▶︎ 森田ひかる
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
年の差は3つ、18歳と21歳の恋愛。
でも、それを感じさせないくらいhkrは大人で、頼もしかった。
「体育祭!?」
『ん?うん、明後日ねー、』
「なんで言ってくれんかったん!」
『いや、言ったところでひかるちゃん仕事でしょ。』
「…もっと早く教えてくれてたら休み入れとったのに!!馬鹿!!!」
『ふふ、いいって、別に体育祭くらい。』
「体育祭くらいって、高校生活最後の体育祭なんよ?え、ちなみに何でるん、」
『リレーと、借り物、』
うわ、絶対に見たい。
でも明後日は仕事だし、でもでも、恋人の高校生活最後の体育祭、見に行かなくていいのだろうか。
『ま、写真は送るからさ、終わったらそのままひかるちゃん家来るし。』
「…、約束やからね。」
『ふふ、うん。』
よし、決めた。こうなれば何がなんでも休んでやる。絶対に体育祭見に行ってやる。
こうして決行された私のズル休みの計画は、早退という形で蹴りをつけやって来た体育祭会場。
hkrには内緒で来ちゃったし、写真撮って、密かに応援して、帰ろう、
"続いてはリレー、3年生は準備をお願いします"
「っ…、」
hkr、アンカーなんや、バスケ部やし期待されてるんやろうな。
"hkrせんぱーい!!!!"
"きゃーー!かっこいいー!!"
"後でハチマキ交渉行こう!"
……なんだ、なんだなんだ、この子達は、もしかしてhkrのファン!?女子校のバスケ部にはファンができるって噂ほんとやったと!?
どうしよう、こうなったら負けてられん、大人気ないけど、しっかりと最前列を勝ち取って、密かにと決めていた応援をうるさいくらい大きくすることにした。
"今出発です!"
hkrの出番まではまだ少し時間がある、あ、緊張してるんかな、首触っとる、あの癖治らんね。
"バトンはアンカーへと渡りました!!"
「…hkrーーー!!!頑張れー!!!!!」
届くかなんて分からない、沢山の声が木霊する中hkrは私の方をちらっと見て、そして、速度を上げた。
見事勝ち取った1位に目もくれることなく一目散に私の元へやってきたhkrは、意外にも凄く嬉しそうだった。
『ひかるちゃん!!!来てくれたの?』
「ふふ、恋人の高校生活最後の体育祭、来ないわけないやろ?」
『スーツで、笑笑』
『ありがとう。』
「し、仕方ないやろ!早退しか出来んかったんやもん!笑笑」
『嬉しいよ、ありがとう。』
「良かった。次借り物?」
『うん、行かなきゃ。』
「頑張ってね、応援しとる。」
『ふふ、うん、頑張る!』
爽やかな笑顔を浮かべてスタート位置へ着いたhkrちゃんは先程よりも楽しそうにしていた。
なんやかんや高校生なんやね。
久々にこんな無邪気な姿見たかも。
"よーい、スタート!"
うわ、みんな走り出した。
私も借り物やったな〜、あの時は確か、田村さんや!田村さんを連れて来いってお題で保乃ちゃんを連れてったっけ、懐かしいなぁ。
『…ひかるちゃん!!!!』
「え?私!?」
『うん!!って、ヒールか!!走れない、えっ、とお、ごめん!!ちょっとだけ我慢して!』
「え、え!?」
走ってきたhkrに名前を呼ばれたかと思えばふわっと体が浮いて、hkrにお姫様抱っこされていることに気づいたのはゴールしてからやった。
"1位は2組のmrtさん!!お題は…大切なもの!!"
「っ…照れるやん、」
『ふふ、ごめん、ひかるしか思い浮かばなかった。』
「ばか、」
松田「おい〜、何イチャイチャしてんだよ〜、こんにちは、ひかるさん!」
「ん、まりなちゃん〜!お疲れ様!」
『ふふ、はぁー、つっかれた。』
「全力疾走やったね?」
松田「ばっちし、写真も撮ったんで!」
「え、恥ずかしい!!笑」
松田「ふふ、可愛いですよ、ひかるさん。」
『可愛いに決まってるじゃん。ひかるちゃんだよ。』
「うるさい、hkrは黙っとって。」
『ちぇ、』
松田「うちらの出番は終わったねー、あと30分くらいで体育祭自体も終わるんで、」
「あ、そうなんだ。」
「じゃあー、外で待ってようかなぁ、」
松田「そこで!!待ってたらどうですか?」
「良かと?」
松田「はい!!ね、hkr。」
『ん?うん、ふふ、ここで待ってて。』
「ん、わかった。待ってるね。」
まりなちゃんと肩を並べながら召集をかけられた場所まで歩いていくhkr。
なんか、少しだけhkrと同じ高校生活を送ってる気分、
"以上をもちまして体育祭を終了します"
『ひかるちゃん!!』
「ん、hkr、お疲れ様。」
松田「お疲れ様でーす!」
「まりなちゃんも!お疲れ様。」
『ひかるちゃん、こっち来て!!』
「ん?」
「わっ…ちょっ、」
呼ばれた方へ行けばまた軽々しくお姫様抱っこしてくれたhkrは、頭に着けていたハチマキを取って、と私に告げた。
「ん、取ったけど、」
『上げる。』
「え、いいん?」
『うん、本当はハチマキ交換しないと恋は成就しないらしいんだけど、ひかるちゃんハチマキないし、ふふ、受け取って?』
「ありがとう、」
松田「はーい、じゃあこっち向いてー、」
「はい、ちーず!!!」
「え!え!」
カシャ カシャ カシャ
高校生に交じって何枚も写真撮った。
青春に戻ったような感覚に胸が高鳴っている。
『ふふ、そろそろ帰ろっか。』
「やね、今日はお疲れ様やけ、hkrの好きな物作ってあげる、何がいい?」
『んー、そうだなーー、取り敢えず、ひかるちゃんを食べたいかも。』
「へっ…、」
『ふふ、ダメ?』
「駄目やない、けど、」
『ん、なら帰ろう。』
『まりな達またねー!!』
松田「おー!またね!!!」
「お疲れ様〜!!!」
こうして仲良く手を繋ぎ帰ってきた私の家で第2回の運動会が開かれたのは言うまでもない。
-fin-
リクエスト るんちゃんが社会人で主は学生設定で体育祭を内緒で見に来たみたいのがいいです!
でも、それを感じさせないくらいhkrは大人で、頼もしかった。
「体育祭!?」
『ん?うん、明後日ねー、』
「なんで言ってくれんかったん!」
『いや、言ったところでひかるちゃん仕事でしょ。』
「…もっと早く教えてくれてたら休み入れとったのに!!馬鹿!!!」
『ふふ、いいって、別に体育祭くらい。』
「体育祭くらいって、高校生活最後の体育祭なんよ?え、ちなみに何でるん、」
『リレーと、借り物、』
うわ、絶対に見たい。
でも明後日は仕事だし、でもでも、恋人の高校生活最後の体育祭、見に行かなくていいのだろうか。
『ま、写真は送るからさ、終わったらそのままひかるちゃん家来るし。』
「…、約束やからね。」
『ふふ、うん。』
よし、決めた。こうなれば何がなんでも休んでやる。絶対に体育祭見に行ってやる。
こうして決行された私のズル休みの計画は、早退という形で蹴りをつけやって来た体育祭会場。
hkrには内緒で来ちゃったし、写真撮って、密かに応援して、帰ろう、
"続いてはリレー、3年生は準備をお願いします"
「っ…、」
hkr、アンカーなんや、バスケ部やし期待されてるんやろうな。
"hkrせんぱーい!!!!"
"きゃーー!かっこいいー!!"
"後でハチマキ交渉行こう!"
……なんだ、なんだなんだ、この子達は、もしかしてhkrのファン!?女子校のバスケ部にはファンができるって噂ほんとやったと!?
どうしよう、こうなったら負けてられん、大人気ないけど、しっかりと最前列を勝ち取って、密かにと決めていた応援をうるさいくらい大きくすることにした。
"今出発です!"
hkrの出番まではまだ少し時間がある、あ、緊張してるんかな、首触っとる、あの癖治らんね。
"バトンはアンカーへと渡りました!!"
「…hkrーーー!!!頑張れー!!!!!」
届くかなんて分からない、沢山の声が木霊する中hkrは私の方をちらっと見て、そして、速度を上げた。
見事勝ち取った1位に目もくれることなく一目散に私の元へやってきたhkrは、意外にも凄く嬉しそうだった。
『ひかるちゃん!!!来てくれたの?』
「ふふ、恋人の高校生活最後の体育祭、来ないわけないやろ?」
『スーツで、笑笑』
『ありがとう。』
「し、仕方ないやろ!早退しか出来んかったんやもん!笑笑」
『嬉しいよ、ありがとう。』
「良かった。次借り物?」
『うん、行かなきゃ。』
「頑張ってね、応援しとる。」
『ふふ、うん、頑張る!』
爽やかな笑顔を浮かべてスタート位置へ着いたhkrちゃんは先程よりも楽しそうにしていた。
なんやかんや高校生なんやね。
久々にこんな無邪気な姿見たかも。
"よーい、スタート!"
うわ、みんな走り出した。
私も借り物やったな〜、あの時は確か、田村さんや!田村さんを連れて来いってお題で保乃ちゃんを連れてったっけ、懐かしいなぁ。
『…ひかるちゃん!!!!』
「え?私!?」
『うん!!って、ヒールか!!走れない、えっ、とお、ごめん!!ちょっとだけ我慢して!』
「え、え!?」
走ってきたhkrに名前を呼ばれたかと思えばふわっと体が浮いて、hkrにお姫様抱っこされていることに気づいたのはゴールしてからやった。
"1位は2組のmrtさん!!お題は…大切なもの!!"
「っ…照れるやん、」
『ふふ、ごめん、ひかるしか思い浮かばなかった。』
「ばか、」
松田「おい〜、何イチャイチャしてんだよ〜、こんにちは、ひかるさん!」
「ん、まりなちゃん〜!お疲れ様!」
『ふふ、はぁー、つっかれた。』
「全力疾走やったね?」
松田「ばっちし、写真も撮ったんで!」
「え、恥ずかしい!!笑」
松田「ふふ、可愛いですよ、ひかるさん。」
『可愛いに決まってるじゃん。ひかるちゃんだよ。』
「うるさい、hkrは黙っとって。」
『ちぇ、』
松田「うちらの出番は終わったねー、あと30分くらいで体育祭自体も終わるんで、」
「あ、そうなんだ。」
「じゃあー、外で待ってようかなぁ、」
松田「そこで!!待ってたらどうですか?」
「良かと?」
松田「はい!!ね、hkr。」
『ん?うん、ふふ、ここで待ってて。』
「ん、わかった。待ってるね。」
まりなちゃんと肩を並べながら召集をかけられた場所まで歩いていくhkr。
なんか、少しだけhkrと同じ高校生活を送ってる気分、
"以上をもちまして体育祭を終了します"
『ひかるちゃん!!』
「ん、hkr、お疲れ様。」
松田「お疲れ様でーす!」
「まりなちゃんも!お疲れ様。」
『ひかるちゃん、こっち来て!!』
「ん?」
「わっ…ちょっ、」
呼ばれた方へ行けばまた軽々しくお姫様抱っこしてくれたhkrは、頭に着けていたハチマキを取って、と私に告げた。
「ん、取ったけど、」
『上げる。』
「え、いいん?」
『うん、本当はハチマキ交換しないと恋は成就しないらしいんだけど、ひかるちゃんハチマキないし、ふふ、受け取って?』
「ありがとう、」
松田「はーい、じゃあこっち向いてー、」
「はい、ちーず!!!」
「え!え!」
カシャ カシャ カシャ
高校生に交じって何枚も写真撮った。
青春に戻ったような感覚に胸が高鳴っている。
『ふふ、そろそろ帰ろっか。』
「やね、今日はお疲れ様やけ、hkrの好きな物作ってあげる、何がいい?」
『んー、そうだなーー、取り敢えず、ひかるちゃんを食べたいかも。』
「へっ…、」
『ふふ、ダメ?』
「駄目やない、けど、」
『ん、なら帰ろう。』
『まりな達またねー!!』
松田「おー!またね!!!」
「お疲れ様〜!!!」
こうして仲良く手を繋ぎ帰ってきた私の家で第2回の運動会が開かれたのは言うまでもない。
-fin-
リクエスト るんちゃんが社会人で主は学生設定で体育祭を内緒で見に来たみたいのがいいです!