□14 緋色の花つ月編開始まで[8p]
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その後も、ハオリやマギレについての言及は続いた。
「マギレが転科してきて半年も経ってないのに…放課後と休日全部使ったとしても、どれだけ教えるのが上手かったとしても早すぎる…。マギレ、お前にこんな才能があったとはな」
「意外だよね」
「…そういえば、マギレ君はもともと隠れ蓑の術が得意だったよね」
「あ、はい、その、得意でした…。その節は本当にすみませんでした……」
「あ、あはは。まあその話は今は置いといて、隠れ蓑の術や、その上位にあたる迷彩隠れの術なんていうのは、結構正確なチャクラコントロールが必要な分野の術なんだよね」
「つまり…元々マギレ君にはその片鱗はあったってこと?」
「そうみたいですね、師匠もそう言ってました」
「それにしたってこの歳での習得なんて異例中の異例なんだけどね…」
「まあ…その分、修業の度に……ほぼ毎日死を覚悟する羽目になっているんですけどね……ははは…」
「な、なんか説得力あり過ぎてシャレにならねーってばさ…」
だとか、
「――でも、そのハオリねーちゃんだっけ。修業は辛くても実際に効果あるんだよな……オレにもちょっとばかし修行つけてくれねえかなーなんて…」
「す、すみませんボルトさん。師匠、もう弟子は取らないって言ってました」
「ガーン!そんなあ~、助けてくれたんだから最後まで責任取って欲しいってばさ!」
「いやどういう理屈なのそれ」
だとか、
「結局、あの時マギレが口寄せしてたでかい馬みたいのは何だったんだ?」
「師匠の口寄せ動物ですが……ボクも詳しくはわからないです」
「はーい私もー」
「よくわかんないものとよく口寄せ契約結んだな……」
だとか、
「そういえばマギレ、凄い怪力だったよね。あれもチャクラコントロールで?」
「あの時はすみませんでしたミツキさん…。えっと、その通りです。チャクラを使った身体能力向上の才能はもともとかなりあったみたいで…実際、医療忍術よりはずっと簡単でした」
「確かにあれはビックリしたってばさ…」
だとか、
「そういえば號…お前しれっとしてるけど、影分身なんていつ覚えたんだってばさ」
「え?號さん影分身も使えるの…!?」
「そうなんだよこいつ!しかも暴れるマギレ抱えながら全力のオレに追い付いてきたんだぜ!?」
「えっなにいってんのボルト。幻覚でも見てたの?こわ…」
「いや誤魔化すなよ」
「うん。さすがに無理があるよ號」
「知ってた。はーい、ボルトもミツキもくたばれお前ら私目立ちたくないから実力秘密にするって約束したじゃん」
「あっ」
「あっじゃねえふざけんな」
「でも誰彼構わず言いふらしてるわけでもないし、彼らは信用できるってボルトが」
「うるせえモンペ。はーあ、はーい私も一応ハオリさんの弟子なんでー教わりましたー実力秘密にしたかったんですー!ばーかばーか。ねー!デンキくんならわかってくれるよね!!」
「え…あ…そ、そうだね」
「くそが嗚呼くそもう信じられるのはデンキくんとイワベエくんだけだもう…うう…約束破らない限り愛してる…」
「あの、だ、大丈夫?」
「はー!私の頭がってことですか!失礼な!全くだいじょびません!くそが!私にはイワベエくんだけだもう!」
「だいじょばないの…?」
「號さんわざとふざけてますよね…」
「うん」
「いやうんってお前…」
「ごめんちょっといい?ボクとシカダイがついていけてないんだけど」
「つまり秘密にしてほしいってことですね」
「は?」
だとか。えとせとらえとせとら。
そんな感じの昼休みを過ごしたのだった。
とにかく口止めは成りました。一応。