□6 転校生と最後の授業事件終了まで[6p]
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昼休み。
「直線的なパンチのコツって知ってるか?
こうやって、っ!
肘を脇腹にこすりつけながら打つんだ!すると真っ直ぐいくからよ!おっと、しっかり腰を落としてやるのも重要なんだぞ!」
「コウ君すごーい!教えてくれてありがとう、優しいんだね」
「へへんっそんなことあるぜ~他に聞きたいこととかあるかっ?」
なんで木陰で焦コウ君の機嫌とってるかって?
こいつ組手で池川あひるちゃんに負けてイライラぐちぐち耳障りだったから。
簡単な初歩聞いて自信つけてやれば静かになるかなって。
思ってたらさあ。
「よお。男女二人でなーにしてんだーお前ら?」
「おお」
「げっ…イワベエ」
邪魔すんなってイワベエ。あと私の後ろに立つな。
いいとこだったのに、コウ君小心者だからもう構え解いてビクついちゃったやん
「號、お前見る目ねえなぁ。体術ならオレに聞けばいいだろうが
お前もそう思うよな?」
「いっ?あー…號!すまん、オレ用事思い出しちまったわ!あとはイワベエに聞いてくれ!じゃあな!!」
「うんわかった。ありがとねー」
まあいいかぁ。
わたわた走り去るコウ君に手を振って見送った。
「で?パンチのコツだっけか?號」
「ああ、うん」
静かだったから気にしてなかったけど、イワベエ君もミツキに負けて思うところあり気だったし、相手するかぁ。
私だけ席外しててイワベエ君の敗北見てないって事になってるから、私が一番話し掛け易いんだろうな。
振り返ったら思ったより近っお前近ェよ。
数歩下がって軽く距離を取りつつ、用意していた初歩の質問をぶつけた。
「コウ君に聞きそびれちゃったんだけど、打つ方と逆の手ってどうしてればいいんだろ?」
「ああ。じゃあやって見せるぜ!こうだ!」
見て覚えろってか。
あ、でもやっぱフォームしっかりしてんな。焦コウ君と違って、ちゃんと全身使って打ってる。
「わかったか?打ち出す手と同じぐらいの速さで引くんだ。速度やスタミナの減りが段違いだが、…引くからっつってそこに気を取られてノーガードにはなるなよ?」
と思ったらちゃんと解説くれたわ。
よかったそこまで脳筋ではなかったか。
「そうなんだ!なるほど…!」
「実践になったら、んな事気にしてる暇なんてねーけどよ」
「あ、やっぱり?」
「オウ。こういうのは身体に覚えさせとくもんだ」
「うん…そうだよね。イワベエ君に聞けて良かった、アドバイスありがとう。頑張ってみるね」
緩く拳を作りながらニコッと笑顔を送れば、イワベエ君は照れたように顔を逸らした。
あかん。可愛い。けどこれ以上好かれるのはまずい。
でもかわいいんだもん!!くっそー!
「またわからないことがあったら聞くね。それじゃ、また午後の授業で!」
「え!?あ、おい!」
手を振りながらたったったー。
逃走逃走。このまま居たらお昼誘われてまう。
向かうはスミレちゃんのもと。
ミツキが来たという事はマギレ君事件がそろそろ来るってことだ。
シノ先生のターゲッティングで忙しい?うるせえ!!私はマギレ君が欲しいんだよ!!
……スミレちゃんどこだよ!探知したらァ!
あー、いたいた。校舎裏ね。
おひとり様で好都合。