□4 メタル事件解決まで[6p]
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早起きしてきました。
瞳術で建物越しに通学路が見渡せる地点までやってきて、気配を殺し、待つ。
ほどなくしてメタルが来る――その前に、スミレちゃんの姿を捕捉した。
なんか、通学路を目視できる地点に降り立って、隠れ蓑の術でその場に張り付いた。
おうおう。スミレちゃんもメタル待ちかしら。これから憑りつかせるの?
一緒に通学路見張り続けるとか言う不審者プレイングをしていることに妙な連帯感を勝手に感じつつ待ち受けていれば、ようやくメタルの姿を捉えた。
瞳術ごしにメタルを見て気付く。
おや?
へその緒のようなものが伸びている。
……あれ鵺か?
スミレちゃんの様子を伺えば、じっとメタルを監視している。
動かないってことはやっぱあれが鵺か。昨日のうちか今日の早朝かは知らんがもう仕込んだのか。そっかー。
ていうかこの瞳術でも鵺のオーラ見えるんかーい!
ホント素晴らしい眼だな。盗っても絶対にバレて殺されるからって大蛇丸が諦めただけあるわ。
そんなことより。
シカダイが接触したことでメタルが走り抜け、それを追うように、スミレちゃんが動いた。
追いかけんの?
私はどうしようかな。
とりあえずメタル君に鵺ついてんならシナリオ通りだし、遅刻したら嫌だな。
参戦は娯楽だ。
娯楽のために遅刻して目立つ気はない。
いいか。
何食わぬ顔で登校しよ。
予鈴が鳴った後から駆け込んできたボルト、メタル、シカダイ、いのじん。あとスミレちゃん。
「おはよう。委員長がギリギリなんて珍しいね」
「はわわっ!おはようございますっ!えっと、その、寝坊しちゃって…!
それより、もう身体は大丈夫なの…?」
「うん、もう万全だよ。身内に医療忍術使える人が居るから、昨日特別に治してもらった」
「そうなんだ……よかったあ」
まあ寝坊って言い訳が一番妥当だよな。
心配で寝付けなかったからってこじつけも通るだろうし。うんうん。
というかクラスメートのみんなが心配の言葉かけてくるから大丈夫です万全ですハイハイテンプレ疲れた。
心配ありがたいけど。
そんでもって隣の席のイワベエ君がやたら気にしてくるから一瞬だけ感情探ったらダメな奴だった。もっと好きになられてる…なにこれ…守ってあげたい使命感でも燃やしちゃったの…?おちつけ…?
で、科目合間の休み時間。
まずは隣のかぐや君に昨日の午後授業でやった範囲を聞いた。あっちも私の不在を気遣ってメモ用意してくれていたので概要だけ流し聞いて軽い問答するだけで済んだ。
おかげで次の授業開始まで2分も余裕あったので、肘をついて考え事をするような姿勢を取って瞼を下ろした。
そのまま瞳術越しにメタルを確認したところ、鵺との繋がりはしっかり断ち切れていた。
チャクラ量はかなり減ってるけどこれだけ残ってるなら数日疲労感が残るだけか。循環は安定してるね。よかったよかった。
「おい、大丈夫か?具合悪いのか?」
「ん?いや、少し考え事と、ちょい目が疲れたから瞑ってるだけだよ」
「ならいい」
「心配ありがとう、イワベエ君」
「…なんかあったら倒れる前に言えよ」
「うん、ありがとう」
……後ろの席のチョウチョウちゃん…?
イワベエ君が私に寄って来る度にニヤつきながら高みの見物モードに入ってんの見えてんよ…?
この瞳術の視野360℃あるからして。
まあいいわ。瞳術を解除して瞼を上げた。
次の科目で必要な物はーっと…