過去文リメイク※NARUTO中忍試験途中まで
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試験開始から96分後
コウ側
1『・・・・・っせー!マジおっせーっ。あそこに居る奴らなにくすぶってんだしでかい虎5匹くらい瞬殺しろし。・・・あ、1人食われてやんのざまあ。・・・うーんグロイ。』
コウは探透眼で一番近くのチームを観察実況していた。1人だからかなり痛いことになっている。
鬼月側
2『(・・・・・それにしても、本当に遅いわね。)』
鬼月は比較的低い位置にある塔の屋根の上で変わり身の術をしながら神経を研ぎ澄ませていた。
あざみ側
3『♪』
あざみは周囲から己の存在を隠す空間支配秘伝幻術をかけてうろうろしていた。
3『らぃんあう~んんー♪・・・・うん?あ!』
ザッ
あざみは塔に入っていく人影を見つけ、その場を後にした。
3『鬼月っ♪見つけたよっ!!』
2『ようやくね・・・・』
3『コウ~!』
2『突破者を見つけたみたいよ。』
1『おお! うっしゃあ!やぁっっっと休めるぜぁ!!』
ぜあ?
*
で、入室。
“天”無くば智を織り機に備え
“地”無くば野を駆け利を求めん
天地双書を開かば 危道は正道に帰す
これ即ち“ ”の極意
・・・導く者なり
三代目
だってさ。
3『んむむー?』
1『文を見る限り天と地は人の頭と体だろ?』
3『え?なんで?』
1『んー、ほら。天無くば智を織り機に備えっつーのは体力あっても頭悪いやつは勉強しろってことで、地無くば野を駆け利を求めんは頭優れてても体力無い奴は体鍛えろってことだ。
んで、天地双書を開かば危道は正道に帰す・・・鬼月みたいに優れた知識と身体を手に入れることができれば危険な任務でも臨機応変それなりに対応できるってことさ。』
3『ほうほう。なんとなくわかった!』
2『となるとあの虫食いにあてはまるのは人か忍かしらね?』
1『多分ね。・・・・つかどうすればいいのよ?』
3『んー、ねえねえ、もしかしたら巻物開けばいいんじゃないかな?天地ふたしょを開かばって書いてあるし。』
2『ふたしょじゃなくて そうしょ ね。』
1『あーなるほど?格言と指示をかけてる感じかー。』
3『うん!』
1『いいよ。やってみっか。』
2『危なくないかしら?』
1『ん?心配なら影分身に開かせようか?俺らは隠れてさ。』
2『・・・そうね。そうしましょ。』
3『いいよー!』
1『じゃ・・・・影分身!』
3『いでよ影分身ー!』
2『影分身の術。』
ボボボンッ
ー次
というわけで、
あざみは見守り担当
コウは天を担当
鬼月は地の書を担当
となった
1『じゃ、』
3『うん!』
2『ええ。』
バッ!
コウと鬼月の影分身は同時に巻物を開いた。
1『ちょっ・・・?!』
2『何で口寄せの術式・・・?』
3『???』
2つの巻物に刻まれていたのは、人という字を核とした術式であった。
シュウウ
少しの間をおいて、2つの巻物が起動し始めた。
2『やっ!』
1『そおい!』
2人は反射で巻物を投げた。
3『えっなんで投げ』
ボフン!
あざみが言い終わらないうちに口寄せが発動。
大きな煙が立ち、煙の中から2つの人影が姿を現した。
「ちょっ」
「早っ・・・」
2『この声は・・・、』
1『ウハッ』
3『だれ?』
煙が晴れると、3人の前にはイズモとコテツが居た。
3『え?え?』
あざみは戸惑い、
1『(かっこいいおにーさん!!)』
コウは喜び、
2『試験官が口寄せで・・・ということは、」
鬼月は冷静に状況判断をしていた。
コテツ「イズモ、この試験の開始から何分経ってる?」
イズモ「・・・・・・・・102分だ。」
コテツ「・・・下忍最速の12班・・・。噂は本当だったみたいだな。」
1『マジ感動の再開。つか俺らそんなあだ名ついとんのかい。』
3『・・・・だれ?』
2『何故試験官が・・・?』
イズモとコテツが鬼月の質問に気付いた。
コテツ「今回の第二試験の最後は中忍が受験生を迎えることになっているんだ。」
2『最後・・・?ということは、』
コテツ「ああ。・・・第二の試験、突破おめでとう。」
3『!』
2『・・・、』
1『ウッシャァッ!!』
コテツの言葉に、3人はそれぞれの反応を示した。
イズモ「あと・・・それからもうひとつ伝えることがある。」
1『ん?』
2『?』
3『何ー?』
イズモ「あの壁紙のことだ。あれは火影様が記した中忍の心得だ。」
2『心得・・・ね。』
1『あー、つことはあれか。うん。やっぱ指示とかけてたのか。』
イズモ「まず天とh」
1『あーはいはい。あれだろ?天は頭、地は体つーことだろ。で、要するにひょろいガリ勉は体鍛えろ頭弱い体力バカは勉強しろってことだろ?』
「「・・・・!」」
イズモとコテツは顔を見合わせた。
イズモ「・・・正解だ。そしてその天地両方、つまり優れた頭脳と身体能力を兼ね揃えれば、どんな危険に満ちた任務も正道、
つまり覇道ともいえる完全な任務になりえる。ということになるわけだ。」
2『ということは・・・あの虫食い文字のところは・・・、』
コテツ「中忍を意味する文字・・・、巻物にあった 人 という一字が入るというわけだ。」
『『なるほど。』』
3『ほうほう。』
イズモ「この第二試験は受験生の中忍としての基本能力を試すためのもので、君たちはそれを見事クリアしたということになる。
中忍とは部隊長クラス・・・チームや部下を導く義務がある。任務における知識の重要性と体力の必要性をさらに心得ろ!
コテツ「そしてあの中忍心得を決して忘れずに次のステップに挑んでほしい!」
『『『・・・・はい!』』』
3人は一度顔を見合わせ、強く返事を返した。
3『ちなみにうちらが途中で巻物を開いたらどうするつもりだったんですかー?』
イズモ「序盤も言われただろうが、中忍ともなれば極秘文書を扱うことも出てくるだろう。
もし試験中に規則に反する条件下で巻物が開かれた場合には試験終了時刻まで気絶していてもらっていた。」
3『なるほどなるほどー。』
コテツ「まあ本来は1チームにつき中忍1人が担当につくはずだったんだがな。」
2『?、』
コテツ「12班に関しては戦闘力が未知数だとかで担当が俺たち2人になったんだ。」
2『なるほどね。』
1『へぇーふぅーーん巻物開けられなくてよかったですねきっと返り討ちですよそのあとふひひひひひっwww』
2『コウ、顔。・・・きもちわるいわよ。』
3『いやらしいこと考えてるー!めっ☆』
1『てへぷぇろぉwww』(てへぺろの意)
「「ι・・・(引)」」
1『(つか、戦闘でこの2人が私たちに勝てるわけがないだろうし。)』
ちなみに本体組
1『(・・・・・どうしよう)』
2『(いつ出れば・・・・)』
3『(うぅ・・・いつ出ればいいかわからん・・・(泣)』
その後、隠れ蓑の術を使って隠れている本体達が完璧に影分身を解くタイミングを失ってしまい、
寝室に案内されてから就寝時刻という名の自由時間になってやっとこさ影分身を解いて入れかわったとさ。
なんという待ちぼうけ回。
―№4[中忍試験るぜ!サバイバルだぜ!!]―
―終幕―