笑えねぇ
ギルドに顔を出したフリードの隣を定位置にして今日も纏わり付いているビックスロー。
それに対して少々呆れ顔で距離を取っているエバーグリーン。
「今日も良い匂いがするな~」
リクエストボードを見ているフリードに引っ付いてあれこれと話しかけている。
「ああ、来る途中に新商品とかで貰ったクッキーの匂いだろう。腹が減ってるなら食うか?」
ポケットから取り出した小さな袋を手渡されて複雑な顔付きになる。
「いや、これじゃなくてダナ」
「これが良いか。エバ、明日からちょっと遠出のクエストに出るぞ。報酬が三人で分けても一人50万ジュエルだ」
「あら、条件が良いわね。じゃあ準備しなきゃ」
ビックスローを無視した訳ではないが二人で話を纏めてしまった。
「俺は行くなんて言ってない……」
ムッとした雰囲気のビックスローに対してフリードがサラリと一言。
「今夜、メシを作ってやるから俺の家に来るか?なんならそのまま泊まって行っても構わないが」
「エッ!行くっ!!荷物纏めて持ってくからヨ。泊まるゾ。その方が寝過ごす心配がネェ」
ゴネようとしたがあっという間に機嫌を直して、準備してくる!と、ギルドを飛び出して行った。
「ミラジェーン、このクエストに行ってくる」
依頼書をミラジェーンに渡し、受注手続きを完了する。
「はい、完了。相変わらずビックスローの扱いが上手いわね」
笑いながら言われてもフリードはキョトンとするばかりでミラジェーンの言葉の意味が解っていない。
「計算なしで手の平の上で転がしてるだけよ」
フフッと笑うエバーグリーン。
「やっぱり天然って怖いわね」
「もう一人の天然のあんたが言わないで」
天然マイペースの二人を前に頭痛を堪えて苦笑いするしかないエバーグリーンだった。
それに対して少々呆れ顔で距離を取っているエバーグリーン。
「今日も良い匂いがするな~」
リクエストボードを見ているフリードに引っ付いてあれこれと話しかけている。
「ああ、来る途中に新商品とかで貰ったクッキーの匂いだろう。腹が減ってるなら食うか?」
ポケットから取り出した小さな袋を手渡されて複雑な顔付きになる。
「いや、これじゃなくてダナ」
「これが良いか。エバ、明日からちょっと遠出のクエストに出るぞ。報酬が三人で分けても一人50万ジュエルだ」
「あら、条件が良いわね。じゃあ準備しなきゃ」
ビックスローを無視した訳ではないが二人で話を纏めてしまった。
「俺は行くなんて言ってない……」
ムッとした雰囲気のビックスローに対してフリードがサラリと一言。
「今夜、メシを作ってやるから俺の家に来るか?なんならそのまま泊まって行っても構わないが」
「エッ!行くっ!!荷物纏めて持ってくからヨ。泊まるゾ。その方が寝過ごす心配がネェ」
ゴネようとしたがあっという間に機嫌を直して、準備してくる!と、ギルドを飛び出して行った。
「ミラジェーン、このクエストに行ってくる」
依頼書をミラジェーンに渡し、受注手続きを完了する。
「はい、完了。相変わらずビックスローの扱いが上手いわね」
笑いながら言われてもフリードはキョトンとするばかりでミラジェーンの言葉の意味が解っていない。
「計算なしで手の平の上で転がしてるだけよ」
フフッと笑うエバーグリーン。
「やっぱり天然って怖いわね」
「もう一人の天然のあんたが言わないで」
天然マイペースの二人を前に頭痛を堪えて苦笑いするしかないエバーグリーンだった。
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