2+1(in three years)
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「名無しさんちゃん、夕食前に一杯どう?」
ダイニングにはナミとロビンの姿
二人は既に飲んでいたみたいで、キッチンに立つサンジに私もワインを勧められた
「ありがとう。じゃあ、一杯だけ貰おうかなぁ」
「名無しさん、雪かきお疲れ様。今日はアンタのダンナが取ってくれた魚パーティーですって」
ナミとロビンはグラスを少し掲げて乾杯する仕草をする
「二人共お疲れ様。雪かきやってもやってもあれだけ降れば意味ないよね」
私もサンジからワイングラスを受け取るナミたちと同じように乾杯する仕草で少し掲げた
ワインを一口飲むと体の中がじんわりと熱くなってくるのを感じる
その感覚がとても心地良くて好きだ
「後の事はルフィたちに任せましょ」
良かったらこれも食べて、とロビンが勧めたお皿にあったチーズの盛り合わせも頂く
「それで、ミントとゾロは一緒にお風呂?」
「うん。着替え置きに行ったらチョッパーも一緒に入っているみたいだったけどね」
「あら、パパったら面倒見が良いこと」
「ホントにねぇ〜」
「まったく、あのマリモからは考えられねぇよなぁ」
三人はニヤニヤと笑い、うんうんと頷いた
まぁ…確かに
三人が言うことも分からなく無い
前のゾロからは考えられないくらい子煩悩だと思う
うーん
娘だから余計に甘いのかな
デレデレに甘やかしているほどでもないけど
いやでも、昔からチョッパーのことは面倒見良かったしなあ
小さい子に好かれるのかな?
そこへ、お風呂から上がった三人がやって来て一気に騒がしくなる
ゾロはチョッパーを拭いてやりながら
ミントは頭にタオルを巻いたままでぱたぱたと駆けて来る
「ままー!なにたべてるの?ミントも!」
私が座っている隣の椅子の上によじ登ると目敏くチーズを見付けて手を伸ばすのを見て、サンジはアイスクリームを差し出した
「ミントちゃんにはもっと美味しいものあげるからね。はい、どうぞ。」
「わーい、アイスすき!」
「ミント、ありがとうは?」
「ありがとう!さんじくんもだいすき!」
「なッ…!」
「どういたしまして。ちっちゃなプリンセス」
娘の口から出た言葉に一瞬時が止まったように衝撃を受けたゾロと、
小さい子どもでも好きと言われれば満更でもない嬉しそうな顔をするサンジの表情は対照的だ
「も〜、パパったらそんな顔しないの」
「ミントちゃんのパパの顔、怖いですね〜」
「お前ェらがパパって呼ぶな!」
ナミとサンジにイジられて笑いの渦が巻き起こり
ミントは、そんな私たちを不思議そうに見つめてから両手を広げて言った
「なみおねえちゃんも、ろびんおねえちゃんも、みーんなだいすきだよ!」
「ありがとうミント。皆もミントが大好きだよ」
娘の頭を優しく撫でて
ぎゅっと抱きしめた
この子の周りにはいつも笑顔が咲いている