過去文リメイク※NARUTO中忍試験途中まで
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試験開始から46分
イビキ「・・・よし! これから第10問目を出題する・・・。」
1『お。』
2『(大丈夫!絶対に0点じゃないしね!!)』
3『(・・・ずいぶんと待ったわ。)』
イビキ「・・・と、その前に一つ最終問題についての ちょっとしたルールの追加をさせてもらう。」
場の空気が緊張と驚愕で張り詰められた。
ギィ
そんな中トイレに出ていたカンクロウが戻ってきた。
イビキ「フ・・・・、強運だな。」
カンクロ「!?」
イビキ「お人形遊びがムダにならずにすんだなァ・・・? まあいい。座れ。」
イビキの言葉にカンクロウは自分の席に移動した。
イビキ「では 説明しよう。 これは・・・絶望的なルールだ。
まず・・・、お前らにはこの第10問目の試験を・・・〝受けるか〟〝受けないか〟のどちらかを選んでもらう!!」
2『(逃げ道があるという事は・・・)』
1『(・・・それなりのリスクがあるって事か。)』
3『(???)』
テマリ「え・・・選ぶって・・・!もし10問目の問題を受けなかったらどうなるの!?」
イビキ「・・・〝受けない〟を選べばその時点でその者の持ち点は0となる・・・。
つまり失格!もちろん同班の2名も道連れ失格だ。」
下忍男「ど・・・どういうことだ!!?」
下忍女「そんなの〝受ける〟を選ぶに決まってるじゃない!!」
イビキ「・・・そして・・・もう一つのルール。〝受ける〟を選び・・・、正解できなかった場合―――
・・・・・・・その者については今後 永久に中忍試験の受験資格をはく奪する!!」
3『えっ』
1『えっ(・・・考えたな。)』←隣につられてえって言った
2『(・・・・なるほどね、)』
キバ「そ・・・そんなバカなルールがあるかぁ!!現にここには中忍試験を何度か受験している奴だっているはずだ!!」
キバが赤丸と共に声を荒げ、吠えた。
イビキ「クク・・・ククククッ 運が悪いんだよ・・・お前らは・・・・・。今年はこの俺がルールだ。」
その代わり引き返す道も与えてるじゃねーか・・・。」
下忍「え?」
イビキ「自信のない奴は大人しく〝受けない〟を選んで・・・、来年も再来年も受験したらいい。
では始めよう。この第10問目・・・・・・〝受けない〟者は手を挙げろ。番号確認後、ここから出てもらう。」
突然迫られた究極の選択に、辺りは静まりかえってしまった。
3『コウ・・・』
あざみはコウの袖をつまんだ。コウは視線を変えないままに溜息をついた。
1『・・・好きにしたらええ。つかそれ位自分で考えろ。』
それを聞いたあざみはコウの袖から手を放した。コウはどうでもよさげに欠伸を一つした。
3『(私は挙げる必要無いわね。)』
2『(・・・・)』
1『(つかこれ簡単に言うと 仲間か 自分か ただのエゴか の3択なんだよね。剥奪がチーム巻き込むものでないことからして)』
下忍「オ・・・オレはっ・・・・、」
ナルト「!」
ナルトの隣にいた、下忍の1人が手を挙げ立ち上がった。
下忍「・・・・やめる!〝受けない〟ッ!!」
1『ぷっ・・・くく、(自分主義キタコレwww)』
コウは小さく噴き出した。
下忍「す・・・すまない・・・!!源内!!イナホ!!」
試験官「50番 失格。130番!111番!道連れ失格。」
下忍「ちくしょう・・・・・・」
それを機に、
「お・・・オレもだッ!!」「わ・・・私も・・・、」
「す・・・すまない、みんな!!」
「オレもやめる!!」「わ・・・わたしも・・・」
と、次々に退場していく者が増えていった。
1『ぶふっ・・・くくくっ(いやー賢明な判断だw自分大好きだなww)』
コウは次々と増える退場者に次々と込み上げて来る笑いを次々と押し殺していた。
バァン!
ナルト「なめんじゃねー!!!俺は逃げねーぞ!!」
突然、強く机を叩いた音が教室内に響き渡った。
『『『(Σなにごと)』』』
ナルト「受けてやる!!もし一生 下忍になったって・・・意地でも火影になってやるから別にいいってばよ!!!怖くなんかねーぞ!!」
他の下忍が驚愕する中、ナルトの声が室内に鳴り響いた。
イビキ「もう一度訊く・・・。人生を賭けた選択だ。やめるなら今だぞ。」
ナルト「まっすぐ自分の言葉は曲げねぇ・・・俺の・・・忍道だ!!」
いつの間にか、他の下忍達の大多数から不安の表情が消えていた。
1『ぷ、あっははははは!!(机バシバシ!)その発想はw無かったww自分か仲間かエゴの3択かとばっかり思ってたよww間違っても気にしないで突き進む!いい答えじゃんwww』
コウは怒号一つでころりと空気が変わってしまった事に噴き出し、笑った。
そして仲間か自分かエゴかの3択という事で降りるに降りれない雰囲気を作り出したのだった。あーあ。
イビキ「(フン・・・面白いガキ等だ・・・。こいつらの不安をあっという間に蹴散らし、さらには逃げ道を塞ぎやがった・・・・・。・・・・・81名か・・・・・、・・・予想以上に残ったが、
これ以上粘っても・・・・同じだな・・・。)
イビキは周りの試験官に視線を送った。彼らは異論は無いと言わんばかりに全員が頷いていた。イビキはそれを見て視線を戻した。
イビキ「いい〝決意〟だ。では・・・ここに残った全員に・・・・、」
下忍等はごくりと生唾を飲み込んだ。
イビキ「〝第一試験〟合格を申し渡す!!!」
どゔぁーん。