▶︎ 櫻坂46
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私たちはいくつもの壁を乗り越えてきた。
あの時だって、
━━━━━━━━━━━━━━━
「改名…、」
小林「私は反対。私達だけでも欅の世界観は守っていける。守るから、だから改名なんてしたくない、」
「私も反対、かな、」
菅井「ゆいぽんも理佐も反対だよね、hkrは?どう、?」
『私は、、改名しても、いいと思う。』
小林「っ…、hkrはそれでいいの?欅をそんな簡単に捨てれるの?」
「ちょっと、こば、言い方、」
『捨てれる訳ないよ。捨てるつもりもない。』
小林「じゃあなんで、、平手が居なくたって、私達だけでも欅を守れるって思ってるのは私だけなの?hkrは思わないの、?」
『違うよ、そうじゃない。』
『ただ、世間からしたら欅には平手が大きすぎたんだよ。これから先、もっともっと大きくなっていくためにも、改名っていう選択はありだと思う。』
「…、」
『2期生にとっても、私はそれが一番いいと思う。』
━━━━━━━━━━━━━━━
hkrはいつだってただ前だけを、先だけを見ていた。
だからこそ、何かある度にhkrに頼ったし、hkrを求めた。
━━━━━━━━━━━━━━━
「今日で本当に欅終わっちゃうんだよね、」
『欅としての活動が終わっても、欅坂は終わらない。ずっと残り続けるよ。』
「…そうだよね。」
「hkrはすごいね、ずっと前向いてる、私には出来ないや、」
『…そんな事ないよ、ほら、行こう。』
「うん、」
━━━━━━━━━━━━━━━
そんなhkrが見せた初めての涙は、あの時だった。
━━━━━━━━━━━━━━━
ライブが終わり、皆がそれぞれの思いを抱き、大抵のメンバーが涙を流していた時、hkrの姿はそこにはなかった。
「こば、hkr知ってる?」
小林「あれ、そういえば居ないね。」
「探す?」
「うん。なんかあったのかもしれないし、」
こばと2人で廊下や、自販機のとこまで行ってみるもhkrの姿はない。
「屋上…、かも、」
小林「ん、行ってみよう。」
-屋上-
小林「…居た、」
「っ…、」
屋上には声を上げて泣いているhkrが居た。
初めてみたhkrの弱い部分だったと思う。
「hkr!!!」
『っ…理佐、由依、』
小林「hkr、」
私もこばも何も言わずにhkrを抱き締めた。
平手と同い年のhkr、同い年だったからこそ平手と比べられ、期待され、沢山傷付いてきたと思う。
『悔しい、悔しいよ、っ、』
『本当は改名なんてしたくなかった。例えそれが2期生にとっても、私達にとっても正解な道だったとしても、私は、欅を守りたかった、っ、』
「っ…、」
きっとあの時も本当はずっと戦っていたんだろう。苦しんで、傷ついて、それでも他人にそれを見せないように振舞って、たった19歳の女の子にそれが出来るのだろうか。きっと、させては駄目だった。私はまたこの小さな背中を守ることは出来ていなかった。
『私が、平手を守れてたら、1番平手のそばにいたのは私なのに、っ、平手のことも、っ、欅のことも、っ、守ることが出来なかった、』
小林「hkr、それは違うよ、改名はきっと、私達にとって正解な道になる、茨の道でもきっと、いつか最高な景色に辿り着ける。それは、hkrがあの時、hkrだけが、改名を反対しなかったからだよ。」
「うん。hkrが、私達よりも先のことを考えてくれたから私達も改名に賛成することが出来た。hkrのお陰なんだよ。」
『っ…、ぐすっ、次は櫻坂のことも、理佐たちのことも、ちゃんと守るから、っ、』
小林「うん、私たちも櫻のこと、hkrのこと守るよ。」
「hkrも守られる側なの忘れちゃ駄目だよ?笑」
『ありがとう、2人とも、』
━━━━━━━━━━━━━━━
これが初めてみたhkrの弱い部分だった。
そして今、私の前に立っているhkrはあの時よりも随分と大人になったhkrだった。
『理佐、卒業おめでとう。』
「ありがとう、ふふ、hkrおっきくなったねぇ。」
『何今更。笑』
『理佐が居てくれなきゃ私は今ここに立ててない、本当にありがとう。』
「私は何もしてないよ、全部hkrが頑張った結果でしょ。」
『…、頑張る時に理佐が居てくれたから頑張れた。』
「…ふふ、そっか。」
『これからは、自分に沢山時間使うんだよ。』
「うん、hkrも無理しないで、何かあったらすぐ連絡して?」
『何も無くても連絡していい、?』
「ふふ、勿論。」
『ありがとうっ。』
ふと見せる末っ子感は平手によく似ていた。
笑顔も、甘え方も、全部平手に似ていた。
もし、もしここに平手が居たら、、、
━━━━━━━━━━━━━━━
平手「…理佐、卒業おめでとう、」
『おめでとう。』
「ふふ、ありがとう。2人とも、おっきくなったね」
平手「いや大きくなったのはhkrだけでしょ。笑」
『いや、平手も伸びたでしょ。笑』
「ふふ、どっちも!笑」
平手「そうかなぁ。」
「ね、理佐、」
「ん?」
平手「ずっと、ありがとう、」
「どうしたの急にー、笑」
『私も、言いたかった。本当にずっとありがとう。』
「なに急に、泣いちゃうんだけど。」
平手「あっは、理佐が泣いてる!」
『すみませーん!ティッシュー!!笑笑笑』
「もう〜、末っ子には弱いんだって〜〜。」
平手「ふふ、まぁさ、これからはたくさん自分のことに時間使ってよ、」
「ん、ありがとう。平手も、hkrもあんまり無理しないんだよ?」
『うん、笑』
『平手が居るから、大丈夫だよ。』
平手「私も、hkrが居るから大丈夫。」
「ふふ、頼もしい。グループのこと、メンバーのことよろしくね。」
「『うん!!』」
━━━━━━━━━━━━━━━
『理佐…?』
もしここに平手が居たら、hkrはもっと大人にならなくて済んだのかもしれない。私が平手を守れてたら、変わっていたのかな。
「…、沢山甘えるんだよ、色んな人に、」
『…んー、うん、分かった。』
「絶対わかってない。」
「たくさん私に甘えて、こばとか、友香にも。」
『ふふ、分かったから。』
「約束ね?」
『うん。』
「1人で抱え込まないで。」
『わかったよ笑』
『それは、理佐もね』
「ふふ、うん、私もなんかあったらhkrに甘える。」
『ん、約束。』
「約束。」
これからの壁を一緒に超えることはもう出来ない。これから先に起こる嬉しいこと、楽しいこと、辛いこと、苦しいことを私は一緒に感じる事は出来ない。
それでも、もうあの時の後悔はしないようにこの小さな背中を守りたい。
守っていきたいと誓った夜だった。
小林「寂しいね、理佐居ないの。」
『…うん、寂しい。』
小林「ふふ、素直じゃん。」
『理佐に、沢山甘えろって言われたから、由依に甘えてみようと思って。』
小林「そっか笑笑」
「ん、おいで、hkr。甘えさせてあげる。」
『ふふ、由依ーーっ、』
小林「これからもずっと傍にいるから。hkrのこと、1人にしないからね。」
『うん、ありがとう、私もずっと由依のそばにいる。』
小林「ふふ、ありがとう。」
-fin-
リクエスト:りさぽんに守られる平手っぽい夢主
あの時だって、
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「改名…、」
小林「私は反対。私達だけでも欅の世界観は守っていける。守るから、だから改名なんてしたくない、」
「私も反対、かな、」
菅井「ゆいぽんも理佐も反対だよね、hkrは?どう、?」
『私は、、改名しても、いいと思う。』
小林「っ…、hkrはそれでいいの?欅をそんな簡単に捨てれるの?」
「ちょっと、こば、言い方、」
『捨てれる訳ないよ。捨てるつもりもない。』
小林「じゃあなんで、、平手が居なくたって、私達だけでも欅を守れるって思ってるのは私だけなの?hkrは思わないの、?」
『違うよ、そうじゃない。』
『ただ、世間からしたら欅には平手が大きすぎたんだよ。これから先、もっともっと大きくなっていくためにも、改名っていう選択はありだと思う。』
「…、」
『2期生にとっても、私はそれが一番いいと思う。』
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hkrはいつだってただ前だけを、先だけを見ていた。
だからこそ、何かある度にhkrに頼ったし、hkrを求めた。
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「今日で本当に欅終わっちゃうんだよね、」
『欅としての活動が終わっても、欅坂は終わらない。ずっと残り続けるよ。』
「…そうだよね。」
「hkrはすごいね、ずっと前向いてる、私には出来ないや、」
『…そんな事ないよ、ほら、行こう。』
「うん、」
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そんなhkrが見せた初めての涙は、あの時だった。
━━━━━━━━━━━━━━━
ライブが終わり、皆がそれぞれの思いを抱き、大抵のメンバーが涙を流していた時、hkrの姿はそこにはなかった。
「こば、hkr知ってる?」
小林「あれ、そういえば居ないね。」
「探す?」
「うん。なんかあったのかもしれないし、」
こばと2人で廊下や、自販機のとこまで行ってみるもhkrの姿はない。
「屋上…、かも、」
小林「ん、行ってみよう。」
-屋上-
小林「…居た、」
「っ…、」
屋上には声を上げて泣いているhkrが居た。
初めてみたhkrの弱い部分だったと思う。
「hkr!!!」
『っ…理佐、由依、』
小林「hkr、」
私もこばも何も言わずにhkrを抱き締めた。
平手と同い年のhkr、同い年だったからこそ平手と比べられ、期待され、沢山傷付いてきたと思う。
『悔しい、悔しいよ、っ、』
『本当は改名なんてしたくなかった。例えそれが2期生にとっても、私達にとっても正解な道だったとしても、私は、欅を守りたかった、っ、』
「っ…、」
きっとあの時も本当はずっと戦っていたんだろう。苦しんで、傷ついて、それでも他人にそれを見せないように振舞って、たった19歳の女の子にそれが出来るのだろうか。きっと、させては駄目だった。私はまたこの小さな背中を守ることは出来ていなかった。
『私が、平手を守れてたら、1番平手のそばにいたのは私なのに、っ、平手のことも、っ、欅のことも、っ、守ることが出来なかった、』
小林「hkr、それは違うよ、改名はきっと、私達にとって正解な道になる、茨の道でもきっと、いつか最高な景色に辿り着ける。それは、hkrがあの時、hkrだけが、改名を反対しなかったからだよ。」
「うん。hkrが、私達よりも先のことを考えてくれたから私達も改名に賛成することが出来た。hkrのお陰なんだよ。」
『っ…、ぐすっ、次は櫻坂のことも、理佐たちのことも、ちゃんと守るから、っ、』
小林「うん、私たちも櫻のこと、hkrのこと守るよ。」
「hkrも守られる側なの忘れちゃ駄目だよ?笑」
『ありがとう、2人とも、』
━━━━━━━━━━━━━━━
これが初めてみたhkrの弱い部分だった。
そして今、私の前に立っているhkrはあの時よりも随分と大人になったhkrだった。
『理佐、卒業おめでとう。』
「ありがとう、ふふ、hkrおっきくなったねぇ。」
『何今更。笑』
『理佐が居てくれなきゃ私は今ここに立ててない、本当にありがとう。』
「私は何もしてないよ、全部hkrが頑張った結果でしょ。」
『…、頑張る時に理佐が居てくれたから頑張れた。』
「…ふふ、そっか。」
『これからは、自分に沢山時間使うんだよ。』
「うん、hkrも無理しないで、何かあったらすぐ連絡して?」
『何も無くても連絡していい、?』
「ふふ、勿論。」
『ありがとうっ。』
ふと見せる末っ子感は平手によく似ていた。
笑顔も、甘え方も、全部平手に似ていた。
もし、もしここに平手が居たら、、、
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平手「…理佐、卒業おめでとう、」
『おめでとう。』
「ふふ、ありがとう。2人とも、おっきくなったね」
平手「いや大きくなったのはhkrだけでしょ。笑」
『いや、平手も伸びたでしょ。笑』
「ふふ、どっちも!笑」
平手「そうかなぁ。」
「ね、理佐、」
「ん?」
平手「ずっと、ありがとう、」
「どうしたの急にー、笑」
『私も、言いたかった。本当にずっとありがとう。』
「なに急に、泣いちゃうんだけど。」
平手「あっは、理佐が泣いてる!」
『すみませーん!ティッシュー!!笑笑笑』
「もう〜、末っ子には弱いんだって〜〜。」
平手「ふふ、まぁさ、これからはたくさん自分のことに時間使ってよ、」
「ん、ありがとう。平手も、hkrもあんまり無理しないんだよ?」
『うん、笑』
『平手が居るから、大丈夫だよ。』
平手「私も、hkrが居るから大丈夫。」
「ふふ、頼もしい。グループのこと、メンバーのことよろしくね。」
「『うん!!』」
━━━━━━━━━━━━━━━
『理佐…?』
もしここに平手が居たら、hkrはもっと大人にならなくて済んだのかもしれない。私が平手を守れてたら、変わっていたのかな。
「…、沢山甘えるんだよ、色んな人に、」
『…んー、うん、分かった。』
「絶対わかってない。」
「たくさん私に甘えて、こばとか、友香にも。」
『ふふ、分かったから。』
「約束ね?」
『うん。』
「1人で抱え込まないで。」
『わかったよ笑』
『それは、理佐もね』
「ふふ、うん、私もなんかあったらhkrに甘える。」
『ん、約束。』
「約束。」
これからの壁を一緒に超えることはもう出来ない。これから先に起こる嬉しいこと、楽しいこと、辛いこと、苦しいことを私は一緒に感じる事は出来ない。
それでも、もうあの時の後悔はしないようにこの小さな背中を守りたい。
守っていきたいと誓った夜だった。
小林「寂しいね、理佐居ないの。」
『…うん、寂しい。』
小林「ふふ、素直じゃん。」
『理佐に、沢山甘えろって言われたから、由依に甘えてみようと思って。』
小林「そっか笑笑」
「ん、おいで、hkr。甘えさせてあげる。」
『ふふ、由依ーーっ、』
小林「これからもずっと傍にいるから。hkrのこと、1人にしないからね。」
『うん、ありがとう、私もずっと由依のそばにいる。』
小林「ふふ、ありがとう。」
-fin-
リクエスト:りさぽんに守られる平手っぽい夢主