SS集め

ふと隣に居るビックスローを見上げたフリードが
「背筋を伸ばしたらどうなんだ。猫背になっているぞ」
パンッと軽く背中を叩く。
「ん〜、しても良いけどオレが背筋を伸ばしたらお前が困るゼェ」
「何故俺が?」
グイッと胸を張り背筋を伸ばしたビックスローが答える前に細い糸を指先で摘んで渡してきた物。
「…ハイ、糸電話。身長差がありすぎて声が聞こえなくなんダロ」
瞬間、目の前に出された糸電話ごと見事なボディブローがビックスローの腹に決まった。
「目の前に丁度いいサンドバッグがあったな」
「…お、お…まえぇ~」
1/3ページ
スキ