愛されマネージャー
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頑張れないと思うことが増えた。
レッスンも、そこさくも、歌番組も、何もかも、全力を出せなくて、頑張ろうと思っても、頑張れなくて、そんな毎日が続いた。
『こば、ちょっといい?』
「ん??」
そんなある日、いつになく真剣な表情をしたhkrに声を掛けられて、2人で送迎バスに残る。
『お仕事の話なんだけど、』
「っ…あぁ、うん、どうしたの。」
"お仕事"が楽しめなくなったのはいつからだったろう。
『…ん〜、気の所為だった、みたい。』
「え?」
『こばにお仕事の話あると思ったんだけど、ごめん、気の所為だった。』
「なにそれ笑笑」
『ぼーっとしてたのかなぁ、笑笑』
『…最近どう?』
「…んー?普通だよ。」
『普通、か。』
その後しばらく沈黙が続いて、でも、嫌な静けさじゃなくて、気付けば私は、口を開いていた。
「最近、お仕事楽しいって思えなくなってきちゃって、」
『…うん、』
「頑張ろうって思うんだけど、頑張れなくて、でも、迷惑掛けたくないし、どうしたらいいか分からなくて。」
『そっかぁ、1人でずっと悩んでたんだね。』
『気づけなくて、ごめんね。』
そう言って私の頭にポンッと手を置いたhkr。
hkrの手が、優しくて、温かくて、ポロポロと堪えていた涙が零れた。
『由依は今、休憩が必要なのかもしれない。』
「っ…休業ってこと?」
「嫌だよ、私頑張れる。お仕事頑張れるから、休業はしない。」
『…由依、前までお仕事の事楽しんでやってたでしょ?』
「…、」
『けど今の由依は頑張らなきゃ、お仕事出来ないくらいに限界なの。』
「っ…でも、でも!!」
『由依。』
『これは、後退でも、脱落でもない。由依が、櫻坂が前に進むためには必要な休みなんだよ。』
真剣な表情で、ほんの少しだけ怒ったような声色でそう告げたhkrに、感情のぶつけ方がわからなくて、ただ、弱々しい力でhkrの首元に何度も拳を打ち付けた。
「怖いの、置いてかれるのが、一人になるのが、嫌なのっ、」
『誰も由依を置いていったりしない。1人になんかする訳ないじゃん。』
包まれた私の体。
あぁ、そうだ、この人はいつだって、1番最後にいて、後ろから、誰も置いてかれないように支えてくれる人だった。
「っ…、hkrっ、少しだけ、お休みをくださいっ、」
『ん、今日までよく頑張りました。』
『日程が決まるまで、あともう少しだけ一緒に頑張ろう?』
「うんっ…、ありがとう、hkr。」
hkrが居てくれてよかった。
そう何度思ったことか。
ピコン
mrthkr:おはよ〜。今日18時くらいに仕事終わる予定、こばのお家行っても大丈夫〜??
小林由依:おはよ。うん、待ってるね。
mrthkr:( " )👍
休業してからhkrは毎日連絡をくれるようになった。時間さえ合えばお家にだって来てくれて、色んな話をしてくれた。私が聞けば、メンバーの話も、その日あったことも。
でも、私が聞かない限りhkrからその話をされることは無かった。それがhkrの優しさだった。
そんな生活を続けて、3ヶ月が経とうとしていた。
『こば、なんか飲む?』
「んー、紅茶。入れてー。」
『はいよーー。』
気持ちも、体も3ヶ月前よりも随分と軽くなっていた。
『よいしょ、はい、どうぞ。』
「ありがとう。」
「ねぇ、hkr?」
『ん〜?』
「私、また皆のところに戻りたい。戻っても、いいかな?」
『…!!』
『ふふ、いいに決まってるじゃん。ずっと、待ってたよ、こば。』
「…ふふ、ありがとう、hkr。」
『ん、じゃあ次のライブから復帰しよう。』
「うんっ。」
(櫻坂46 業務連絡)
mrthkr:明日のリハからこばが復帰します。
藤吉「っ…由依さん!!!!」
小林「ふふ、夏鈴ちゃん、」
小池「由依ちゃん!!!」
小林「みいちゃんっ!!!」
理佐「こば。」
小林「理佐、」
理佐「おかえり。」
小林「ふふ、ただいま。」
皆が待っていた。
約3ヶ月という、短いようで、長かった時間。
メンバーに囲まれて、笑っているこばを見て心の底から安心する。
私の大好きなこばが帰ってきた。
帰ってきてくれた。
『おかえり、こば。』
小林「ん、ただいま、hkr。」
-fin-
リクエスト 休業期間中のこばのお話書いて欲しいです(愛されマネージャー)
レッスンも、そこさくも、歌番組も、何もかも、全力を出せなくて、頑張ろうと思っても、頑張れなくて、そんな毎日が続いた。
『こば、ちょっといい?』
「ん??」
そんなある日、いつになく真剣な表情をしたhkrに声を掛けられて、2人で送迎バスに残る。
『お仕事の話なんだけど、』
「っ…あぁ、うん、どうしたの。」
"お仕事"が楽しめなくなったのはいつからだったろう。
『…ん〜、気の所為だった、みたい。』
「え?」
『こばにお仕事の話あると思ったんだけど、ごめん、気の所為だった。』
「なにそれ笑笑」
『ぼーっとしてたのかなぁ、笑笑』
『…最近どう?』
「…んー?普通だよ。」
『普通、か。』
その後しばらく沈黙が続いて、でも、嫌な静けさじゃなくて、気付けば私は、口を開いていた。
「最近、お仕事楽しいって思えなくなってきちゃって、」
『…うん、』
「頑張ろうって思うんだけど、頑張れなくて、でも、迷惑掛けたくないし、どうしたらいいか分からなくて。」
『そっかぁ、1人でずっと悩んでたんだね。』
『気づけなくて、ごめんね。』
そう言って私の頭にポンッと手を置いたhkr。
hkrの手が、優しくて、温かくて、ポロポロと堪えていた涙が零れた。
『由依は今、休憩が必要なのかもしれない。』
「っ…休業ってこと?」
「嫌だよ、私頑張れる。お仕事頑張れるから、休業はしない。」
『…由依、前までお仕事の事楽しんでやってたでしょ?』
「…、」
『けど今の由依は頑張らなきゃ、お仕事出来ないくらいに限界なの。』
「っ…でも、でも!!」
『由依。』
『これは、後退でも、脱落でもない。由依が、櫻坂が前に進むためには必要な休みなんだよ。』
真剣な表情で、ほんの少しだけ怒ったような声色でそう告げたhkrに、感情のぶつけ方がわからなくて、ただ、弱々しい力でhkrの首元に何度も拳を打ち付けた。
「怖いの、置いてかれるのが、一人になるのが、嫌なのっ、」
『誰も由依を置いていったりしない。1人になんかする訳ないじゃん。』
包まれた私の体。
あぁ、そうだ、この人はいつだって、1番最後にいて、後ろから、誰も置いてかれないように支えてくれる人だった。
「っ…、hkrっ、少しだけ、お休みをくださいっ、」
『ん、今日までよく頑張りました。』
『日程が決まるまで、あともう少しだけ一緒に頑張ろう?』
「うんっ…、ありがとう、hkr。」
hkrが居てくれてよかった。
そう何度思ったことか。
ピコン
mrthkr:おはよ〜。今日18時くらいに仕事終わる予定、こばのお家行っても大丈夫〜??
小林由依:おはよ。うん、待ってるね。
mrthkr:( " )👍
休業してからhkrは毎日連絡をくれるようになった。時間さえ合えばお家にだって来てくれて、色んな話をしてくれた。私が聞けば、メンバーの話も、その日あったことも。
でも、私が聞かない限りhkrからその話をされることは無かった。それがhkrの優しさだった。
そんな生活を続けて、3ヶ月が経とうとしていた。
『こば、なんか飲む?』
「んー、紅茶。入れてー。」
『はいよーー。』
気持ちも、体も3ヶ月前よりも随分と軽くなっていた。
『よいしょ、はい、どうぞ。』
「ありがとう。」
「ねぇ、hkr?」
『ん〜?』
「私、また皆のところに戻りたい。戻っても、いいかな?」
『…!!』
『ふふ、いいに決まってるじゃん。ずっと、待ってたよ、こば。』
「…ふふ、ありがとう、hkr。」
『ん、じゃあ次のライブから復帰しよう。』
「うんっ。」
(櫻坂46 業務連絡)
mrthkr:明日のリハからこばが復帰します。
藤吉「っ…由依さん!!!!」
小林「ふふ、夏鈴ちゃん、」
小池「由依ちゃん!!!」
小林「みいちゃんっ!!!」
理佐「こば。」
小林「理佐、」
理佐「おかえり。」
小林「ふふ、ただいま。」
皆が待っていた。
約3ヶ月という、短いようで、長かった時間。
メンバーに囲まれて、笑っているこばを見て心の底から安心する。
私の大好きなこばが帰ってきた。
帰ってきてくれた。
『おかえり、こば。』
小林「ん、ただいま、hkr。」
-fin-
リクエスト 休業期間中のこばのお話書いて欲しいです(愛されマネージャー)