ハッピーバレンタインデー
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「まぁ、お前の頭で考えても分からねェか。」
グサ。
なんでこんなローのことが好きなんだろ。
あー!こんな事言われても好きなのが悔しいっ!
一度はローの手に渡った小箱がずいっと目の前に差し出される。
疑問を感じながらも受け取ると。
「口移しで食べさせろ。」
「はぁ~!?無理無理無理!ロー、それは駄目だって!恥ずかしくて無理!」
「五月蝿ェな。いいだろ口移しの一つや二つ。減るもんじゃねェし、キスだって何度もしてる。それ以上のことだって…。」
段々ローの顔が近くなり、耐えきれなくなって顔を反らしたら蟀谷辺りに唇が寄せられる。
ちゅ。
「ひゃッ。ロー!ストップだって!」
「早くしろ。おれは気が短ェ。チョコより先にお前を食べたっていいんだが?」
いつの間にか壁と背中の間にするりと滑り込んでいるローの手が、背中を撫でて双臀へと下りていく。
撫で付けられた背中からぞわぞわと皮膚の粟立ちが広がっていくような感覚を覚える。
また胸がぎゅっと掴まれたみたいに熱くなる。
「わ、分かった!口移しやるから待って!」
「…。」
一瞬残念そうに目を下げたが、ローはフッと鼻だけで笑う。
左手は腰にまわさて、右手は壁に付き、私の背の高さに合わせて身を屈めた。
逃げ場はない。
目の前のローが「あ。」と小さく口を開けた。
歯並びキレー…。
こんなに至近距離で見ているのに毛穴一つない肌だし。
若干の嫉妬心が芽生えつつ、自分の恋人の顔に改めて見惚れてしまう。
「早くしろ。顎が疲れる。」
「はいはい…。」
決心を固めてトリュフチョコレートを一つ摘まむと、歯で砕いてしまわないように、そっと甘噛みした状態のままローの顔へ近付く。
「んっ………。」
ちゅ。
二人の唇が重なり、二人の熱でチョコレートが溶け出す。
とろとろと。
甘い味と隠し味に使った洋酒の香りが立って、頭がくらくらする。
「…ん…っ……。」
チョコが口から溢れてしまわぬようにローの口内へ上手く舌で押しいれた。
すかさずローの舌は器用にトリュフと名無しさんの舌も絡め取り、ころころと二人の間でチョコレートが転がされる。
「んッ…ふ……っ……。」
トリュフチョコレートの原型もなく、どろどろに溶けた液体を舐めとると漸く唇が解放された。
「悪くねェ。いい味だ。」
ぺろりと名無しさんの口の端に残っていたチョコレートも舐めて、ローは満足そうに笑う。
「…っ。もう、ローったら。」
今の私はきっと耳まで真っ赤になっていると思う。
ほっぺから耳まで熱い。
「さてと。」
トリュフチョコレートがまだ3つ残っている箱がローによって取り上げられ、腰に回されていた腕も解かれた。
あ、一つで満足してくれたのかな。
良かった―…。とホッとしたのも束の間。
ことん、とチョコレートの箱はベッド脇のサイドテーブルに置かれ、ローは名無しさんを抱き上げるとベッドへ放り投げる。
「わっ!?…きゃっ!」
慌てて上体を起こそうとする名無しさんの上に影が落ち、ベッドのスプリングがギシッ…っと音を立て更に沈む体。
私を跨ぐ体勢で両脇につかれている刺青だらけの腕。
見上げれば面白そうに口元を上げたロー。
「チョコレートも食べた事だ、今度はゆっくり名無しさんを味わわせてもらうぜ…。」
近付くローの顔に思わず、ぎゅっと目を瞑る。
グサ。
なんでこんなローのことが好きなんだろ。
あー!こんな事言われても好きなのが悔しいっ!
一度はローの手に渡った小箱がずいっと目の前に差し出される。
疑問を感じながらも受け取ると。
「口移しで食べさせろ。」
「はぁ~!?無理無理無理!ロー、それは駄目だって!恥ずかしくて無理!」
「五月蝿ェな。いいだろ口移しの一つや二つ。減るもんじゃねェし、キスだって何度もしてる。それ以上のことだって…。」
段々ローの顔が近くなり、耐えきれなくなって顔を反らしたら蟀谷辺りに唇が寄せられる。
ちゅ。
「ひゃッ。ロー!ストップだって!」
「早くしろ。おれは気が短ェ。チョコより先にお前を食べたっていいんだが?」
いつの間にか壁と背中の間にするりと滑り込んでいるローの手が、背中を撫でて双臀へと下りていく。
撫で付けられた背中からぞわぞわと皮膚の粟立ちが広がっていくような感覚を覚える。
また胸がぎゅっと掴まれたみたいに熱くなる。
「わ、分かった!口移しやるから待って!」
「…。」
一瞬残念そうに目を下げたが、ローはフッと鼻だけで笑う。
左手は腰にまわさて、右手は壁に付き、私の背の高さに合わせて身を屈めた。
逃げ場はない。
目の前のローが「あ。」と小さく口を開けた。
歯並びキレー…。
こんなに至近距離で見ているのに毛穴一つない肌だし。
若干の嫉妬心が芽生えつつ、自分の恋人の顔に改めて見惚れてしまう。
「早くしろ。顎が疲れる。」
「はいはい…。」
決心を固めてトリュフチョコレートを一つ摘まむと、歯で砕いてしまわないように、そっと甘噛みした状態のままローの顔へ近付く。
「んっ………。」
ちゅ。
二人の唇が重なり、二人の熱でチョコレートが溶け出す。
とろとろと。
甘い味と隠し味に使った洋酒の香りが立って、頭がくらくらする。
「…ん…っ……。」
チョコが口から溢れてしまわぬようにローの口内へ上手く舌で押しいれた。
すかさずローの舌は器用にトリュフと名無しさんの舌も絡め取り、ころころと二人の間でチョコレートが転がされる。
「んッ…ふ……っ……。」
トリュフチョコレートの原型もなく、どろどろに溶けた液体を舐めとると漸く唇が解放された。
「悪くねェ。いい味だ。」
ぺろりと名無しさんの口の端に残っていたチョコレートも舐めて、ローは満足そうに笑う。
「…っ。もう、ローったら。」
今の私はきっと耳まで真っ赤になっていると思う。
ほっぺから耳まで熱い。
「さてと。」
トリュフチョコレートがまだ3つ残っている箱がローによって取り上げられ、腰に回されていた腕も解かれた。
あ、一つで満足してくれたのかな。
良かった―…。とホッとしたのも束の間。
ことん、とチョコレートの箱はベッド脇のサイドテーブルに置かれ、ローは名無しさんを抱き上げるとベッドへ放り投げる。
「わっ!?…きゃっ!」
慌てて上体を起こそうとする名無しさんの上に影が落ち、ベッドのスプリングがギシッ…っと音を立て更に沈む体。
私を跨ぐ体勢で両脇につかれている刺青だらけの腕。
見上げれば面白そうに口元を上げたロー。
「チョコレートも食べた事だ、今度はゆっくり名無しさんを味わわせてもらうぜ…。」
近付くローの顔に思わず、ぎゅっと目を瞑る。