マリモの日
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「マスコットだぁ?ンなモンぶら下げてたら戦闘の時に邪魔で仕方ねェ。」
そう言うと思ったからコッソリ付けようと思ったのに。
私は手に持ったマリモッコリのキーホルダーをゾロに投げ渡す。
「しかもお前何でコレを選ぶ。他にもあんだろうが。」
ぱしっ、とキーホルダーを受け取ったゾロはまじまじと見つめる。
「だって同じマリモだし。」
「おい。コックみてェなこと言うんじゃねェ。」
あの、ゾロがこのマリモッコリのキーホルダー持ってる姿は正直面白い。
刀にぶら下げてやれば最高だったのになぁ。
「刀がダメなら腹巻きにで…。」
「やらねェ。」
私の提案に若干喰い気味に返答したゾロ。
キーホルダーを投げ返してきた。
「ホラ目付きが悪いところとか似てるし。」
「お前なぁ…。」
「それに、モッコリしてる所までソックリー!」
ピクッ…。
露店でこのキーホルダーを見付けた時は、ゾロの事からかってやろうって軽い気持ちだったんだ。
だけど、ゾロは違ったみたい。
「誰がマリモッコリにソックリだって?」
近付いてきたゾロに肩を掴まれて、不穏な空気を感じ取った。
…時既に遅し。
「え、だってサンジだってマリモマリモって言ってるじゃん?」
「その名前を出すんじゃねェ。」
サンジの名前を出した事によって余計に機嫌を悪くさせたらしい。
「や、やだなぁ。ほんの冗談じゃん。本気にしないでよ。」
「冗談ねェ…。」
「ッ、きゃっ!?」
意味深に一時の間を空けた後、ゾロは私の体を軽々と担ぎ上げる。
彼の背中をぽかぽかと叩いてみるけど、そんな事では全然動じない。
「丁度良い。時間はたっぷりあるから証明してやるよ。」
「へ…?何を?」
「俺がモッコリしてるだの何だの言いやがって。なぁ名無しさん、確めてやろうか?」
ゾロの足は女子部屋へ向かって歩いて行く。
「ダメだって!誰か帰って来たらどうするの…!」
担ぎ上げられた肩の上で暴れる抵抗空しく私は自室のベッドの上に放り投げられた。
その上にゾロが覆い被さる。
「久々の陸地なんだ。早々帰って来やしねェよ。」
ゾロの鋭い眼光に私は蛇に睨まれた蛙状態。
「うっ…。」
生暖かい舌が私の弱い首筋を這う。
彼の手は既に私の二つの膨らみを捉えて。
「俺たちも久々の二人きりになったんだ。存分に楽しもうぜ。」
耳元で囁かれて体が震えた。
…彼は私のスイッチの入れ方を知っている。
fin.