女子高生を拾った森田さんのお話
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店員「ありがとうございましたー、」
新年早々コンビニさんにお世話になってしまった。今年も1年よろしくお願いします。さ、早くお家帰っておでん食べよ。
『ねぇねぇそこのお姉さん』
「…うわ、びっくりした、」
『あ、ごめんなさい、』
突然声をかけられた驚きがそのまま言葉となって出てしまえば目の前にいる女の子は申し訳なさそうに眉を下げた。
「私に何か、?」
『あ、何でもするので私を拾ってくれませんか?』
「…え、?」
着崩した制服を身に纏って、肩につかない位の綺麗な髪から薄らと見える耳にはピアスがバチバチに着いていて、身長は保乃ちゃんよりも高そうな女の子、そんな子から拾ってとお願いをされた。
『私を、拾ってください、』
この時首を横に振ることが出来なかったのは、彼女の顔が、声が、仕草が、全てどタイプだったからだろう。気付けばmrthkrと名乗る女の子と手を繋ぎお家へ帰っていた。
「えっと、どうぞ、」
『ありがとうございます、お邪魔しまーす』
とりあえずhkrちゃんをリビングのソファーへ連れて行き、大人しく待っててね、と一言告げてからクローゼットのある寝室へ向かった。
部屋着に着替えながら、ふと思う。
制服着てたよね、未成年ってこと、?私誘拐犯になる、?え、どうすればいい?
「ね、ねぇ!!hkrちゃん!!!」
寝室からそこそこ大きな声で彼女の名前を呼べば"はーい!"なんて元気な声が返ってくる。
「ね、hkrちゃんって何歳?」
『今年で18でーす。』
「今年で……、まだ17歳、、」
やっぱり犯罪だろうか。
そもそも家に連れ込んだ時点でアウトなのだろうか。とりあえず、リビングに戻ろう。
『おかえりなさい!!』
「た、だいま、」
ソファーの上でしっかりと待っていた様子のhkrちゃん。可愛い笑顔でおかえりなさい、なんて言われてしまい思わず辿々しいただいまを返してしまった。
「隣座るね。」
「hkrちゃんは、なんで私に拾って欲しかったの?」
『んーー、直感って言ったらあれですけど、お姉さんなら拾ってくれるんじゃないかなって、思って。』
「…そっか、笑」
「お家帰らないの、?」
『帰る家ないんで、』
「え?」
『この前両親が事故で亡くなっちゃって、親戚の家にたらい回しされてたんですけど、私には合わなくてー、ふふ、逃げちゃいました笑』
「そっか、」
大人になった私でさえ両親がいない生活は苦しいものなのにまだ甘え足りない高校生にそんな現実は辛すぎる。ていうか、タライ回しにする親戚の気持ちが1mmも分からない。hkrちゃんは笑って話してくれたけどさっきからチラチラと首元に見える痣はきっとそーゆうことだろう。
「…よく頑張ったね。」
気づけばhkrちゃんの頭を撫でていた。
hkrちゃんは驚きを浮かべたあと苦しそうに泣いた。親戚の人は早くhkrちゃんを追い出したかったんだそう、話を聞けば聞くほどhkrちゃんの支えになりたいと思ってしまう。
「…私がhkrちゃんを拾ってあげる。」
『ほんとに、いいんですか、?』
「うん。」
『これから、よろしくお願い、します、』
「こちらこそ…、」
新年1日目の今日、私は高校生を拾いました。
「ただいまーーー」
『おかえり、ひかるちゃーん』
「ただいま、いい子にしとった?」
『勿論っ、そうそう、今日学校で天ちゃんの話題出てたよ。』
「お、どんな話題?」
『天ちゃんのミーグリが可愛すぎてやばい!って』
「ふふ、そうなんだ笑」
『私も天ちゃんのミーグリ行きたくなったもん。』
「えーー、私のミーグリ来たことないのにー。」
『だって、ひかるちゃんは今話せてるじゃん笑』
「そーだけどさーー、嫉妬しちゃうなー。」
『ふふ、かわいい。』
hkrを拾って1ヶ月半、当たり前となった日常は一人でいた時よりも凄く凄く暖かいものだった。
「hkr欲しいものとかないの?大丈夫?」
『んー、バイトもしてるし、あっても自分で買うよ。』
「hkrの飼い主は誰〜?」
『ひかるちゃん。』
「飼い主の言うことは?」
『絶対、です。』
「ん、飼い主に欲しいものを言って?」
『いや、でも、』
「hkr。」
『…ひかるちゃんの使ってる香水が欲しい、です、』
「え??私の香水?」
『うん、色んなお店行って探してるんだけど、どこいってもひかるちゃんの匂いがなくて、なんの香水使ってるのかなー、って、』
「ふふ、探し回ってたと?笑笑」
「私のは自分で選ぶやつやけ、きっとお店には無いと思うよ。」
『…そっかぁ、そうなんだ、』
「私の香水気に入った?」
『んー、うん、匂いも好きだけど、ひかるちゃんをいつでも感じれるから、好き。』
「可愛すぎやろ。」
「明日、午前でお仕事終わりやから、一緒に作りに行こっか。」
『いいの?』
「うんっ。私も嬉しいし。」
"やった、"なんて年相応の可愛らしい笑顔を浮かべたhkrの頭を撫でてからソファーに座ればピコンと携帯が鳴った。
保乃:明日保乃とひぃちゃんでの撮影やって、よろしくな〜🤝
「あ、保乃ちゃん」
『…、』
「…うぉ、hkr?」
突然スマホが私の手元から抜けたと思えば視点がぐるっとなって天井と、私を見下ろすhkrでいっぱいになる。
「ひかるちゃんはさ、保乃ちゃんと付き合ってるの、?」
『……え?』
「…色んなとこで森田村ー、って、ひかるちゃん保乃ちゃんのこと大好きだし、保乃ちゃんもひかるちゃん大好きなんだろうなーって分かるし、」
『ふふ、もしかして嫉妬したん?』
「…、」
私をhkrとソファーで挟むように、私の横とソファーの背に着いているhkrの手が少しぎゅっとなっている。
「付き合ってなかよ。ただのメンバーやけ、なんも心配せんで?」
『っ…そっかっ、』
安心したように笑ったhkrの首に腕をかけて思いっきり抱き締めた。
『うぉ、ひかるちゃん、?』
「急に押し倒されて、こんなこと言われて、自惚れずに居れんよ、」
『え?』
「hkr、私の事好きやろ?」
『っ…、』
hkrが頷く事は無かった。
「ごめん、勘違いやった?」
『違う、違うけど、好きって思っちゃったら、バイバイする時辛くなっちゃう。』
「バイバイする時って、」
『もう大切な人にいなくなって欲しくない』
「っ…、hkr、」
そうだ、この子は大切な人と別れる辛さを知っているんだ、だから人一倍、愛することの意味を考えて生きている、
『…、』
「絶対なんて言えない、けどね、私はhkrの傍に居たい。ずっとhkrのそばに居たいよ。」
『っ…、』
「私はhkrが好き。hkrは、?」
『私は、、私もひかるちゃんが好き。』
「じゃー、付き合ってくれますか?」
『はいっ。』
もう一度密着した体、身長差的に私の顔はhkrの鎖骨あたりに埋まってしまう。
『いっ…、ひかるちゃん?』
「私のって印、だめやった?」
『…んーん、駄目じゃない、嬉しい。』
「良かった。」
hkrの鎖骨に綺麗に残る赤い跡、それを嬉しそうに撫でたhkr。私は絶対に離れたりしない、きっとこの子から離れられない、そう思ってしまうほどhkrは綺麗で、可愛くて、愛しかった。
━━━━━━━━━━━━━━━
「ねぇねぇ、もうねやばかったの!天ちゃんのミーグリ行ったんだけどさ!」
『え、どんな感じだったの?』
「もうね、全力で可愛かった!」
「私も保乃ちゃんのミーグリ行ったよーー!」
『可愛かったんだ、保乃ちゃんはどんな感じだったの?』
「なんかねー、とにかく可愛かったのと、あと森田村っていう保乃ちゃんとひかるちゃんの通称みたいのがあるんだけど、森田村トークが凄かった!」
『…例えば?』
「この前初めて一緒にご飯行ったんだってー!すっごい嬉しかったって言ってた。」
…この前、あー、ひかるちゃんが珍しく酔って帰ってきた日かな、やっぱり保乃ちゃんとひかるちゃんは、そーゆう関係なのかな、
『そうなんだ、』
「hkrもさミーグリとってみれば?誰か推しとか居ないの?」
『んーー、推しっていうか、好きなのはひかるちゃんかなー。』
「じゃあひかるちゃんのミーグリ申し込んじゃお!!」
『…申し込むだけ申し込んでみようかな。』
「やり方教えてあげる!!」
『ありがとう。』
私がひかるちゃんのミーグリに行ったお話はまた今度。
-fin-
新年早々コンビニさんにお世話になってしまった。今年も1年よろしくお願いします。さ、早くお家帰っておでん食べよ。
『ねぇねぇそこのお姉さん』
「…うわ、びっくりした、」
『あ、ごめんなさい、』
突然声をかけられた驚きがそのまま言葉となって出てしまえば目の前にいる女の子は申し訳なさそうに眉を下げた。
「私に何か、?」
『あ、何でもするので私を拾ってくれませんか?』
「…え、?」
着崩した制服を身に纏って、肩につかない位の綺麗な髪から薄らと見える耳にはピアスがバチバチに着いていて、身長は保乃ちゃんよりも高そうな女の子、そんな子から拾ってとお願いをされた。
『私を、拾ってください、』
この時首を横に振ることが出来なかったのは、彼女の顔が、声が、仕草が、全てどタイプだったからだろう。気付けばmrthkrと名乗る女の子と手を繋ぎお家へ帰っていた。
「えっと、どうぞ、」
『ありがとうございます、お邪魔しまーす』
とりあえずhkrちゃんをリビングのソファーへ連れて行き、大人しく待っててね、と一言告げてからクローゼットのある寝室へ向かった。
部屋着に着替えながら、ふと思う。
制服着てたよね、未成年ってこと、?私誘拐犯になる、?え、どうすればいい?
「ね、ねぇ!!hkrちゃん!!!」
寝室からそこそこ大きな声で彼女の名前を呼べば"はーい!"なんて元気な声が返ってくる。
「ね、hkrちゃんって何歳?」
『今年で18でーす。』
「今年で……、まだ17歳、、」
やっぱり犯罪だろうか。
そもそも家に連れ込んだ時点でアウトなのだろうか。とりあえず、リビングに戻ろう。
『おかえりなさい!!』
「た、だいま、」
ソファーの上でしっかりと待っていた様子のhkrちゃん。可愛い笑顔でおかえりなさい、なんて言われてしまい思わず辿々しいただいまを返してしまった。
「隣座るね。」
「hkrちゃんは、なんで私に拾って欲しかったの?」
『んーー、直感って言ったらあれですけど、お姉さんなら拾ってくれるんじゃないかなって、思って。』
「…そっか、笑」
「お家帰らないの、?」
『帰る家ないんで、』
「え?」
『この前両親が事故で亡くなっちゃって、親戚の家にたらい回しされてたんですけど、私には合わなくてー、ふふ、逃げちゃいました笑』
「そっか、」
大人になった私でさえ両親がいない生活は苦しいものなのにまだ甘え足りない高校生にそんな現実は辛すぎる。ていうか、タライ回しにする親戚の気持ちが1mmも分からない。hkrちゃんは笑って話してくれたけどさっきからチラチラと首元に見える痣はきっとそーゆうことだろう。
「…よく頑張ったね。」
気づけばhkrちゃんの頭を撫でていた。
hkrちゃんは驚きを浮かべたあと苦しそうに泣いた。親戚の人は早くhkrちゃんを追い出したかったんだそう、話を聞けば聞くほどhkrちゃんの支えになりたいと思ってしまう。
「…私がhkrちゃんを拾ってあげる。」
『ほんとに、いいんですか、?』
「うん。」
『これから、よろしくお願い、します、』
「こちらこそ…、」
新年1日目の今日、私は高校生を拾いました。
「ただいまーーー」
『おかえり、ひかるちゃーん』
「ただいま、いい子にしとった?」
『勿論っ、そうそう、今日学校で天ちゃんの話題出てたよ。』
「お、どんな話題?」
『天ちゃんのミーグリが可愛すぎてやばい!って』
「ふふ、そうなんだ笑」
『私も天ちゃんのミーグリ行きたくなったもん。』
「えーー、私のミーグリ来たことないのにー。」
『だって、ひかるちゃんは今話せてるじゃん笑』
「そーだけどさーー、嫉妬しちゃうなー。」
『ふふ、かわいい。』
hkrを拾って1ヶ月半、当たり前となった日常は一人でいた時よりも凄く凄く暖かいものだった。
「hkr欲しいものとかないの?大丈夫?」
『んー、バイトもしてるし、あっても自分で買うよ。』
「hkrの飼い主は誰〜?」
『ひかるちゃん。』
「飼い主の言うことは?」
『絶対、です。』
「ん、飼い主に欲しいものを言って?」
『いや、でも、』
「hkr。」
『…ひかるちゃんの使ってる香水が欲しい、です、』
「え??私の香水?」
『うん、色んなお店行って探してるんだけど、どこいってもひかるちゃんの匂いがなくて、なんの香水使ってるのかなー、って、』
「ふふ、探し回ってたと?笑笑」
「私のは自分で選ぶやつやけ、きっとお店には無いと思うよ。」
『…そっかぁ、そうなんだ、』
「私の香水気に入った?」
『んー、うん、匂いも好きだけど、ひかるちゃんをいつでも感じれるから、好き。』
「可愛すぎやろ。」
「明日、午前でお仕事終わりやから、一緒に作りに行こっか。」
『いいの?』
「うんっ。私も嬉しいし。」
"やった、"なんて年相応の可愛らしい笑顔を浮かべたhkrの頭を撫でてからソファーに座ればピコンと携帯が鳴った。
保乃:明日保乃とひぃちゃんでの撮影やって、よろしくな〜🤝
「あ、保乃ちゃん」
『…、』
「…うぉ、hkr?」
突然スマホが私の手元から抜けたと思えば視点がぐるっとなって天井と、私を見下ろすhkrでいっぱいになる。
「ひかるちゃんはさ、保乃ちゃんと付き合ってるの、?」
『……え?』
「…色んなとこで森田村ー、って、ひかるちゃん保乃ちゃんのこと大好きだし、保乃ちゃんもひかるちゃん大好きなんだろうなーって分かるし、」
『ふふ、もしかして嫉妬したん?』
「…、」
私をhkrとソファーで挟むように、私の横とソファーの背に着いているhkrの手が少しぎゅっとなっている。
「付き合ってなかよ。ただのメンバーやけ、なんも心配せんで?」
『っ…そっかっ、』
安心したように笑ったhkrの首に腕をかけて思いっきり抱き締めた。
『うぉ、ひかるちゃん、?』
「急に押し倒されて、こんなこと言われて、自惚れずに居れんよ、」
『え?』
「hkr、私の事好きやろ?」
『っ…、』
hkrが頷く事は無かった。
「ごめん、勘違いやった?」
『違う、違うけど、好きって思っちゃったら、バイバイする時辛くなっちゃう。』
「バイバイする時って、」
『もう大切な人にいなくなって欲しくない』
「っ…、hkr、」
そうだ、この子は大切な人と別れる辛さを知っているんだ、だから人一倍、愛することの意味を考えて生きている、
『…、』
「絶対なんて言えない、けどね、私はhkrの傍に居たい。ずっとhkrのそばに居たいよ。」
『っ…、』
「私はhkrが好き。hkrは、?」
『私は、、私もひかるちゃんが好き。』
「じゃー、付き合ってくれますか?」
『はいっ。』
もう一度密着した体、身長差的に私の顔はhkrの鎖骨あたりに埋まってしまう。
『いっ…、ひかるちゃん?』
「私のって印、だめやった?」
『…んーん、駄目じゃない、嬉しい。』
「良かった。」
hkrの鎖骨に綺麗に残る赤い跡、それを嬉しそうに撫でたhkr。私は絶対に離れたりしない、きっとこの子から離れられない、そう思ってしまうほどhkrは綺麗で、可愛くて、愛しかった。
━━━━━━━━━━━━━━━
「ねぇねぇ、もうねやばかったの!天ちゃんのミーグリ行ったんだけどさ!」
『え、どんな感じだったの?』
「もうね、全力で可愛かった!」
「私も保乃ちゃんのミーグリ行ったよーー!」
『可愛かったんだ、保乃ちゃんはどんな感じだったの?』
「なんかねー、とにかく可愛かったのと、あと森田村っていう保乃ちゃんとひかるちゃんの通称みたいのがあるんだけど、森田村トークが凄かった!」
『…例えば?』
「この前初めて一緒にご飯行ったんだってー!すっごい嬉しかったって言ってた。」
…この前、あー、ひかるちゃんが珍しく酔って帰ってきた日かな、やっぱり保乃ちゃんとひかるちゃんは、そーゆう関係なのかな、
『そうなんだ、』
「hkrもさミーグリとってみれば?誰か推しとか居ないの?」
『んーー、推しっていうか、好きなのはひかるちゃんかなー。』
「じゃあひかるちゃんのミーグリ申し込んじゃお!!」
『…申し込むだけ申し込んでみようかな。』
「やり方教えてあげる!!」
『ありがとう。』
私がひかるちゃんのミーグリに行ったお話はまた今度。
-fin-