□13 鵺騒動終了まで[7p]
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口寄せが成功したため、傷は塞がった。
切られた服は後で繕うからいいとして。
異界口寄せはかなりのチャクラを消費するが、マギレ君のチャクラ消費は微量。
代わりに、切り離された私の髪束に貯蔵されていたチャクラが空になっている。
なるほど。
その動作を行うから私が教えられた異界口寄せの印と違ったのか。
轟く駮の嘶きが耳に届くと同時に、私とマギレ君はその背中にうまく着地した。
そうすれば駮は落下する瓦礫を足場にこれ以上は落ちまいと休みなく跳びはねた。
相変わらず四肢の痺れは取れないが、マギレ君が支えてくれているおかげで落ちることはないだろう。
「指図をお許しください。
どうか上を走る鵺という大きな獣に追いついてください!」
「…辛抱いたしましょう。我が炎の為ならば」
駮が囁き、瓦礫を蹴った。
上昇し、すぐに鵺の元へ追いつき、並走する。
突如として上昇して来た幻獣に、言葉を忘れ息をのんでいた彼らが我に返ったようだ。
「マギレ!?お前なんだそりゃ!?」
「そ、その子は…!?」
「ボクの知らない生き物だ…それは一体何?」
想像通りの反応だわ。うん。
マギレ君が苦笑いと共に口を開こうとしたその時、駮が鬱陶し気に一つ大きく嘶いた。
太鼓を叩きつけたような、雷が落ちたような…低く、太く、身体にビリビリと響く音。
この嘶きにマギレ君の肩がはねた。
「くっ詳しく!聞かないで!ください!!」
「お、おう…そんな叫ぶなってマギレ…」
うーん?
やけにへりくだってるし、駮の方が偉いって上下関係できてんの?
いつの間に。
「とっととととにかくっこの口寄せは長続きしないので、また鵺の背中に移ります!」
「それはやめた方がいい」
私を再度抱き寄せて踏ん張ろうとしたマギレ君を、ミツキが止めた。
え、何。
「気付いてないだろうけど、號が微量にチャクラを注ぎ続けていたからこの鵺は5人も乗せて走れていたんだ」
「え!?」
アッ
バレテーラ。
「今の號がそれを行うことができないなら、こっちに移ったとしても鵺を潰しちゃうだけだ。
その状態のままボクらに続くのが安全だと思う」
目瞑ってるから気絶されたという事になってんのかな。
瞳術ギンギンで意識あるけどね。力が入らなくて行動起こす気がないだけで。
「……望み多く申し訳御座いません!このまま鵺に続いてください!
足りない分のチャクラはよそって差し上げますから、お願いします!」
マギレ君の言葉に駮は低く唸った。
が、振り落とそうとはしないから承知したようだった。
マギレ君は私にチャクラを注入した。
カチリと。首飾りの術式が作動し、最適に変質した私のチャクラがマギレ君に流れた。
それをそのまま駮に流している。
よしよし、自分のチャクラをそのまま駮にあげるなんて暴挙はなかった。
あったら飛び起きてたわ。
人ひとりぶんのチャクラくらい簡単に吸い付くすから駮。