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〜立海〜

「やめてよ」「仕方ないだろう、分かってしまうんだ」
今押し問答しているこの細目のヤツ、柳蓮二ってんですけどね。
「そもそもあんな事を話しているからだろう。」
「うるせ〜〜なんだよこの野郎」
「それにわざわざ唇の動きを読まなくても声が大き過ぎてる丸聞こえだ。それに…」
こいついつもこうなんですよ、ネチネチ説教ブチかまして来る。お前がブチかますのはかまいたちで良いだろ!説教すんなよ!なんなんだ!
「おい聞いているのか」
「聞いてない」「聞きなさい」
「もうやだこのデータ野郎」
「そうだな、今日の事もしっかりデータに追加しよう。テニス部レギュラーの中で誰が1番立派なナニをしているか議論していた、とな。」
「仁王と議論していたってのも忘れんなよ!」
正直に言います、これは事実です。
誰が1番デカそうかってのを話してました。ええ、ちなみに青学メンバーとかその辺の人達の事も話してましたね。
だって仁王もノリノリになってきちゃってさ、楽しくて止まらなくなったよね。
「はしたない、恥ずかしくないのか?」
「恥ずかしくないね!ハッ!」
「堂々とするな」
でも実際恥ずかしくはないね、引かれるとは思うけど笑わせてコッチに引きづりこんでやるぜ。いや恥ずかしくねえし!柳に聞かれたのが恥ずかしい訳じゃねえし!全然恥ずかしくねえし!!
「ちなみに立海で1番デカイのは誰だ?」
「幸村」
「即答だな」「その次はジャッカル」
「基準は何だ?」
「そこを聞かれると困る、これは直感だぜ」
フッと軽く笑いながら柳ったらノートにスラスラ何かを書いている。もう止める気にもならない、私の中でのデカ☆チンランキングの基準なんてねえんだ。これは直感だ、基準なんてねえし見た事もねえんだ。実際小さいかもしれないしなハッハッハッ…いや幸村に限ってはねえか、あいつは股間に武装したソーセージぶら下げてテニスしてんだぞ。
「それで?」「は?」
「俺は何番目にデカイんだ?」
「今はお前が1番はしたないぞ柳蓮二」
お前に言われたくはないな、柳はノートを鞄にしまって私の目をしっかり見ながら言い直した。
「俺は、何番目?」
「え、なに噛み締めるように聞いてくんのムカつく」
「良いだろ、教えてくれたって。」
「は?ちょっと何、え、何近くない?」
ジリジリと距離を詰める柳、おいどこ見てんのか分かんねえぞ細目!
「教えてくれないのであれば、見せてやろうか」
「ハァ〜〜〜〜?なんでよどうしたよ」
「想定外だったんだよ」「え?」
「お前があんなに明け透けにあんな事を話しているのがな。大体想像は出来たし、驚きもしなかったがな。」
なんか、こう精神的に追い詰められてる気がする。私はただ下ネタ話してただけなのに!
「お前がそこまで興味があるなら、俺のだけだが見せても良いぞ。」
見た?!見た今の!こいつニヤッて!ニヤッて笑った!いやらしい!なんだこいつは!
「いや見せるって」
「もちろん見せるだけでは終わらせないがな」
「ヒィこいつやばい」
「ちなみにデカイぞ俺のは」
「私の知ってる柳じゃない」
柳ってこんな押し強いんだね、皆さんどうですかこんな柳。ここまでやっといて何なんですけど私もこんな話になるとは思わなかったんですわ。もうどうにでもなれだね!あと私の悪い所は面白がって下ネタ話すくせに、相手がその気になって来ると引いちゃう所です。今もどうして良いか分かりません!とりあえず咥えとくか?!バカ!バカか私は!
「フッ、冗談だ。だが、近いうちにお前の柳蓮二のデータを更新しよう。」
ってオーーーイ⤴︎⤴︎⤴︎冗談かーーい!!
本気でベルトに手を掛けようかと思ったわーい!!
「はぁ、ビックリした…あんた表情読めなさ過ぎ。マジで咥えるしかないかと思った。」
「それは残念、またの機会にな。」
「いやいやもう勘弁」
「まさかこの柳蓮二が逃すとでも?」
「うわ何お前」
柳にしては珍しく明るく笑っている、下ネタは人を笑顔にするんだな(違うだろ)
「本当、お前みたいな奴は扱いやすくて面白いよ」「バカだと言いてえのか」
「おぉ、お前にしては鋭いな」
「むかつく〜〜めちゃくちゃむかつく〜〜」
まぁ…でもこいつの良い所はどんなに下ネタ言ってもデータに変換して引かないでくれる所ね、笑ってはくれねえけどな!!笑え!!
「ところでいつ咥えてくれるんだ?」
まぁ…でもこいつの悪い所は冗談を真に受ける所ね、咥える訳ねえだろ。
「咥えるわけねえだろ!」
そう、咥える訳がないんだ。…え?そうだよね?
オイ!…オイ返事しろ!オイ騒音!お前に裏小説は書けん!そうだろ?!オイ!
〜〜完〜〜
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