□13 鵺騒動終了まで[7p]
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視点は変わり。
どうも影分身です。
「放せミツキ!!」
「號さん放してください!」
「いやー元気だねミッキー」
「ミツキだよ」
崩れ落ちる岩を足場に飛び移り、走るミツキに並走してみる。
暴れるマギレ君を抱えてそんなことをしていれば、ボルトは軽く目を疑っていた。
ハハハ強いところは見せないつもりだったんだけどね。か弱くなくてごめんよ。
「ところで」
一瞬私に気を取られたが、なおももがくボルト君をミツキが抑え込んでいる。
原作通りならとっとと振り切ってると思うが、まあいい。
「ボルト君を引き返させなくていいの?」
「は?」
「今だ!」
「ボルト!?」
私の言葉の意味を測りかねたミツキ。
丁度その隙をついてボルトが抜け出した。
私はそれを追った。
「ボルト君ちょい待ち!!」
「なんだよ!…うお!?」
さっきミツキに駆けた言葉から、止める気は私にはないと分かってくれたのか。
返事をして振り返ってくれた。
まあ、もがくマギレ君押さえつけて抱えたまま並走して来た私にまた目を剥いていたが。
「マギレ君。私の采配。」
「ッ! はい!」
声を掛ければマギレ君は大人しくなってくれた。
「スミレちゃんはボルト君に任せる。
で 不安定だけどこのまま並走するからボルトの右肩治せる?」
「肩…あのクナイの傷なら」
「よし頼んだ!ボルト君ちょっと傷口触るけど我慢してくれ!」
「?」
目を白黒させるボルトに構わず、岩を跳び、蔦を避けつつもその横をピッタリ並走する。
マギレ君は私に抱かれながら手を伸ばし、ボルトの肩に触れた。
数秒後、その手が離れた時には、ボルトの肩の傷は消滅していた。
「?! これって…」
施された医療忍術にボルトは目を見開いたが、すぐにマギレ君に笑顔を向けた。
細かいことは後回しだ。
「サンキュー、マギレ!」
「それよりスミレさんを!」
「ミツキ君と待ってるからね」
「おう!まかせとけ!」
私は踵を返し、ボルトは先へ進んでいった。
少し時間をとったお詫びに、分身をいっこ遣わしておいた。
行く手を阻みそうな落下物をさりげなく弾いてくれるだろう。
走りながらマギレ君を抱え直して、さっき出した私の分身に足止めされてるミツキの元へと戻った。
術を解けば、私の分身は鉛色の液体となり空中でパンと弾けて消えた。
「! …ボルトを、行かせたんだね」
「私の分身と本体を付けたから死にやしないよ」
「え!?號さんいつの間に…」
「なら、いいけど」
ミツキが近くに着地して来た。
が、すぐに足場が崩れ、近くの手ごろな岩や枝を揃って飛び移る。
「それより、ボクを邪魔した分身、印もなく出現させるなんてすごいね。想像以上だ。」
「そりゃどうも」
「見た事のない分身だったけど、……鉛だよね」
「ああー…そだよ。この前の職場体験で鉛工場行ったからね」
「新術って、そんな軽いノリで作れるものじゃないと思うんだけどな」
「勿論それなりの苦労はしたさ」
「ふーん。…君とはいつかちゃんと戦ってみたいな」
「機会があればね」
言葉を交わしながら、崩壊の少ない方角へ向かう。
マギレ君を降ろさないのかだって?
降ろしてって言われなかったし。
姫抱きにしてるんだけど、しっかり捕まってくれてるし。
瞳術を使いながら走る。
そうすれば元の世界への道が私にもハッキリ見えた。
後ろからボルトらを乗せてくる鵺とスムーズに合流できるよう、進行方向を調整…。
しばらく走っていれば、鵺が追い付いてきた。
「ボルト!」
感付いた鵺の元へいち早く向かうミツキ。
私も瞳術を解除してからそちらへ向かった。
鵺の背中に本体が居ることを確認し、……そして目が合った。
よし、ならば私は、
「えっ!?號さっうわああああーーーっ!!?」
そこ目掛けてマギレ君を投げてから、消えた。