テレパシー
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私よりも私の事を知っている
私を大切に思ってくれて
私を喜ばせてくれる
そんなあなただから
こんなにも私の心を掴んで離さない
telepathy
「ねぇ、ゾロ!島に着いたら私の買い物に付き合ってよ。」
ここはサニー号の芝生の上。
私は寝ているゾロを無理矢理揺り起こして言った。
「はァ?何で俺がお前の買い物に付き合わなきゃいけねェんだ。一人で行け。」
ゾロは体勢を変えて私に背を向けると再び寝ようとする。
「もぉ!いいじゃない、可愛い彼女の頼み事だよ?」
「自分で言うな。」
腕を引っ張っても全く動じない彼に私は諦めて頬を膨らます。
あーあ。
せっかく久しぶりの陸地だっていうのに…ゾロは楽しみじゃないのかな。
船の前方にある大きな島を見て私はこんなにも心踊らせているというのに。
鼾をかき始めるゾロを横目で恨めしそうに見つめた。
島に着いてナミからクルー全員にいつも通りの注意事項と少しのお金を渡される。
「いい?問題行動は絶対起こさないこと!」
「はーい。」
私は部屋に戻ると余所行き用のワンピースに着替えてお気に入りのバッグを持った。
船を下りると、そこにはさっきまで寝ていたはずの彼が腕組みして立っている。
「あれ、ゾロどうしたの?」
「買い物付き合えって言ったのはお前だろ。ほら、行くぞ。」
スタスタと先を歩き出すゾロの耳は少し赤い。
もう。
素直じゃないんだから。
でも、すごく嬉しい…。
「ゾロ大好き!」
走って飛び付くと、ゾロの腕に手を絡ませた。