喜怒哀楽
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哀
島を離れて俺たちの仲間に入るのを決めたお前。
皆の前では自然に振る舞ってはいたが、こっそり陰では泣いていただろ。
目ェ見りゃ分かる。
声を上げて泣くお前も。
感情を押し殺して泣くお前も。
守ってやりたいと思った。
俺が誰かに対してこんな感情持ったのは初めてだ。
*
声を掛けるのを思わず躊躇してしまった。
何とも言えない表情で海の向こうを見つめているんだもん。
あんな切ない顔、初めて見たよ。
ねぇ、誰を思っているの?
あなたの心の隙間を埋める事は出来ないのかな。
私にもその哀しみをぶつけて。
少しでもあなたの心が軽くなるように。