□11 鵺発生直前まで[6p]
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「そういえば渡し忘れてたけど、お土産があったのよね」
「修業開始から何日たったと思ってんですか」
「はいコレ。うちはマダラが自らもぎ取った角。額に被ってたとこね」
「わ゛ーーーーーーーッ!!?!?!?!?!!!!」
「朽ちた瓦礫からとってきたから結構劣化してると思いきや、全然そんなことないから驚きよね
まあ、金属ほどの強度はないから大事に扱いなさい」
「ふ…封印術式…体内……しまっときます…た…たからもの…」
「あとこれ」
「は……ん?何ですかこれ。鎌?にしては刃が短い…」
「鳶口。今日からこれを武器にしなさい」
「ほぁ」
「あとこれ」
「三角のうちわ」
「千鳥型団扇。持ち手が千鳥の形になってるでしょう」
「はい」
「素材は私のチャクラで作った名もなき金属。この世に二つとないわ。今日の昼に生成が終わったところよ
艶消しして表面の質感整えてるから一見すれば木製に見えるけど金属だから重いわよ」
「はあ、これも武器に?鉄扇のように?」
「相手の攻撃を吸収し、風の性質に変化させ跳ね返す性質を持つわ。
…かたちや素材は違えど、うちはの宝具と同じ効果のものよ」
「びゃーーーーーーーッ!!!!!!!!!!」
「うちはマダラのように大鎌と軍配団扇で戦いたいと言っていたけど、そっちの方が今の貴方向きだわ」
「あっそういう…わかりました」
「さっさと口寄せのストックに組み込みなさい。ある程度手ほどきするわ」
「は、はい!計らいありがとうございます!!」
「あとうちはのアジトの一つに刻まれてた術があるんだけど、いる?」
「いりまくります!」
職業体験も終わったとある日の放課後。
「うちは火炎陣!!」
「脆いわ全然ダメ。金属生成のイメージでもっとチャクラ込めて密度高めて」
「ふんぉお!!」
今日も今日とてマギレ君と別れてハオリと共に修業に励む日常の中で爆弾が投じられたりしていた。
とれに伴い。
「かぐや君、秘蔵ノートありがとう」
「もういいのか?」
「うん。いつまでも借りてたら悪いし…で、必要なとこは写したから」
「そうか」
「うん」
「ところで、マスク外したんだな」
「ああ。ちょっと身内のツテで健康な喉に治してもらったからね」
「表情が少し薄くなったか?」
「アハハ、いままで隠してたとこが見えてるって思うとちょっと恥ずかしくてね」
かぐやくんに借りてたノート返却したり、――修業で負った怪我はハオリに治してもらえるようになったので――マスクを外しての生活を始めたりした。
そんな日が続いたとある日の授業。
三人一組になって、訓練場を一周タイムアタック~どんどんぱふぱふー。
最後にあぶれた人達と組もうと思って一歩引いたとこでボーっとしてみれば、
意外にもマギレ君とかぐや君は各々クラスメートに声を掛け、するりとチームに溶けていった。
てっきり職業見学のようになるかと思ったのに、感慨深い。
まあ、マギレ君はハオリに世界広げろみたいに言われてるみたいで、最近は私以外にも接して行くようになったみたいだから。
かぐや君はこの前ボルト達の力になれなかったのが悔しいのか知らないけど、困ったクラスメイトを目ざとく見つけて手助けするようになった。
ちいさな破壊衝動がたまに失敗を招いてるけど、わざとじゃないって口に出して頭下げて謝るうちに、手先が不器用な良い奴ってことでその欠点がとっつきやすさになったようだ。
やー。手元から人が離れるのは嬉しいことだねぇ。
ほっとした気持ちになる。
私はといえば、誰があぶれるだろっとチーム分けするクラスメート達を見物していた。
そしたら、こちらに二人やってきた。
「號さーん!」
「よお」
手を振りながら近づいてきたのはメタル君とイワベエ君ではございませんか。
私に向かってやってくるなら私からも出向こう。てけてけと対面する。
「ようお二人とも」
「珍しいですね、マギレくんと一緒じゃないなんて」
「そう?」
「いつでも一緒みたいなイメージでしたから」
「ああ。いやあ、それはまだマギレ君が新しいクラスに慣れてなかったからだよ。最近やっと慣れ始めて色んな人に声かけてるでしょ」
「そういえば…そうですね。なあんだ、ボクはてっきりお付き合――」
「やっぱりな!オレは最初からそういう事だって思ってたぜ!」
イワベエ君かわいい。
まじかわいい。軽率に恋始めたくなっちゃう。始めないけど。
「んで。こんなとこに突っ立って何してんだ?チーム分けに参加しねえのか?」
「いやあ。誰と組みたいとかないし、あぶれた人たちと組もうかなと」
「チーム分けの時いつもそんな感じじゃねーか?お前」
「そっすね」
「あの、號さんさえ良かったら、ボク達と組みませんか?あと一人捕まらなくて」
「いいよ。組もうか」
「ありがとうございます!」
「フ、そうこなくちゃな」
「あはは、二人とも誘ってくれてありがとう」
メタル君とイワベエ君のチームに入ることになった。
二人ともいい身体してんね。
訓練が始まり、何となく見たところ女子の半数近くはゴールできずに脱落してた。
なら私も脱落するか。
私たちの番になり、スタート位置につく。
……と、思ったら。
「號。少し止まれ」
「へ」
シノ先生に呼び止められた。
「號、その場で三回ジャンプしなさい」
言われた通りピョイピョイピョイ。
「……この地面に伝わった振動の大きさはなんだ?」
……。
「やめろと言わなかったか?」
「……これは軽いやつです」
「……。まあ、以前のよりはマシか。だが訓練中は外せ」
「あい」
重り外して先生に預けてからスタート位置に立ったのだった。
並び立ったとき、メタル君が興味深そうに覗き込んできた。
「え、なに」
「いえ!まさか號さんが重りを着けていたとは思わなくて……ボク、感動しました!人知れず青春されていたとは……!」
「ははは」
「でもどうして取り上げられてしまったのですか?」
「あの重り私の身体に合ってないらしい」
「ああ!それは問題ですね!型と形状は最適なパフォーマンスを引き出す上で!極めて!重要な点ですよ!!」
「おい。始まるぞ」
「は!すみません!」
「おうおう」