□4 メタル事件解決まで[6p]
ドリーム設定
□登場人物名(25文字)□このブックはドリーム機能を使用しています。
名前を入れると、登場人物に自動変換します。
より楽しく読むために名前を記入して下さい。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
その後、クラスメート達と言葉を交わし解散した。
てか委員長なんで来たの?
こっち来たってことはメタル君に仕込み出来てなくね。
頭痛をこらえて心を少し覗いてみたら、マジで私の心配してて待てやと。そして私の頭にも金槌で叩かれたような鈍痛やって来て待てやと。
いててて……倒れた私が心配だという心を優先するために、ここでみんなと別れたら不自然だから……と、自分に言い訳するように付いてきたってことか?
あれ、曖昧だな。スミレちゃんって使命が嫌だったんだっけ、迷ってんだっけ?んん?二重人格?鵺使いで木ノ葉壊したがってるってことは知ってるけど……結末が思い出せない。
どちらにせよ私の所来て時間消費しただろうしメタル君はもうお家着いてるだろう。
どうすんだろ?
とか考えてる内に自宅への引き渡しが終了した。
怪我してるとか明日はどうするという流れになったとき、目の前で兄さんが医療忍術で私の頭痛と傷を治してくれた。
兄さんがここまでの医療忍術を使えたことにシノ先生は驚いていたが(兄さんもアカデミーでは平凡を貫いていた為)、とりあえず明日の登校を承認してくれた。
お礼と別れの言葉を言い合ってシノ先生は学校へ戻っていった。
「すみません、兄さん」
「少し評価が高過ぎ。平凡を繕うのは苦手?」
「……わかんないです。
学校は勉強するところです。
不明点は先生に聞くのがいちばん早くて確実ですし、先生の話は最後まで聞いて指示にも従いますし、環境が乱れてると集中力が切れやすくなるので綺麗にしているだけです」
「他の生徒はそこまでしないんだね」
「はい。わからないままにしたり、友達に聞いたりしてます。授業では先生の話を遮ったり最後まで聞かなかったり。美化運動も、気が向いたらって感じで、いつも自主的にやるのは私と委員長くらいです」
「そう。とりあえず、先生の印象に残りすぎているのはあまり良くない。
これからは、効率を落としてでも先生に質問する頻度を減らして、友達に聞いたりするようにして」
「……はい」
「……周囲の人間の得手不得手を把握して、持っている質問によって人を選ぶようにするといい。把握力と判断力を上げる練習になる。
他は、ひとまず今のままでいいよ」
「はい」
「あと、自主トレだけど」
「はっはい!」
「止められないからって、倒れるまでやらない。流石に目立つ」
「はい、それは反省してます。すみません…」
「うん。これからは、自分の力量を受け入れることを覚えて欲しい。
道具と同じ。ただ強いものを用意して振り回すのは誰でもできる。鍛えることが悪とは言わないよ。
でも、一番大事なのは、自分の持ち物を把握しどう使っていくか、だよ。
特性や性質を見極めて理解することで、応用にもつながる。自ずと、自分のスタイルに合った効率的な鍛え方も分かってくる」
「……はい」
「號のやりたいことを止めたりしたくない。
だから節度を守って欲しい。お願い」
「はい。ありがとうございます、気を付けます」
「うん。じゃあ、ご飯にしようか」
「はい」
なんか色々教えてもらった。
兄さんの…その身内に向ける柔らかな物腰と慈愛溢れた眼差しは、さすが、私の義父――兄さんの実父によく似ているな。
どこか危うさを感じさせるところも。
てかそんなことよりメタル気になって仕方がないので翌朝。