▶︎ 田村保乃
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森田「hkr、蓋開けてーー、」
『ふふ、握力無さすぎ。笑』
『はい、どうぞー。』
森田「ありがとー。」
あれからひかると過ごすようになった私はある思いに気付く。それは、保乃ちゃんへの未練だった。自分から振っといてやっぱり彼女のことが好きで、浮気されているとわかっているのにまたその手を握りたくなる。
『…、』
森田「hkr?」
『ん?』
森田「…、まだ保乃ちゃんが好き?」
『…どう、だろうね。』
森田「私はhkrに幸せになって欲しいけ、どんな答えを選ぼうと応援する。支えるから。」
『ありがとう、ひかる。』
松田「hkrー、ちょっといいー?」
『ん?』
松田「自販行こ。奢ってあげるから。」
『まじ、行く。』
『ちょっと行ってくるね。』
森田「ん!行ってらっしゃい!」
何故か太っ腹な松田について行けば本当に珈琲を奢ってくれてそのままの流れで近くにある椅子に座った。
松田「寒いねえ。」
『楽屋戻ったら暖かいよ笑』
松田「そうだねぇ…、」
「ねぇ、hkr、保乃とはもう戻らないの?」
『…、』
松田「余計なお世話だってわかってるけどさぁ、未練タラタラな2人見てたら、世話焼きたくなるのよ〜。」
『未練タラタラな、2人?』
松田「…保乃も、hkrに未練タラタラだよ。」
『嘘…、』
松田「本当。」
「全部話聞いた。hkrはよく頑張ったよ。偉い。」
『っ…、』
松田「平手さんとの事、詳しく聞いた?」
『いや、詳しくは、』
松田「なら、ちゃんと話そう、話して結果を出そう?」
『…でも、どうやって、』
松田「ふふ、ここがキャプテンの力ですよ。」
『え?』
平手「hkrちゃん。久しぶり。」
『っ…、平手さん、』
松田「じゃあ後はおふたりで、」
『あ、ちょ、まりな。』
平手「…隣、座ってもいいかな。」
『えっと、はい、』
平手「…まずは、本当にごめん。ごめんなさい。」
そう深々と頭を下げた平手さんに責めきれない気持ちがあるのは尊敬や、大好きという気持ちが沢山あるからだろう。
平手「保乃と関係を持ったのは、全部私のせいなんだ。私が保乃を縛ったの。」
『縛った?』
平手「hkrちゃんと付き合ってることを知ってて、それでも私のものになって欲しかった。だから、優しい保乃の性格を利用した。甘えた。本当にごめん。」
『っ…、それでも、保乃ちゃんは受け入れた。楽しそうだった。可愛くなった。それは、平手さんを思っての結果だと思います。』
平手「…違う、違うんだよ、」
『違う、?』
平手「私は、保乃が一緒にいてくれる代わりにhkrちゃんの話を沢山聞くことを約束した、惚気も、思い出話も沢山した。保乃はその時間だけを楽しんだ。可愛くなったのも、全部#hkrちゃんを愛しているから、なんだよ。」
『っ…、そんなの、』
今更言われたって、どうすればいい。
1度振り払ってしまった手をもう一度取ることが出来るというのだろうか。
平手「hkrちゃんが保乃と別れた日に、泣きながら保乃に終わりにしようって言われた。1番大切な人を失った保乃にできることは何もないって、そう言われた。」
『っ…、』
平手「傷つけて、初めて自分のしてた愚かさに気づいた。何度も謝りたいって思ってた。本当にごめん。ごめんね。」
『もう、頭あげてください、』
平手「でも…、」
『2人のことはよく分かりました、正直頭ん中ぐっちゃぐちゃだし、何度貴方を憎んだか分からない。それでも、私は平手さんが好きです。尊敬してます。だから、もう二度と格好悪い姿は見たくないんです。』
平手「っ…ごめん、」
『もっと、違う形で保乃を、私たちを頼って欲しかった。これからは、真っ直ぐ私たちを頼ってください、保乃に甘えてください。』
平手「…え、?」
『平手さん達のしてきたことを許す訳じゃない、でも、もう責めたりしないです、憎んだりもしない。だから、平手さんも、もう頭を下げないでください。格好良い平手さんのままであってください。』
平手「っ…ごめん、ほんとにこめん、ありがとう、hkrちゃん。」
『…お話が出来て本当に良かったです。』
『じゃあ、私行かなきゃ行けないので、』
平手「うん、ありがとう。本当に、ありがとう。」
もう一度深く頭を下げた平手さんに同じ角度で頭を下げ、あの人の元へ向かった。
ガチャ
『保乃ちゃん、』
田村「っ…hkr、」
メンバー全員が注目してる。
その中には、松田も、ひかるもいた。
『一方的に傷つけて、出てってごめん。』
田村「っ…なんでhkrが謝るん、謝らなきゃ行けないのは保乃で、」
『待って、話を聞いて、』
『保乃ちゃんと平手さんのこと、正直許せないよ。傷付いたし、苦しかった。』
田村「…、」
『でも、それ以上に保乃ちゃんが好きで好きで仕方ない。隣に保乃が居てくれないと、私何にもできないんだよ。』
田村「っ…、」
『過去のことはもう、どうでもいい。』
『私はもう一度、保乃の隣で笑いたい。保乃の隣に居たい。』
田村「っ…保乃で、いいん?」
『保乃じゃなきゃ、駄目なんだよ。』
田村「ごめんっ、ごめん、hkr、もう絶対に裏切ったりせん、hkrだけを見てるから、だから、保乃ともう1回、やり直して欲しい、」
『…うん、やり直そう?私たち。』
田村「っ…うぅっ、ぐず、ごめん、ほんとにごめんっ、」
『ふふ、もう大丈夫だから。ね。』
松田「よっ!!!!保乃hkrカップル復活!!」
森田「…おめでとう!!!」
小林「よく分かんないけどおめでとうー?」
こうして、恋と呼ぶには欠けすぎていて、好きと呼ぶには物足りない物語の続きが始まった。
森田「保乃ちゃんと幸せになるんよ?」
『…うん、ひかる、ずっと側にいてくれてありがとう。』
森田「んーん、私が居りたかっただけやけ、気にせんで。」
『ふふ、いい親友もったわ〜。』
森田「…やろ?笑」
友情と呼ぶには近すぎたこの気持ちに気付くことのないまま私は太陽みたいに笑う彼女の手を取り歩き出す。
『…え、ここほんとに保乃ちゃんの家?』
田村「し、仕方ないやん、色々荒れとったんやから。」
『ふふ、荒れすぎでしょ。笑』
田村「だって!!hkrが保乃の部屋に沢山思い出残してくから!!辛かってん。」
『ごめんじゃん、でもそのきっかけを作ったのは?』
田村「…保乃やけど、」
『ふふ、お互い様だね。』
田村「もーー、片すの手伝って!」
『えーー、』
田村「嫌なん?」
『嫌じゃないよ。』
『よし、やるか。』
田村「うん、がんばろー!」
綺麗とは程遠い私たちの人生だけど、これはこれでありだと思う。綺麗なものほど、遠くて、近寄り難いから、それなら、少し汚れていて、親近感の湧く、そんな人生を歩んでいきたい。
好きでは物足りない恋の続きを、さあ、始めよう。
-fin-
リクエスト 恋をすると女の子は可愛くなる の保乃ちゃんと結ばれる話が読みたいです。
『ふふ、握力無さすぎ。笑』
『はい、どうぞー。』
森田「ありがとー。」
あれからひかると過ごすようになった私はある思いに気付く。それは、保乃ちゃんへの未練だった。自分から振っといてやっぱり彼女のことが好きで、浮気されているとわかっているのにまたその手を握りたくなる。
『…、』
森田「hkr?」
『ん?』
森田「…、まだ保乃ちゃんが好き?」
『…どう、だろうね。』
森田「私はhkrに幸せになって欲しいけ、どんな答えを選ぼうと応援する。支えるから。」
『ありがとう、ひかる。』
松田「hkrー、ちょっといいー?」
『ん?』
松田「自販行こ。奢ってあげるから。」
『まじ、行く。』
『ちょっと行ってくるね。』
森田「ん!行ってらっしゃい!」
何故か太っ腹な松田について行けば本当に珈琲を奢ってくれてそのままの流れで近くにある椅子に座った。
松田「寒いねえ。」
『楽屋戻ったら暖かいよ笑』
松田「そうだねぇ…、」
「ねぇ、hkr、保乃とはもう戻らないの?」
『…、』
松田「余計なお世話だってわかってるけどさぁ、未練タラタラな2人見てたら、世話焼きたくなるのよ〜。」
『未練タラタラな、2人?』
松田「…保乃も、hkrに未練タラタラだよ。」
『嘘…、』
松田「本当。」
「全部話聞いた。hkrはよく頑張ったよ。偉い。」
『っ…、』
松田「平手さんとの事、詳しく聞いた?」
『いや、詳しくは、』
松田「なら、ちゃんと話そう、話して結果を出そう?」
『…でも、どうやって、』
松田「ふふ、ここがキャプテンの力ですよ。」
『え?』
平手「hkrちゃん。久しぶり。」
『っ…、平手さん、』
松田「じゃあ後はおふたりで、」
『あ、ちょ、まりな。』
平手「…隣、座ってもいいかな。」
『えっと、はい、』
平手「…まずは、本当にごめん。ごめんなさい。」
そう深々と頭を下げた平手さんに責めきれない気持ちがあるのは尊敬や、大好きという気持ちが沢山あるからだろう。
平手「保乃と関係を持ったのは、全部私のせいなんだ。私が保乃を縛ったの。」
『縛った?』
平手「hkrちゃんと付き合ってることを知ってて、それでも私のものになって欲しかった。だから、優しい保乃の性格を利用した。甘えた。本当にごめん。」
『っ…、それでも、保乃ちゃんは受け入れた。楽しそうだった。可愛くなった。それは、平手さんを思っての結果だと思います。』
平手「…違う、違うんだよ、」
『違う、?』
平手「私は、保乃が一緒にいてくれる代わりにhkrちゃんの話を沢山聞くことを約束した、惚気も、思い出話も沢山した。保乃はその時間だけを楽しんだ。可愛くなったのも、全部#hkrちゃんを愛しているから、なんだよ。」
『っ…、そんなの、』
今更言われたって、どうすればいい。
1度振り払ってしまった手をもう一度取ることが出来るというのだろうか。
平手「hkrちゃんが保乃と別れた日に、泣きながら保乃に終わりにしようって言われた。1番大切な人を失った保乃にできることは何もないって、そう言われた。」
『っ…、』
平手「傷つけて、初めて自分のしてた愚かさに気づいた。何度も謝りたいって思ってた。本当にごめん。ごめんね。」
『もう、頭あげてください、』
平手「でも…、」
『2人のことはよく分かりました、正直頭ん中ぐっちゃぐちゃだし、何度貴方を憎んだか分からない。それでも、私は平手さんが好きです。尊敬してます。だから、もう二度と格好悪い姿は見たくないんです。』
平手「っ…ごめん、」
『もっと、違う形で保乃を、私たちを頼って欲しかった。これからは、真っ直ぐ私たちを頼ってください、保乃に甘えてください。』
平手「…え、?」
『平手さん達のしてきたことを許す訳じゃない、でも、もう責めたりしないです、憎んだりもしない。だから、平手さんも、もう頭を下げないでください。格好良い平手さんのままであってください。』
平手「っ…ごめん、ほんとにこめん、ありがとう、hkrちゃん。」
『…お話が出来て本当に良かったです。』
『じゃあ、私行かなきゃ行けないので、』
平手「うん、ありがとう。本当に、ありがとう。」
もう一度深く頭を下げた平手さんに同じ角度で頭を下げ、あの人の元へ向かった。
ガチャ
『保乃ちゃん、』
田村「っ…hkr、」
メンバー全員が注目してる。
その中には、松田も、ひかるもいた。
『一方的に傷つけて、出てってごめん。』
田村「っ…なんでhkrが謝るん、謝らなきゃ行けないのは保乃で、」
『待って、話を聞いて、』
『保乃ちゃんと平手さんのこと、正直許せないよ。傷付いたし、苦しかった。』
田村「…、」
『でも、それ以上に保乃ちゃんが好きで好きで仕方ない。隣に保乃が居てくれないと、私何にもできないんだよ。』
田村「っ…、」
『過去のことはもう、どうでもいい。』
『私はもう一度、保乃の隣で笑いたい。保乃の隣に居たい。』
田村「っ…保乃で、いいん?」
『保乃じゃなきゃ、駄目なんだよ。』
田村「ごめんっ、ごめん、hkr、もう絶対に裏切ったりせん、hkrだけを見てるから、だから、保乃ともう1回、やり直して欲しい、」
『…うん、やり直そう?私たち。』
田村「っ…うぅっ、ぐず、ごめん、ほんとにごめんっ、」
『ふふ、もう大丈夫だから。ね。』
松田「よっ!!!!保乃hkrカップル復活!!」
森田「…おめでとう!!!」
小林「よく分かんないけどおめでとうー?」
こうして、恋と呼ぶには欠けすぎていて、好きと呼ぶには物足りない物語の続きが始まった。
森田「保乃ちゃんと幸せになるんよ?」
『…うん、ひかる、ずっと側にいてくれてありがとう。』
森田「んーん、私が居りたかっただけやけ、気にせんで。」
『ふふ、いい親友もったわ〜。』
森田「…やろ?笑」
友情と呼ぶには近すぎたこの気持ちに気付くことのないまま私は太陽みたいに笑う彼女の手を取り歩き出す。
『…え、ここほんとに保乃ちゃんの家?』
田村「し、仕方ないやん、色々荒れとったんやから。」
『ふふ、荒れすぎでしょ。笑』
田村「だって!!hkrが保乃の部屋に沢山思い出残してくから!!辛かってん。」
『ごめんじゃん、でもそのきっかけを作ったのは?』
田村「…保乃やけど、」
『ふふ、お互い様だね。』
田村「もーー、片すの手伝って!」
『えーー、』
田村「嫌なん?」
『嫌じゃないよ。』
『よし、やるか。』
田村「うん、がんばろー!」
綺麗とは程遠い私たちの人生だけど、これはこれでありだと思う。綺麗なものほど、遠くて、近寄り難いから、それなら、少し汚れていて、親近感の湧く、そんな人生を歩んでいきたい。
好きでは物足りない恋の続きを、さあ、始めよう。
-fin-
リクエスト 恋をすると女の子は可愛くなる の保乃ちゃんと結ばれる話が読みたいです。