ハァイ、皆さん。突然だけど私今デッドオアアライブ。デッド寄りのね！
「放課後教室で待ってろ」
うん、あのね、怖くないよね文だけ見たらね。でもね、これ送ってきたの亜久津なんだよね。これは隠されたメッセージで「放課後教室で（白装束を着て）待ってろ」という事だよね。うん、本当もう、今までありがとうございました。
それではね、私も落ち着きたいのでちょっとここまでの経緯をお話しようと思います。
亜久津はね、同じクラスです。顔見知りではありましたけどね、何で連絡先を交換するまでになったかと言いますとね。
亜久津がよく居るトイレがあるんですよね、私そこの掃除をさせられたんですよ。授業中うっせえってんでね。ハッハッハ黙ってられないんですよ私ハッハッハ。
サクッと終わらせようとしたら亜久津いるじゃん。ビビるよね。なのにさ〜！あいつさ！
「失せろ」とか言うんだよ、てめえが失せな！失せ！失せ！とか思っても言えないじゃん、ヤンキーだしね、怖いしね。
何言ってもダメかなって思って「まあまあwww」ってワンフレーズだけで亜久津の失せろコールを乗り切ってやったんだよ。ヒュー！
まぁその日はそれで終わったんだけど、いつ掃除しに行ってもおんねん！！！！あいつ！！！暇か！！！！！どっか行けや！！！！
「あの〜〜なんでこんなトコにいつもいんの？」
私ね、聞いたんです。勇気を出して。ヤンキーと言えどもね、クラスメイトですからね。
「うるせえ、関係ねえだろ。失せろ。」
「お前失せろしか言えねえのかよ」
ハイ、皆さんそろそろお気づきですね。黙っていられない＝思った事をすぐ言う、です。
「あ？」
ハイ、皆さん経験ございますでしょうか。ヤンキーの短めの「あ？」割と心臓がキュッとしますよ。
「エッめちゃくちゃキレるじゃんキレるの早っ、フットワーク軽すぎだろ命だけは助けてくれ」
慌ててこんな事を言って私はね、走って逃げました。そりゃもう走りました。まだ悲劇は続きます。それは 席 替 え …
うん、そう皆さんの想像通りです亜久津が隣の席でしかもその日国語の教科書忘れて机くっつけて亜久津に見せて貰いました（ここまで一息）
もうさ〜〜私が何をしたと言うんだよ本当。
めちゃくちゃ嫌そうな顔するしよ〜…でも私言いました。「亜久津国語の教科書持ってるんだねwww意外www」ってね！！！学習しねえんですよ私って奴は！！！！！！言った後に襲ってくる後悔！縮む心臓！滲む汗！泳ぐ目！学べ〜〜！！！私〜！！！
「あ？見せねえぞ」「すみませんでした」
…と、まあこんな感じで少しずつ仲良くなってね。連絡先の交換したのはいつだっけな、本当最近なんですよ。
「てめえ携帯貸せ」 「なんでだこの野郎」
「黙って寄越せ」「どんな悪行に私の携帯使うんだよ」「使わねえよ」「信じられないんだけど日頃の行いと目つきが悪いから」「早くしろ」「すみませんでした」
うん、これで携帯貸したらLIN●に亜久津の連絡先入ってたね。特に理由も聞かないでオッ！！！と思ってスタンプ連投したら肩どつかれました。
とまぁ、こんな感じなんです。連絡はたまに取るかな〜くらい。だから本当ビビってます。
亜久津あんな顔でモンブランとか好きなの好感度気にしてんのかなって千石とネタにしてたのがバレたのか…？だとしたらヤバ過ぎる…
もう腹をくくるしか無い…今までありがとう…
「何やってんだてめえ」「アッ亜久津先輩じゃないすかどしたんすか」
急に登場すな
「行くぞ」急に行くな 「えっどこ」
「帰るぞ」急に帰るな 「えっなに？」
「帰るぞって言ってんだよ」アッハイ
え〜〜？？？何？帰る？帰るだけ？それともその界隈では帰るっていうのは土に還るとかの隠語？え？
「えっ、何待ってろって帰るから待ってろって事？」
「それ以外に何があんだよ」
「お前が私を土に還す事だよこの野郎」
「お前…俺を何だと思ってんだよバカ」
「いやだって…なら一緒に帰ろうって普通に送ってよ〜！」「うるせえバカ」バカ連呼すな
うん、皆さんすみませんでした。こんな長々とね、本当すみませんでした。勘違いでした、私は土ではなく家に帰れそうです、ありがとうございます。
「ウチ来いよ」ん〜〜〜〜？？？？亜久津〜〜？？どういう事〜〜？？？亜久津〜？

※楽しくなって来たので、長くなるので、（既に長い）続編を書きたいと思いますFU〜〜！