愛されマネージャー
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「…ごめん、ちょっと抜ける。」
ツアー前のリハ、鏡の前で何度練習しても振りが合わない自分にイライラして、周りのメンバーに当たってしまう前に冷静になろうとスタジオを出て階段を降りようとすれば、登ってきたhkrと鉢合わせる。
『お、こば〜、お疲れ様。』
「hkr、お疲れ様、乃木坂さんの方行ってたんじゃないの?」
『んー、そう、でも2時間休憩なったからちょっと見に来た!』
「そうなんだ。」
hkrはハイスペマネージャーだから、櫻だけじゃない、色んな坂道のサポート入る。今回のツアーだって、代々木期間は乃木坂さんの方に付きっきりらしい。
分かっているのに、ツアー期間、私たちが一番一緒にいてほしいときに居ないhkrに当たってしまいそう。
『だいぶお疲れみたいだね。』
「別に、」
『…そっかそっか。』
話したくないことを察してくれたのか、それとも私の対応の仕方が分かっているのかhkrは優しく頭を撫でてくれるだけ。
優しさと分かっているのに、我儘だと分かるのに一言くらい気にかける言葉を掛けてくれなんて思ってしまう。
「…早く皆のとこ行きなよ。」
『こば1人になりたい?』
「…、」
『こばと一緒にいる。ね?』
嬉しいのに、やっぱり何処か黒い感情が邪魔をして、何を言うでもなく手を振り払った。
『…こば、?』
「嫌なの!hkrに当たりたくないの、分かってよ、それくらい、」
最低だ、結局当たって、傷付けて、悲しませて。
『ごめん、でも私は嬉しいよ、こば普段全然話してくれないから。』
「…言えるわけないじゃん。もういいよ、もういいから私に構わないで。」
これ以上傷つけてしまう前にこの場を離れたかった。
階段を降りようとした私の右手をhkr左手が捕まえて、それを再び振り払おうとした、その時だった。
ガタッ
「っ…、」
『由依!!!』
階段を踏み外した、あぁ、これはやばい、まずいな。
ぎゅっ ドンッ ガタガタガタ
「っ…hkr、」
落ちると思った瞬間hkrの腕の中にいて、そのまま階段を流れ落ちた。
『っ…由依、怪我は???何処痛い?どこか打った?』
「打ってない、それよりhkrの方が、」
『大丈夫だから、本当に怪我は?ないの?』
「ん…、大丈夫、」
私よりもhkrの方が痛いはずなのに、、なんで。
『っ…、良かった、』
「ねぇ、何処痛いの?腕、曲がる?」
『…大丈夫、軽く捻っただけだと思うから。』
『念の為こばは病院行こう?』
「私は大丈夫だから、行くのはhkr。」
『…、』
森田「由依さん!?」
田村「hkrさん!どうしたんですか!?」
「あ、階段から落ちちゃって、」
田村「嘘!?怪我は?大丈夫ですか?」
「ん、私は、」
森田「hkrさん!手、腫れとる、病院行った方がよかですよ!」
『私も行くから、こば念の為病院行こう。』
自分のことよりも私のことを優先して考えるhkrに腹が立って、つい声を荒らげてしまった。
「自分のこと心配してよ!!もっと、自分を大切にしてよ!!」
『自分を後回しにしたいくらい、由依が大切なの。守りたいの。』
「っ…、」
『もっと、由依を知りたいよ。由依の力になりたい、皆のそばに居たいんだよ。』
あぁ、私って本当馬鹿だな。
hkrが、私達のこと考えてくれてないわけないのに。自分のことばっか考えて、乃木坂さんの方に行っちゃったhkrに腹立てて、本当馬鹿みたい。
田村「2人とも自分を大切にしてください!はい!スタッフさんに連絡したから!駐車場行きますよ!」
『…はい。』
「はい、」
そして、後輩に一叱り受けてしまったため、大人しく2人で車に乗りこんで病院へ向かう。
「…hkr、」
『ん?どっか痛くなってきた?』
「んーん、違う、守ってくれて、ありがとう。」
『…ふふ、どーいたしまして。』
「…これからも守ってね。」
『もちろん。全力で守るよ。こば達のこと。』
「ふふ、まあ自分のことも大切にしながらね。」
『はーい。』
私の検査結果は特に何もなかったがhkrは重度の打撲と診断され、3週間の療養を指示された。
『…ふふ、こばー、』
「なに、ついに頭おかしくなっちゃったの?」
『んー、ふふ、これのおかげで乃木じゃなくて、櫻の方に戻れってー、』
「……それってキャリア的には降格じゃないの?」
『んー、まぁでも代々木のツアーから参加出来るから私的にはとても助かった。』
「ふふ、馬鹿。でも、嬉しい。」
『ありがとう、私を戻してくれて。』
「不可抗力だけどね。」
『あははっ、たしかに。』
でも、やっぱり嬉しいな。
なんて嬉しそうな表情を浮かべたhkrを見ながら考えていた。
-fin-
リクエスト 愛されマネージャーがメンバーを守って怪我をする話!
ツアー前のリハ、鏡の前で何度練習しても振りが合わない自分にイライラして、周りのメンバーに当たってしまう前に冷静になろうとスタジオを出て階段を降りようとすれば、登ってきたhkrと鉢合わせる。
『お、こば〜、お疲れ様。』
「hkr、お疲れ様、乃木坂さんの方行ってたんじゃないの?」
『んー、そう、でも2時間休憩なったからちょっと見に来た!』
「そうなんだ。」
hkrはハイスペマネージャーだから、櫻だけじゃない、色んな坂道のサポート入る。今回のツアーだって、代々木期間は乃木坂さんの方に付きっきりらしい。
分かっているのに、ツアー期間、私たちが一番一緒にいてほしいときに居ないhkrに当たってしまいそう。
『だいぶお疲れみたいだね。』
「別に、」
『…そっかそっか。』
話したくないことを察してくれたのか、それとも私の対応の仕方が分かっているのかhkrは優しく頭を撫でてくれるだけ。
優しさと分かっているのに、我儘だと分かるのに一言くらい気にかける言葉を掛けてくれなんて思ってしまう。
「…早く皆のとこ行きなよ。」
『こば1人になりたい?』
「…、」
『こばと一緒にいる。ね?』
嬉しいのに、やっぱり何処か黒い感情が邪魔をして、何を言うでもなく手を振り払った。
『…こば、?』
「嫌なの!hkrに当たりたくないの、分かってよ、それくらい、」
最低だ、結局当たって、傷付けて、悲しませて。
『ごめん、でも私は嬉しいよ、こば普段全然話してくれないから。』
「…言えるわけないじゃん。もういいよ、もういいから私に構わないで。」
これ以上傷つけてしまう前にこの場を離れたかった。
階段を降りようとした私の右手をhkr左手が捕まえて、それを再び振り払おうとした、その時だった。
ガタッ
「っ…、」
『由依!!!』
階段を踏み外した、あぁ、これはやばい、まずいな。
ぎゅっ ドンッ ガタガタガタ
「っ…hkr、」
落ちると思った瞬間hkrの腕の中にいて、そのまま階段を流れ落ちた。
『っ…由依、怪我は???何処痛い?どこか打った?』
「打ってない、それよりhkrの方が、」
『大丈夫だから、本当に怪我は?ないの?』
「ん…、大丈夫、」
私よりもhkrの方が痛いはずなのに、、なんで。
『っ…、良かった、』
「ねぇ、何処痛いの?腕、曲がる?」
『…大丈夫、軽く捻っただけだと思うから。』
『念の為こばは病院行こう?』
「私は大丈夫だから、行くのはhkr。」
『…、』
森田「由依さん!?」
田村「hkrさん!どうしたんですか!?」
「あ、階段から落ちちゃって、」
田村「嘘!?怪我は?大丈夫ですか?」
「ん、私は、」
森田「hkrさん!手、腫れとる、病院行った方がよかですよ!」
『私も行くから、こば念の為病院行こう。』
自分のことよりも私のことを優先して考えるhkrに腹が立って、つい声を荒らげてしまった。
「自分のこと心配してよ!!もっと、自分を大切にしてよ!!」
『自分を後回しにしたいくらい、由依が大切なの。守りたいの。』
「っ…、」
『もっと、由依を知りたいよ。由依の力になりたい、皆のそばに居たいんだよ。』
あぁ、私って本当馬鹿だな。
hkrが、私達のこと考えてくれてないわけないのに。自分のことばっか考えて、乃木坂さんの方に行っちゃったhkrに腹立てて、本当馬鹿みたい。
田村「2人とも自分を大切にしてください!はい!スタッフさんに連絡したから!駐車場行きますよ!」
『…はい。』
「はい、」
そして、後輩に一叱り受けてしまったため、大人しく2人で車に乗りこんで病院へ向かう。
「…hkr、」
『ん?どっか痛くなってきた?』
「んーん、違う、守ってくれて、ありがとう。」
『…ふふ、どーいたしまして。』
「…これからも守ってね。」
『もちろん。全力で守るよ。こば達のこと。』
「ふふ、まあ自分のことも大切にしながらね。」
『はーい。』
私の検査結果は特に何もなかったがhkrは重度の打撲と診断され、3週間の療養を指示された。
『…ふふ、こばー、』
「なに、ついに頭おかしくなっちゃったの?」
『んー、ふふ、これのおかげで乃木じゃなくて、櫻の方に戻れってー、』
「……それってキャリア的には降格じゃないの?」
『んー、まぁでも代々木のツアーから参加出来るから私的にはとても助かった。』
「ふふ、馬鹿。でも、嬉しい。」
『ありがとう、私を戻してくれて。』
「不可抗力だけどね。」
『あははっ、たしかに。』
でも、やっぱり嬉しいな。
なんて嬉しそうな表情を浮かべたhkrを見ながら考えていた。
-fin-
リクエスト 愛されマネージャーがメンバーを守って怪我をする話!