過去文リメイク※NARUTO中忍試験途中まで
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イビキ「ここに残った81名全員に・・・第一試験、合格を申し渡す!」
「「『「!!!」』」」
イビキの言葉に、会場のほぼ全員の下忍が驚愕の表情を浮かべた。
サクラ「ちょ・・・ちょっとどういうことですか!?いきなり合格なんて!10問目の問題は!?」
サクラの質問にイビキは先程の雰囲気をガラリと変え、気さくに笑った。
イビキ「そんなものは初めから無いよ。・・・言ってみればさっきの2沢が10問目だな。」
サクラ「え!!?」
2『ハッタリとは、やってくれるじゃない。』
テマリ「ちょっと・・・!じゃあ 今までの前9問は何だったんだ・・・!?まるで無駄じゃない!」
先ほどまでハラハラしていたテマリは、声を荒げた。
イビキ「・・・・・・・無駄じゃないぞ。9問目までの問題はもうすでに その目的を遂げていたんだからな・・・。」
テマリ「!、ん・・・」
イビキ「君達個人個人の情報収集能力を試すという、目的をな!」
テマリ「?、・・・・情報収集能力?」
イビキ「まず・・・、このテストのポイントは 最初のルールで提示した〝常に 三人一組で合否を判定する〟というシステムにある。
それによってキミらに〝仲間の足を引っ張ってしまう〟という、想像を絶するプレッシャーを与えたわけだ・・・・。」
3『ほうほう。』
ナルト「なんとなくそんな気がしてたんだってばよ、このテスト!」
イビキ「しかし・・・・、このテスト問題は君達下忍レベルで解けるものじゃない・・・・・。」
1『だろうよw』←ホイホイ解いてた奴
イビキ「・・・・当然そうなってくるとだな・・・、会場のほとんどの者はこう結論したと思う。点を取る為には〝カンニングしかない〟と・・・。
つまり・・・この試験はカンニングを前提としていた!そのため〝カンニングの獲物〟として全ての回答を知る中忍を2名ほど・・・・・、
あらかじめお前らの中に潜り込ませておいた。」
1『えぇ?』
2『あら、』
3『そうなの?』
12班の全員は気が付いてなかったようだ。つか気が付く必要が無かったとも言う。
下忍「そいつを探し当てるのには苦労したよ・・・・。」
下忍2「ああ・・・ったくなぁ・・・、」
ちなみに殆どの方々は気付いていたようであった。
ナルト「ハハハハ・・・・・バレバレだったってのーー!!!ンなのに気づかない方がおかしいってばよ!!! な!ヒナタ!」
1『あ゛ぁ?野郎ちぐっぞ。』
2『・・・・嘘くさいわね。』
3『ちくしょーーー!!!』
イビキ「しかしだ・・・ただ 愚かなカンニングをした者は・・・当然 失格だ・・・・・。」
イビキは頭を覆っていた額当てを外した。
イビキ「なぜなら・・・・情報とはその時々において命よりも重い価値を発し、任務や戦場では常に命がけで奪い合われるものだからだ・・・・。」
3『!!!、(ひどい・・・!)』
2『(・・・火傷、ネジ穴、切り傷・・・。)・・・拷問の、跡・・・・!』
1『身を持って体感済み、って訳か。』
イビキの拷問の跡にその場に居たほぼ全員が目を奪われた。あまりの痛々しさに目を逸らす者も居た。
だがその中でコウはただ一人、動じるどころか 納得したように口元を吊り上げていたのだが。
イビキ「敵や第三者に気づかれてしまって得た情報は〝すでに 正しい情報とは限らない〟のだ・・・。」
イビキは再び頭を額当てで覆い隠した。
イビキ「これだけは覚えておいて欲しい!!誤った情報を握らされることは仲間や里に・・・壊滅的打撃を与える!!
その意味で我々は キミらに・・・カンニングという情報収集を余儀なくさせ、それが 明らかに劣っていた者を選別した・・・、というわけだ。」
テマリ「・・・・・・・。でも・・・ なんか最後の問題だけは納得いかないんだけど・・・・・・。」
テマリの良い言葉にイビキは微笑み、額当てを結んだ。
ヒビキ「しかし・・・、この10問目こそが・・・・この第一の試験の本題だったんだよ。」
ナルト「?」
サクラ「・・・・・・、いったい・・・どういうことですか?」
ヒビキ「説明しよう・・・――10問目は・・・・・〝受けるか〟〝受けないか〟の選択。
言うまでもなく苦痛を強いられる2択だ。〝受けない”者は班員共々 即失格・・・〝受ける〟を選び、問題に答えられなかった者は〝永遠に受験資格を奪われる〟
実に 不誠実極まりない問題だ・・・・・。じゃあ・・・こんな2択はどうかな・・・。君達が仮に 中忍になったとしよう・・・・・。
任務内容は秘密文書の奪取・・・。敵方の忍者の人数・能力・その他 軍備の有無、一切不明。さらには敵の張り巡らした罠という名の落とし穴があるかもしれない・・・・。
さぁ・・・〝受ける〟か?〝受けない〟か?」
2『(この前のBランクとまったく同じ内容ね。)』
3『(それと同じ任務この前やった!!)』
1『(受ける。・・・報酬にもよるけど。)』
イビキ「命が惜しいから・・・・・、仲間が危険にさらされるから・・・・、危険な任務は避けて通れるのか?」
1『(アホか。指名で与えられた任務なら避けれる訳ねーよwたとえ99%死ぬ任務だろうとな。)』
イビキ「答えはノーだ!
どんなに危険な賭けであっても。――おりることのできない任務もある。
ここ一番で仲間に勇気を示し・・・・・、苦境を突破していく能力。
これが中忍という部隊長に求められる資質だ!
いざという時自らの運命を賭せない者〝来年があるさ〟と不確定な未来と引き換えに心を揺るがせ・・・、チャンスを諦めて行く者。
そんな密度の薄い決意しか持たない愚図に!中忍になる資格などない とオレは考える!!
〝受ける〟を選んだ君達は――難解な第10問の正解者だと言っていい! これから出会うであろう困難にも立ち向かっていけるだろう・・・。
入口は突破した・・・・。中忍選抜第一の試験は終了だ。
君達の健闘を祈る!」
ナルト「おっしゃー!!祈っててー!!」
ナルトは興奮し調子に乗った様である。
1『格好いい事言うじゃん♪』
2『ふふっ・・・、』
3『ありがたいお言葉でした!たいへん勉強になりました!!』
1『あざみテンプレ乙w ・・・・?(何か来る!)』
バリィン!
突然 窓から黒い塊が入ってきたと思うと、そこには一人の女性と
第2試験官 みたらしアンコ 見参!! と、でかでかと書いてある横断幕が佇んでいた。
アンコ「アンタ達 よろこんでる場合じゃないわよ!!!私は第2試験官!
みたらしアンコ!!次 行くわよ次ィ!!
ついてらっしゃい!!!」
そして・・・・
重い沈黙が、
流れた。
(笑)
イビキ「空気読め・・・。」
ボソリと言うイビキの言葉にアンコはピクリと反応し、込み上げて来た羞恥心により少々顔を赤らめた。
まあそれはともかくとして、
アンコ「81人・・・・!? イビキ!27チームも残したの!?
今回の第一の試験・・・甘かったのね!」
予想以上のチーム数にアンコはイビキを睨み付けた。
3『正直辛かったです。(小声)』
1『まあまあ。(小声)』
イビキ「今回は・・・優秀そうなのが多くてな」
アンコ「フン!まあ いいわ・・・・・。次の第二試験で半分以下にしてやるわよ!!」
2『(してやる・・・・ねぇ?)』
アンコ「ああ~~ゾクゾクするわ!詳しい説明は場所を移してやるから ついてらっしゃい!!」
というわけで大移動さね。
*
一方移動中の教室では・・・。
イビキ「(12班は全員全問完璧・・・か。それに・・・白紙でここを通過したうずまきナルト・・・。
・・・本当に面白い奴等だ・・・・。)」
―№3[中忍試験るぜ!筆記だぜ!!]―
―終幕―