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〜モアプリ〜

モアプリ山吹ルートに沿ってます!
ネタバレ無いです!無いはず!
あと長いです!どうぞ!


ハァイ皆さん!アタシです!
この暑い中合同文化祭なんかしやがってこの野郎跡部この野郎、運営委員なんてなっちまった自分の運の無さに怒りながら今日からただ働きしますよ!!!!
「先輩!この後のミーティング、亜久津先輩も呼ぶです!」
「呼ぶですっつったって太一アンタ」
「僕も一緒に探しますから先輩もお願いしますです!」
「分かりましたです」
しゃーーーーないでしょ、太一可愛いからしゃーない
亜久津ね、クラスメイトなんですけど。同じくクラスメイトの千石のせいで運営委員なったみたいなところあるんですけど。絡み無いんですけど亜久津。そんな話した事無いんですけど。てか見つけちゃったんですけど。
「…………ッチ」
聞きました?特大の舌打ち。逆にどうしたらそんなデカく出来るんだっつーね。
「みーつけた」
ウワッッッッウザそうな顔しやがってるこの野郎貴様。
「んだよ」
「太一が探してたよ」「そうかよ」
「じゃあね〜」
………………違う違う違うじゃあねちゃう
「間違えたこの後ミーティングなんだってさ」
「関係ねえな」
「いやいやまぁそう言わずに」
「なんだテメエ、俺に指図すんのか」
こいつ、これ良く言いますよねマジでめんどっ
「ただの連絡だよいちいちうぜえなお前も」
「あ?なんだやんのか」
「やるっつったらどうすんだよテメエもよ。女だからって手加減すんじゃねえぞコラ」
「お前女なのか」「えっそこから?脱ごうか?」
「ふざけんな」「ウケる」

「結局来てんじゃんミーティング」
亜久津結局来てんじゃんミーティング。
「お前がうるせえからだ」
「そんなうるさくなくない?なんなの?」
「それがうるせえんだよ」
結局来るんだよ、指図じゃないよ〜ってやれば案外動くって千石が言ってたけどその通り過ぎて。しかも5分前には居たよ。真面目か。


「という事で模擬店はもんじゃ焼きにしまーす」
アレッッもう決まったの模擬店
「えっもんじゃ焼きなの」
「そうです!千石先輩の案です!」
「マジで〜?亜久津もんじゃ焼き作れる?」
「適当にやりゃ出来んだろ」
「うそつけ」

「つー事で素人だらけのもんじゃ焼き練習会をします」
「お前この番号どっから聞いて来た」
「判爺」「…ッチ」
「なんか私から連絡しろって言われたからさ」
「そーかよ」
「ただで飯食えるよ、美味いかは分からんけどな!どうせ千石あたりが張り切るだろうからヤジ飛ばしながら食うだけ食おうや」
「お前それでも運営委員かよ」
「ハッハッハッ言えてるわ明日の昼からだからね〜待ってるね〜」
「行くなんて言ってねぇからな」
「待ってるね〜!(クソでか声)」
「っ!!…うぜえ」

「みたいな感じで亜久津に電話したから来るんじゃないかな」
「本当強いよね」
「そんでマジでくるかな」
「いや〜来るんじゃない?なんだかんだ君には優しいみたいだし…」
「亜久津が?」「そうだよ」
亜久津が優しい?バカをお言いでないよこのラッキー野郎
「このラッキー野郎、確かに根は優しいとは思うけど私には特別優しくないし全然仲良くないし全然話した事ねえんだわ」
「またまたぁ!後でさ、コーヒー飲みたいとか言ってみなよ!どっかのタイミングで絶対買ってくれるから!」
「なんの自信なのそれ」
確かにコーヒーはいつでも飲みたいけどな
「あっ亜久津〜!ラッキー!」
「うぜえ」
「一言発しただけで殺されてるじゃん千石」
亜久津マジで来てくれたな〜指図しなければなんでもやってくれるじゃんこいつ
「あ〜今日もあっついな〜〜コーヒーでも飲みたいわ〜」
「俺も〜〜!」
「……なんで俺を見ながら言うんだよテメエら」
「「別にぃ〜〜〜」」
コーヒー買ってくれコーヒー何でもいいから
極端に安いやつで無ければいいから
極端に安いやつは甘過ぎるから
欲言えばブラック、冷えたやつ
コーヒー買ってくれ
「…おい、うるせえよ」
「エッ聞こえてた?呪文聞こえてた?」
「なんなんだよそんなに飲みてえなら買って来いよ」
「え〜〜…まぁでも千石もんじゃに夢中だし買ってこようかな…」
千石の嘘つき!買ってくれないじゃん!
もんじゃに夢中ってお前そもそもなんなんだよ!
「さぁて行ってくるかな…亜久津もなんか飲む?しゃーないからこのワタクシが奢ってあげるわよ」
奢ってくれないから奢るんかい私は
「……」
「エッ」
いやいや無言で立ち去る…エッなに怒らせた?!
エッダルい!こんなので怒るの?!やだ!!
「アレ、亜久津どこ行った?」
「千石がもんじゃに夢中でウザいからコーヒー買いに行こうと思ってさ」
「なにそれ俺ウザいの?今ウザいの?」
「なんかいる?って聞いたら行っちゃった」
「あらら〜…」
「………まっ!良いか!ほっとこ!じゃあコーヒー買いに行ってくる!すぐ戻るわ!」
「へこんだの2秒だけだね」
ここの会場の自販機めちゃくちゃ種類あって良いんだよな〜大好き自販機
にしても亜久津どこ行ったんかね、あのプッツン野郎
「……遅え」
「ギャアア!!」「うるせえ!!」
「えっなにやだなんでここにいんの」
「てめえがコーヒー買うって言ったんだろうが」
「にしても無言で行くこたぁねえだろうよ!」
無言で行って自販機前スタンバイってなんなのよその技
「ッチ、うるせえ奴…」
「お前喋らな過ぎな、重要なとこ」
「うるせえ!さっさと選べ!」
すでにお金を入れてある自販機の前で私に怒るこの男なんなんですかね、なんでこうなってんの?ブラックにしよ〜っと!
「おりゃ!」
正拳突きでブラックコーヒーのボタンを押すとキンキンに冷えたのが出てくる。たまらん!
「亜久津は何にすんの?ちょっと待って今お金出すから…」
財布を出そうとモタモタしてる間に亜久津は私と同じコーヒーのボタンを押した。あれっ
「…これ美味しいよね。」
「そうなのか」
「うん、なかなかだよ!ハイ、お金」
自分の分と、さっき亜久津に奢るってドヤ顔で言ったので亜久津の分のお金を渡したんだけどガン無視されてる。
「オイ!お金ェ!」
「いらねえよ」「奢ってくれるの…?」
無言でコーヒー飲み始める亜久津にだから話せやってツッコむ。金を亜久津のポケットにしまおうとしたら「ッダア!」って怒られた。
「いいの?奢るって言ったのに!!」
「いらねえよバカ」「なんでよ〜」
「女に奢られるなんてダセエ事、俺はしねえんだよ」
「カッコイイ〜!!亜久津パイセンカッコイイ〜!!!でもこれカツアゲした金じゃないよね?」
「……」
「おいお前目を見ろ」「……」
「まぁいいや資金洗浄はちゃんとしなさいよ」
どうせアレでしょ、ダメだよそんな事!なんて言おうもんならまたキレるでしょ指図すんなって。お好きにどーぞ。知らんわそんなん。
「…腹減ったな」「分かる」
「もんじゃなんか食いたくねえしな」
「いや案外美味いよもんじゃ。臭くなるけど」
「だからお前さっきから油くせえのかよ」
「なんだとお前女子に向かってムスクの香りするだろムスク、油の向こう側にムスクの匂いするだろ」
今日つけて来たコロンがムスクかどうかも分からないのにムスク連呼してます
「は?しねえよ」
「は?ちょ待ってろよお前こういうのは残り香なんだよムスクってのは残り香なんだよ」
知らんけど
「ちょっとそこ立ってて、コーヒー持ってて」
意を決して私は亜久津の前をスタスタ通り過ぎる!なびく髪!自信満々な顔!香るムスク!
「香らねえな」「うそだろ」
「油」「やめてよ」
あーあ、もんじゃ今になって嫌になっちゃった、まぁ作るのは千石だし良いか
「帰って風呂入るしかねえなこりゃ!コーヒーありがとう」
返せよ私のコーヒーなんて思いながら受け取る瞬間、
「ねえどっちが私のコーヒー?」
「は?知らねえよ」
「なんで知らないのよ私だって知らないよ、量は……同じくらいだな!この野郎!」
「別にどっちでも良いだろ」
「うんまぁ、良いけど私は」
そういうの気にしないんです
なんとなくキャンペーンのシールがついてるコーヒーを受け取ってまた一口飲んだ。このキャンペーンあれでしょ、集めて応募するとなんか貰えるやつ…なんだっけオカン集めてたやつ…アッ!
「アッ!!!!」
「…んだよ」今まさに飲もうとしている亜久津に私はめちゃくちゃ早口で言いました
「そっちが私が飲んだやつだ!」
ハイ、遅かった〜今缶と亜久津kissしとんやん
って、そのまま飲むんかい
「…今更遅えよ」「今思い出したわこのシールオカンが集めてるから剥がしたんだった、これについてんのも貰っていい?」
「すぐ思い出せよてめえ」
「ごめんて。取り替えようか?こっちも一口飲んだけど」
「どっちも同じだろ、もうこれでいい」
「あっそ。…アッ!これ間接キスだ!間接キス!ねぇ亜久津!」
亜久津の背中バンバン叩きながら教えてあげてふと顔見たらね、あいつちょっと顔赤く?なっててね
「ねぇ今照れてる?」「…はぁ?」
「ちょっとだけ顔赤くない?普段のが分からないけどなんかちょっと…」
「うるせえ!!失せろ!!」
ありゃま、あの人サッサとどっか行ったわ
足速っ
「あっいたいた〜、ちょっと何やってんの?俺のスーパーラッキースペシャルもんじゃ出来たよ!亜久津は?」
「え?照れて逃げちゃった」
「どこに?」「知らんけど」
「なんで逃げちゃったの?」
「コーヒー間接キスしちゃってさ」
「亜久津と?!?!?!」「うるさ」
「エッ可愛い所あるじゃん亜久津」
「ねぇ〜本当にね、ちょっと顔なんか赤くしちゃってさ、可愛いかったよ」
「「フゥ〜〜〜⤴︎!」」
なんだかんだ千石と仲良いな私



「その後も亜久津戻ってこなかったじゃん、腹減ったなって言ってたしパンとかおにぎり買って亜久津探して一緒に食べたんだよね。んでまた間接キスするか?!パンで!!オイ!!って言ったら肩パンされたわ」
「そりゃするでしょ、アンラッキーだね」
「でもそれがめちゃくちゃ痛くてマジのトーンで痛すぎるんだけどって言ったら肩さすってくれた」
「なんでそんな亜久津のレアシーン見れるの」
「知らねえよ」
「随分懐かれたね」
「懐かれたら肩パンされんの?」
「だって運営委員も君にさせろって」
「え?」「亜久津が」「は?」「脅された」
「えっなにそれ初耳」「そうだっけ?アイツなら文句言いながらもやるだろうしキャーキャーうるさくないからって言ってたよ」
「別のうるささはあると思うけどね」
「亜久津先輩♡みたいなのが嫌なんじゃない?」
「まぁそのタイプではないね私は」
「……亜久津、君のこと好きなんじゃない?」
「私も今それ言おうと思った」
私も今それ思った
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