過去文リメイク※NARUTO中忍試験途中まで
夢小説設定
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プロローグ
『追い出しやがって。』
『先に死ぬとか・・・!』
『捨てるなんて、』
くノ一部隊、第12班!
――― 1 .
「大人しく封印されろってんだ!バケモノがァッ!!」
「ひ、ひぃっ、よ、寄るな!わ、悪かった…だから…た、助けッ」
「ねえ、見てるよ。こっち…」
「一族の異分子だ…! 何故…」
「ゲホッ…強者が居れば、それを狙い強者が襲撃してくる…。ガホッゴホッ…強すぎる力は災いでしかない!だからお前は、カハッ…ここに居てはならないんだ!!だからっヒュウッ大人しく死んでくれってんだよォッ!!」
『・・・・。』
どうして?
わたしをこんなふうにうんで、
こんなふうにそだてたのわあなたたちだよ?
わたしだってつらかった
わたしだっていたかった
そんなこというなら
そんなめでみるなら
そんなあつかいするなら
なんでこんなふうに
なんでそだてたの
ばかみたい。
「これ以上続けても命の浪費だ。それにこれ以上は…怒りが恨み憎しみに変じるぞ」
「拘束、封印、暗殺は不可能。なれば……もう。」
「致し方ない。あれは…危険すぎる」
そう。
「娘よ、否、
類い稀なる者よ。
これまでの数々の非礼を、横暴を、行いを…どうか…どうか!
一族に、里に、ご容赦を…!」
「どうか」
「申し訳ありませんでした…」
いいよ。べつに。
『ばいばい。』
わたしのおかねとたからものさえあればなんとでもなるもの。
*
さて
どこにいこうかな。
・・・・・血霧の、霧隠れの里とかいいかも。
じゃあ風と火の国を通って真っ直ぐ行こうかな。
うん、そうしよう。
――― 2 .
「いい?素手で取ってくるのよ?あなたなら猪十匹くらい簡単よ。」
「今日は村の皆が家で静かに過ごす日だ。お前の猪は村の皆の晩ごはんだからな。ぬかるなよ。」
『はい。いってまいります、父上、母上。』
「「いってらっしゃい」」
*
コココココ
『・・・・?地響き?』
ココゴゴゴゴ、
『?』
ドォンッ!!
『!?、噴火!?なんで・・・・!・・・!っそうだ、村が!!』
*
ドゴゴゴ、
『・・・・っ!!、』
ゴゴゴゴゴ、ドォン、ドブン、
『・・・・村が・・・ない、父上と母上が・・・・村の、皆が・・・集落、沈んで・・・、』
ドォン、ドブン
『ぁ、ああああ、いや、うそよ・・・・うそ、うそうそうそ、いやぁぁぁぁああああーーー!!!』
*
『ック そうだ、木ノ葉、 ヒック に、ウッ 伝えなっきゃ・・・ひっ・・・く・・・ふぅ、ック』
ドオン、ドブン
『 ヒック 』
ドォン、
――― 3 .
「地下が使えなくなったのは相当痛いぞ。食糧庫も埋まってしまった。」
「そうね。」
「今は会議中だ。入ってはならぬ。」
『でもあの、お腹、空きました。』
「うわーん、おなかすいたよぉ」
「ままぁ、ごはんー」
「入ってはならぬ。暫し待つのだ。」
「・・・・・・どうしようか」
「・・・・致し方ない。あの大飯喰らいを追放するしか・・・」
「そんな、」
「あの子はまだ子供よ!」
「だがあの食欲は子供離れしている。奴が消えれば辛うじてだが生き長らえる事は出来る。」
「そのくせ、あの子は将来性がない。」
「そうね。それにあの子、口は堅いけど警戒心が無さ過ぎる。また余所者を引き入れてしまうかも・・・」
「「・・・・・確かに、そうです・・・・・。」」
「・・・・・・致し方ないのだ。」
*
『長、どうして!』
「生き長らえる為だ。大飯喰らいは追放せねばならぬ。」
『そんな、』
「何、お前程の力量があれば自力で生き長らえられるであろう。」
『でも、』
「2度と帰って来るな。一度追放されたものは信用ならぬ。」
『!、そ』
「去れ!!」
『・・・・・・・・はい。・・・今まで、ありがとう、ございました。』
タッ、タタタタタタ、
「・・・・許せ。掟なのだ・・・・・。・・・・どうか、無事に。」
―№0[プロローグ]―
―終幕―