▶︎ 森田ひかる
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『んー?ふふ、じゃあ今日はみんなでカラオケとか行っちゃう?』
"え、行くいく!!"
"やった、hkrちゃんとカラオケ!"
"今度は2人でも行こうよ〜"
いつも通りの日常。
沢山の女の子に囲まれて、好意に埋め尽くされて、ニコニコとしていれば黄色い声が沢山上がる、そんな日常が崩れたのは一瞬の事だった。
森田「ごめんね、ちょっと通るね〜。」
"あ、すみませーん"
"あれ2年の先輩?"
"本当にちっちゃいね"
『っ…ごめん、ちょっとどいて、』
『先輩!!!』
森田「…?」
『私1年のmrthkrです!!!先輩は?』
森田「ふふ、元気やね〜、私は森田ひかる。」
『森田、ひかる、可愛い名前ですね。』
森田「普通やと思うけど、ありがとう、」
『いや、ひかる先輩が可愛いから名前も可愛いのかな。』
森田「ふふ、君チャラいね。」
『そんなことないですよ笑』
おかしい。こんなにも私がアタックしているのに何故顔色一つ変えないんだこの人は。
森田「私ちょっと他の子に用事あるから、また今度お話しよう〜?」
『それ絶対今度がないやつじゃないですか。』
森田「ふふ、どうやろ??」
「今度はー、hkrちゃんに会いに来るね?」
『っ…、』
悪戯げな顔をした彼女は指先で私の鼻をちょんと触ってからほかのクラスへ行ってしまった。
『顔暑…、』
高校1年生、mrthkr、人生で初めての一目惚れをしました。
『ってことでさ、その先輩どうやったら落とせるかな』
藤吉「そんなん知らんわ。hkrの花丸満点な見た目とちょっと拗らせた性格を前面に出してけばいいんちゃう?」
『拗らせた性格って、』
『はぁ、いいよなぁ夏鈴は保乃先輩ともうすぐで半年でしょー?』
藤吉「んー、まぁね。」
ガラガラ
田村「夏鈴ちゃ〜ん、」
『噂をすれば……って、え、ひかる、先輩、』
藤吉「…もしかしてhkrが恋したのって保乃の後ろにいる人?」
『そう!!!そうだよ!!!』
藤吉「ふっ、なるほどね、」
『え、なんで?なんで今鼻で笑ったわけ?』
田村「夏鈴ちゃん!無視せんといてや。」
藤吉「あぁ、ごめん、ねぇ保乃」
田村「ん?」
藤吉「ひかる先輩のさ好きなタイプってどんな人?」
『どんな人ですか!!』
田村「えーっとな、黒髪で、ひぃちゃん以外の子とはあんまり連絡取らんくて、あとー、自分からアタックしてきてくれる子?やった気がするで、年下とか好き〜って、……え、夏鈴ちゃん浮気??」
藤吉「ふふ、ちゃうわ。恋したんはこっち、」
田村「え!!?hkrちゃんが!!?」
『はい、とりあえず私黒髪にしてきます。』
藤吉「…まじ?」
『うん、金とか黒とは程遠すぎる。あと女の子の連絡先も消す。あ、夏鈴は残すよ。』
藤吉「ふふ、本気なんや。」
『うん、ひかる先輩を見た瞬間にね本当に雷に打たれたんだよ。』
田村「ふふ、皆のhkrちゃんが遂に恋しちゃったんか〜、保乃に出来ることあったらなんでも言ってな、協力するで、」
『まじですか!!!!ありがとうございますっ!』
田村「ふふ、うん。」
藤吉「夏鈴も、協力するよ。」
『夏鈴ー!!ありがとう!!!!』
『じゃあ、髪染めに行ってくる!!』
藤吉「いやまだ午後の授業あるけど、」
『そんなのよりひかる先輩が優先!!行ってきます!!』
藤吉「はいよー。」
田村「行ってらっしゃい〜」
美容院、美容院、
森田「あ、hkrちゃん。」
『うぉぉ、ひかる先輩!』
森田「hkrちゃん、保乃ちゃんたちと仲良かったんやね。」
『あぁ、はいっ。あ、あのひかる先輩!』
森田「ん?」
『私ひかる先輩が好きです。』
森田「ふふ、みんなに言ってるんやろ〜、私は騙されんよ。」
『…今日からひかる先輩しか見ないですから。』
『あ、ちなみに好きな髪型とかって、』
森田「…髪型?」
『はい!!』
森田「んーー、hkrちゃんならウルフとか似合いそうやけど、」
『ありがとうございます!!!!!!!!』
『じゃあまた!!!!』
森田「ふふ、ん、またね〜。」
黒髪、ウルフ、やってやる。
『おはよーー』
"っ…hkr、ちゃん"
"黒髪、ウルフ、やば"
"待って、救急車、動悸動悸"
藤吉「…大成功やん。」
『ほんとに?かなり心配なんだけど。』
藤吉「夏鈴はそっちの方が好き。」
『そっか、へへ、ならいいや。』
藤吉「あ、朝から保乃がひかる先輩連れてこっち来るって、」
『まーじで!?やっば。大丈夫?変じゃない?』
藤吉「ふふ、大丈夫やって。」
『ふぅ…、』
ガラガラ
田村「夏鈴ちゃ……めっちゃ似合ってるやん!!」
森田「おはよ……おぉ、」
『おはようございますっ、保乃先輩、ひかる先輩!!』
田村「ふふ、黒髪ウルフ、ひぃちゃんのタイプやん?」
森田「んー?やね。ふふ、似合っとるよ。」
『っ…』
私よりも何十センチも身長の低いひかる先輩に優しく頭を撫でられる、その光景は多分不格好なものだったと思う。それなのに、私の瞳にはひかる先輩しか映らなくなった。
『先輩、今日も好きです。』
森田「…ふふ、ありがとう。」
眉をクイッと上げたかと思えば優しい笑顔を浮かべて、ありがとうなんて、可愛い、可愛いけど私が求めてる答えはまだやってこない。
"ね!hkrちゃん!昨日からLINEかえってこないんだけど!"
『…?あぁ、ごめん、夏鈴以外の連絡先消したんだよね。』
"はぁ!?なんで!?"
『好きな人、出来たから。』
"っ…"
『ごめん、』
"私と沢山遊んどいて要らなくなったら捨てるとか、最低。hkrちゃんと付き合ったら皆にマウント取れると思ってたのに"
『…ごめん、』
森田「マウント取りたいからhkrちゃんと付き合おうとする君も最低やと思うけど、」
『ひかる先輩、?』
森田「確かに、ずっと遊んどったのに急に連絡先消すhkrちゃんも悪いけど、それは好きな人の為なんやろ?やったらそれは、最低なことでは無いと思う。」
"っ…、hkrちゃんにちょっと気に入られてるからって!!"
森田「そうやねぇ、hkrちゃんにちょっと気に入られてるかもしれんね。でも、今私が君に怒ったのは、私がhkrちゃんをちょっと気に入ってるから怒っとるんよ。」
"っ…なにそれ"
森田「可愛い後輩を目の前で傷つけんでって言いたいだけ。ふふ、分かりずらくてごめんね?」
『っ…、』
"もういい、"
森田「モテモテ人間も大変やね〜って、顔真っ赤、どうしたと。」
『ちょっと気に入ってるって、』
森田「ふふ、だって私のために黒髪にして、連絡先も整理したんやろ?惹かれないわけないやん。」
『っ…好き!!!好きです!!』
森田「ふふ、はいはい。」
「あ、そろそろ時間やね、保乃ちゃん戻ろう。」
田村「ん!やな!」
森田「じゃあまた後でね、hkrちゃん。」
『また、後で、』
森田「ふふ、そんな寂しそうな顔せんで?」
藤吉「わんちゃんフェイス、」
田村「耳としっぽ見えてきそう。」
森田「…お昼休み、今度はhkrちゃんが会いに来て?」
『っ…はい!!!!!!』
森田「ふふ、じゃあまた後でね。」
『はーい!!!!!』
藤吉「チョロ。」
『ね、聞いた?聞いた?惹かれないわけないって、脈アリってこと??』
藤吉「さあーー?」
「でもまぁ、いい感じなんやない?」
『へへ、これからもアタック続けよう。』
藤吉「それが一番やな。」
これは私がひかる先輩の後輩から恋人になるまでのお話。
続きはまたいつか。
-fin?-
"え、行くいく!!"
"やった、hkrちゃんとカラオケ!"
"今度は2人でも行こうよ〜"
いつも通りの日常。
沢山の女の子に囲まれて、好意に埋め尽くされて、ニコニコとしていれば黄色い声が沢山上がる、そんな日常が崩れたのは一瞬の事だった。
森田「ごめんね、ちょっと通るね〜。」
"あ、すみませーん"
"あれ2年の先輩?"
"本当にちっちゃいね"
『っ…ごめん、ちょっとどいて、』
『先輩!!!』
森田「…?」
『私1年のmrthkrです!!!先輩は?』
森田「ふふ、元気やね〜、私は森田ひかる。」
『森田、ひかる、可愛い名前ですね。』
森田「普通やと思うけど、ありがとう、」
『いや、ひかる先輩が可愛いから名前も可愛いのかな。』
森田「ふふ、君チャラいね。」
『そんなことないですよ笑』
おかしい。こんなにも私がアタックしているのに何故顔色一つ変えないんだこの人は。
森田「私ちょっと他の子に用事あるから、また今度お話しよう〜?」
『それ絶対今度がないやつじゃないですか。』
森田「ふふ、どうやろ??」
「今度はー、hkrちゃんに会いに来るね?」
『っ…、』
悪戯げな顔をした彼女は指先で私の鼻をちょんと触ってからほかのクラスへ行ってしまった。
『顔暑…、』
高校1年生、mrthkr、人生で初めての一目惚れをしました。
『ってことでさ、その先輩どうやったら落とせるかな』
藤吉「そんなん知らんわ。hkrの花丸満点な見た目とちょっと拗らせた性格を前面に出してけばいいんちゃう?」
『拗らせた性格って、』
『はぁ、いいよなぁ夏鈴は保乃先輩ともうすぐで半年でしょー?』
藤吉「んー、まぁね。」
ガラガラ
田村「夏鈴ちゃ〜ん、」
『噂をすれば……って、え、ひかる、先輩、』
藤吉「…もしかしてhkrが恋したのって保乃の後ろにいる人?」
『そう!!!そうだよ!!!』
藤吉「ふっ、なるほどね、」
『え、なんで?なんで今鼻で笑ったわけ?』
田村「夏鈴ちゃん!無視せんといてや。」
藤吉「あぁ、ごめん、ねぇ保乃」
田村「ん?」
藤吉「ひかる先輩のさ好きなタイプってどんな人?」
『どんな人ですか!!』
田村「えーっとな、黒髪で、ひぃちゃん以外の子とはあんまり連絡取らんくて、あとー、自分からアタックしてきてくれる子?やった気がするで、年下とか好き〜って、……え、夏鈴ちゃん浮気??」
藤吉「ふふ、ちゃうわ。恋したんはこっち、」
田村「え!!?hkrちゃんが!!?」
『はい、とりあえず私黒髪にしてきます。』
藤吉「…まじ?」
『うん、金とか黒とは程遠すぎる。あと女の子の連絡先も消す。あ、夏鈴は残すよ。』
藤吉「ふふ、本気なんや。」
『うん、ひかる先輩を見た瞬間にね本当に雷に打たれたんだよ。』
田村「ふふ、皆のhkrちゃんが遂に恋しちゃったんか〜、保乃に出来ることあったらなんでも言ってな、協力するで、」
『まじですか!!!!ありがとうございますっ!』
田村「ふふ、うん。」
藤吉「夏鈴も、協力するよ。」
『夏鈴ー!!ありがとう!!!!』
『じゃあ、髪染めに行ってくる!!』
藤吉「いやまだ午後の授業あるけど、」
『そんなのよりひかる先輩が優先!!行ってきます!!』
藤吉「はいよー。」
田村「行ってらっしゃい〜」
美容院、美容院、
森田「あ、hkrちゃん。」
『うぉぉ、ひかる先輩!』
森田「hkrちゃん、保乃ちゃんたちと仲良かったんやね。」
『あぁ、はいっ。あ、あのひかる先輩!』
森田「ん?」
『私ひかる先輩が好きです。』
森田「ふふ、みんなに言ってるんやろ〜、私は騙されんよ。」
『…今日からひかる先輩しか見ないですから。』
『あ、ちなみに好きな髪型とかって、』
森田「…髪型?」
『はい!!』
森田「んーー、hkrちゃんならウルフとか似合いそうやけど、」
『ありがとうございます!!!!!!!!』
『じゃあまた!!!!』
森田「ふふ、ん、またね〜。」
黒髪、ウルフ、やってやる。
『おはよーー』
"っ…hkr、ちゃん"
"黒髪、ウルフ、やば"
"待って、救急車、動悸動悸"
藤吉「…大成功やん。」
『ほんとに?かなり心配なんだけど。』
藤吉「夏鈴はそっちの方が好き。」
『そっか、へへ、ならいいや。』
藤吉「あ、朝から保乃がひかる先輩連れてこっち来るって、」
『まーじで!?やっば。大丈夫?変じゃない?』
藤吉「ふふ、大丈夫やって。」
『ふぅ…、』
ガラガラ
田村「夏鈴ちゃ……めっちゃ似合ってるやん!!」
森田「おはよ……おぉ、」
『おはようございますっ、保乃先輩、ひかる先輩!!』
田村「ふふ、黒髪ウルフ、ひぃちゃんのタイプやん?」
森田「んー?やね。ふふ、似合っとるよ。」
『っ…』
私よりも何十センチも身長の低いひかる先輩に優しく頭を撫でられる、その光景は多分不格好なものだったと思う。それなのに、私の瞳にはひかる先輩しか映らなくなった。
『先輩、今日も好きです。』
森田「…ふふ、ありがとう。」
眉をクイッと上げたかと思えば優しい笑顔を浮かべて、ありがとうなんて、可愛い、可愛いけど私が求めてる答えはまだやってこない。
"ね!hkrちゃん!昨日からLINEかえってこないんだけど!"
『…?あぁ、ごめん、夏鈴以外の連絡先消したんだよね。』
"はぁ!?なんで!?"
『好きな人、出来たから。』
"っ…"
『ごめん、』
"私と沢山遊んどいて要らなくなったら捨てるとか、最低。hkrちゃんと付き合ったら皆にマウント取れると思ってたのに"
『…ごめん、』
森田「マウント取りたいからhkrちゃんと付き合おうとする君も最低やと思うけど、」
『ひかる先輩、?』
森田「確かに、ずっと遊んどったのに急に連絡先消すhkrちゃんも悪いけど、それは好きな人の為なんやろ?やったらそれは、最低なことでは無いと思う。」
"っ…、hkrちゃんにちょっと気に入られてるからって!!"
森田「そうやねぇ、hkrちゃんにちょっと気に入られてるかもしれんね。でも、今私が君に怒ったのは、私がhkrちゃんをちょっと気に入ってるから怒っとるんよ。」
"っ…なにそれ"
森田「可愛い後輩を目の前で傷つけんでって言いたいだけ。ふふ、分かりずらくてごめんね?」
『っ…、』
"もういい、"
森田「モテモテ人間も大変やね〜って、顔真っ赤、どうしたと。」
『ちょっと気に入ってるって、』
森田「ふふ、だって私のために黒髪にして、連絡先も整理したんやろ?惹かれないわけないやん。」
『っ…好き!!!好きです!!』
森田「ふふ、はいはい。」
「あ、そろそろ時間やね、保乃ちゃん戻ろう。」
田村「ん!やな!」
森田「じゃあまた後でね、hkrちゃん。」
『また、後で、』
森田「ふふ、そんな寂しそうな顔せんで?」
藤吉「わんちゃんフェイス、」
田村「耳としっぽ見えてきそう。」
森田「…お昼休み、今度はhkrちゃんが会いに来て?」
『っ…はい!!!!!!』
森田「ふふ、じゃあまた後でね。」
『はーい!!!!!』
藤吉「チョロ。」
『ね、聞いた?聞いた?惹かれないわけないって、脈アリってこと??』
藤吉「さあーー?」
「でもまぁ、いい感じなんやない?」
『へへ、これからもアタック続けよう。』
藤吉「それが一番やな。」
これは私がひかる先輩の後輩から恋人になるまでのお話。
続きはまたいつか。
-fin?-