』
ストーカーとやらの目の前まで近づいて煽るようにそう言ってやれば顔を真っ赤にして手を振りかざした。
ドンッ
『…いった、』
"ぼ、僕は悪くない!!!!"
"田村さんを守るためだ!!これは、正義だ!"
『保乃を守るためねー…、なら私も正義だよね?』
"ね、保乃"
付き合って今頃と同じ、何をするにも保乃に許可を得た。保乃の嫌なことはしたくなかったし、保乃に嫌われたくなかったから。
同じように首を傾げれば保乃は、ほんの少し嬉しそうに笑って頷いた。
それを合図に思い切り足を振り上げて、ストライクヒットを決めた。
"ぐっ…"なんて汚い音を出したソイツは地面に膝をついて、睨むように私を見上げる。
『二度と保乃に近づくなよ、害虫。』
もう一度顔面に蹴りを入れてこの話は幕を閉じた。
細かいことは警察に任せて私は保乃をお家まで送り届ける。
田村「…ほんまにありがとうな、」
『ん、今日はぐっすり寝れそう?』
田村「うん。」
「……でも、」
『ん?』
田村「hkrが隣に居てくれたらもっと安心して寝れる、かも。」
『あは、可愛い。』
『でも残念、私は保乃の隣に居ていい人じゃないから。ごめんね。』
田村「っ…やり直したい!!」
『え?』
田村「お母さん達に言われて、hkrとバイバイしたけど、でも、やっぱり忘れられへん、保乃ずっとhkrが好きやった。」
『でもそれじゃあお母さんたちが、』
田村「自分の幸せは自分で決めたい。」
「保乃の幸せは、hkrとやないと叶わへんねん、」
『っ…、』
田村「なぁ、やり直せん?もう、無理、?」
『…無理なわけないじゃん。』
『保乃のこと好きじゃなかったら、一緒に帰ったりなんかしてない、守ったりなんかしないよ。』
田村「っ…、もう一度保乃と付き合ってくれますか?」
『はい、お願いします。』
田村「へへ、良かった、」
『もう別れてって言われても別れないからね。』
田村「もう別れてなんて言わへん。言えへんよ。」
『ふふ、ね、お家入っていい?』
田村「どうぞ!」
『おじゃましまーす!』
もう一度始めよう、2人の物語を。
"二人"と呼ばれる時間をもう一度。
-fin-
リクエスト 元カノ保乃ちゃんをストーカーから助ける話
なんて話を聞いたのは彼女と共通の友達、ひかるからだった。
『…ストーカーねー、』
森田「毎日誰かに付けられてるんやって、警察にもいったらしいんやけど正直ねぇ…、」
『まぁ実害ないと動いてくれなそうだね。』
森田「時間が合う時は私が一緒に帰ってるんやけどさ、私も合わん時とかあるし…、だから、その、」
『…何を言おうとしてるか分からないけど、私は無理だからね。半年前に振られてますから。』
森田「そこをなんとかーー!!」
「保乃ちゃんやって振りたくて降った訳やないやん?」
『分かってるよ。親からの願いだったら仕方ないのも分かる。だから余計保乃とはもう会えないんだよ。』
森田「…、保乃ちゃんと一生会えなくなるようなことがあっても?」
『…森田、いつからそんな嫌な言い回しをするようになったんだ。』
森田「だって、私やって保乃ちゃんに怪我して欲しくないし。」
『…はぁ、分かったよ。ひかるが行けない日は私が行く。それでいい?』
森田「うん!!ありがとう!!!」
そして私は再び元カノと再会した。
田村「あ、hkr、ごめんな、付き合わせちゃって、」
『全然。私も暇だったし。』
田村「女の子との予定でいっぱいやろ〜?」
『あはは、まさか。』
田村「モテモテなん知ってるんやから。笑」
『私は昔も今も保乃にぞっこんだよ〜?』
田村「よく言うわ〜、」
意外にも普通に話せた私はまだ私たちが"二人"と呼ばれていた時間に戻ったみたいで、楽しくて、愛しくて、むず痒がった。
田村「そうそう…、でな、」
"た、田村さん"
田村「っ…、」
『…こいつがストーカー?』
田村「…ん、」
保乃の震える手が私の袖を掴む。
こんな男のせいで保乃は毎日毎日恐怖に陥っていたんだ。こんな男が毎日、保乃を苦しめていたんだ。
"な、なんで、そいつと手繋いでるの?"
"僕の田村さんだよね?"
『…』 カシャ
"チョッ、何撮ってんだよ!"
『物的証拠?』
"証拠って、ぼ、僕は彼女が好きなんだ!ただ好きでそばに居るだけだろ!何が悪いんだよ!"
『好きな人怖がらせて、苦しめて何が楽しいの?』
"怖がらせてる?苦しめてる?何言ってんだよ、僕は、お前みたいな害虫から彼女を守ってるんだ!"
『害虫は君だと思うけど。』
『…それとも何?保乃のそばにいれる私が羨ましい?』
ストーカーとやらの目の前まで近づいて煽るようにそう言ってやれば顔を真っ赤にして手を振りかざした。
ドンッ
『…いった、』
"ぼ、僕は悪くない!!!!"
"田村さんを守るためだ!!これは、正義だ!"
『保乃を守るためねー…、なら私も正義だよね?』
"ね、保乃"
付き合って今頃と同じ、何をするにも保乃に許可を得た。保乃の嫌なことはしたくなかったし、保乃に嫌われたくなかったから。
同じように首を傾げれば保乃は、ほんの少し嬉しそうに笑って頷いた。
それを合図に思い切り足を振り上げて、ストライクヒットを決めた。
"ぐっ…"なんて汚い音を出したソイツは地面に膝をついて、睨むように私を見上げる。
『二度と保乃に近づくなよ、害虫。』
もう一度顔面に蹴りを入れてこの話は幕を閉じた。
細かいことは警察に任せて私は保乃をお家まで送り届ける。
田村「…ほんまにありがとうな、」
『ん、今日はぐっすり寝れそう?』
田村「うん。」
「……でも、」
『ん?』
田村「hkrが隣に居てくれたらもっと安心して寝れる、かも。」
『あは、可愛い。』
『でも残念、私は保乃の隣に居ていい人じゃないから。ごめんね。』
田村「っ…やり直したい!!」
『え?』
田村「お母さん達に言われて、hkrとバイバイしたけど、でも、やっぱり忘れられへん、保乃ずっとhkrが好きやった。」
『でもそれじゃあお母さんたちが、』
田村「自分の幸せは自分で決めたい。」
「保乃の幸せは、hkrとやないと叶わへんねん、」
『っ…、』
田村「なぁ、やり直せん?もう、無理、?」
『…無理なわけないじゃん。』
『保乃のこと好きじゃなかったら、一緒に帰ったりなんかしてない、守ったりなんかしないよ。』
田村「っ…、もう一度保乃と付き合ってくれますか?」
『はい、お願いします。』
田村「へへ、良かった、」
『もう別れてって言われても別れないからね。』
田村「もう別れてなんて言わへん。言えへんよ。」
『ふふ、ね、お家入っていい?』
田村「どうぞ!」
『おじゃましまーす!』
もう一度始めよう、2人の物語を。
"二人"と呼ばれる時間をもう一度。
-fin-
リクエスト 元カノ保乃ちゃんをストーカーから助ける話