□3 イワベエ案件解決まで[6p]
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わかってんだよおじさんルックとか、青年期イズナとか、少年期マダラとか言ったけど正直言ってみたかっただけですすみません。
ただの創設期のうちは服です。その下にトワニ一族の装束と、少年期マダラみたいな修業着とか着込んでます。
涙袋が恋しくて涙袋っぽいフォルムのフレームをしたダテ眼鏡作って着用することにしました。
好きな食べ物は?マダラはいなり寿司が好きだ。柱間はキノコ雑炊が好きだ。
ならば私はキノコの入ったいなり寿司が好物ということにしよう。
創設期すき。
ニセマダラのお面着けようかとか考えたけど流石に狙いすぎだからやめた。
というわけでただの不織布マスクを着用。
いやほら、NARUTO原作でサスケが豪火球習得したとき口周り焦げ焦げだったじゃん。私も放課後火遁の練習したいから口元焼けるだろうしそしたら最初から隠しとこうかなって。
どちらにせよ、先の戦争でマダラやオビトの姿を見たシノは、いかにも同じ一族であるぞと象徴する私の装いに、身構えるべきか迷ったような挙動をした。
一通りの説明を受け、シノ……あー、シノ先生と共に教室へ向かう。
普通に愛想良くしていれば、それでも警戒はされていないが、葛藤しているようだった。
当然か。
マダラもオビトも、末代まで疑われるような、それだけのことをした。
サラダちゃんは、サクラちゃんの信頼があるから、疑い無く受け入れられているんだろうさ。
うちははメンヘラヤンデレが約束された一族やぞ。
シノと共に教壇へと立つ。
教室の戸を開けたとき剣呑な雰囲気で見つめ合っていたボルトといのじんも今は他の生徒同様着席している。
そして見慣れぬ私に視線を向けている。
シノは生徒達に背を向けて、黒板にこの私の名をカツカツと書き始めた。
書き取りを待っている短時間、ふとサラダちゃんと目が合った。
笑顔を向けてみたら怪訝な顔で疑問符浮かべられた。
そんなところで、カタンとチョークが置かれた。
「今日は転入生を紹介する。」
指先の粉を払いながらシノが振り返った。
「彼女の名前はトワニ號、字はこう書く。
他里出身ではあるが、彼女の兄もこの忍者学校を卒業してい――」
「なんで入学式に入学してこなかったんだってばさ?たった2週間前だぜ?」
「それは……」
もちろんこの血のせいで審査に時間が掛かったんですよ。
「木ノ葉への到着が遅れまして。
道で賊に襲われたから一度戻って再出発したので遅れたんです」
「……! あー、そういうことだ」
うおお!みろよみろよ!私の方便をシノが受け入れてくれたぞ!
それにしてもボルト凄いな。先生の言葉に口挟んできたよ。
「よろしくお願いいたします。あ、喉が弱いのでいつもマスクですが気にしないでください」
とりあえずお辞儀をして明るい声と笑顔を振り撒いた。
マスクしてる分、大げさにしないと伝わらないもんな。
「今日からお前達と共に授業を受け勉強に励むことになる。
今日が初授業のボルト共々、仲良くするように」
「そうなんですか?(すっとぼけ」
「オウ!オレがうずまきボルトだ!これからよろしくだってばさ!」
主張すげえって。
「よろしくお願いします。ボルト君」
「席は自由だ。空いている場所に座ると良い」
「はい、先生」
とりあえず一番見晴らしの良い一番後ろの席に行くことにした。
階段を登る途中で通路に面した席に座っていたサラダちゃんとまた目が合った。
ああ……。眼な。マダラは柱間との決別、サスケは一族全滅。そんなんでやっと開眼したというのに。
パパ居ないだけで開眼しちゃうんだもん。凄い子だ。病ませたらこの私の義父さんレベルまで行きそう。
どんだけパパ好きなんだろう。マダラにとっての柱間くらい?
うちはの家族愛は底知れないなあ。
まあ。一番上の兄様も似たようなもんだけど。
なんにせよ、その眼が万華鏡となったとき、何を宿すのか楽しみだ。
「――え?」
「號!!」
おっと。
名を呼ばれて手を止めたところで、彼女の瞳へと手を伸ばしていたことに今気がついた。
見ようとしなくても、シノの動揺が感じてとれる。
そうだろうな。我が父マダラこそがカカシの写輪眼を抉った張本人であるからして。
「大丈夫ですよ先生」
「……席に付きなさい」
「はい。すみません
突然ごめんね」
「……?」
ニコッと笑顔を作り、疑うように睨み付けてくるシノとサラダにそれぞれ詫びた。
私がサラダのミツキになるんだよォ!
なんちて。
今度は大人しく、一番後ろの席に着席した。
少しだけざわついた教室も、授業が始まれば静まった。