□18 修学旅行編デンキ誘拐まで[10p]
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一方その頃。
本体の私はデンキ君共々、縄抜けしやすいロープグルグル巻きの、ゆるゆる猿轡で転がされていた。
いやー、アカデミー生相手だからって拘束適当すぎんだろ。
ほらデンキ君 頑張って首振ってたら猿ぐつわ外せちゃったし。
「こ…こんなことまでして…!ただじゃ済まないぞ!」
「あぁ?!…殺されてえのか!?」
なんかデンキ君ヒロインムーブし始めたが。
「君たちに、ボクを殺す度胸なんかないだろ…!」
「うっうぅぅるせエエええええ!」
震え声で叫ぶとか器用で草。
「ひ…っ」
そしてデンキくんに突き付けられるクナイなんてもうぶるっぶるじゃん。
なんかもう震えすぎて逆にうっかり刺さっちゃいそうゾ。
「と…とにかくっ!火影の息子を半殺しにしねえとっ、オレたちのメンツがたたねえんだよ!てめえらはそのためのエサってわけだ!…わかったか!」
「やめて!デンキ君に乱暴する気でしょう!?イチャイチャパラダイスみたいに!イチャイチャパラダイスみたいに!」
「は?」
「は?」
「てめえ頭沸いてんのかよ?」
「マジレスかよ」
「ごめん、號さん…黙っててくれる…?」
「あい」
パタン。スヤァ。
「悠長に構えやがって…てめえ…!このオレをナメてんのかYO!」
「え、ないです」
「號さん!」
あいて。
お腹をつま先でコツンされた。
「ゴホッ、ケホ」
「けっ!チョーシに乗りやがるからだぜ」
ロープが衝撃吸収するし全然耐えれるけど一応効いてるふりだけしといた。
「これに懲りたら黙っていい子にしとくことだなぁ!」
「號さん!大丈夫!?」
「ケホッ…うん」
ヘイト買うことでデンキ君を守る高度な心理戦さ!
嘘です。好き勝手発言して遊んでます。
「ンー!?おい…、アんだその反抗的な目はァン!?」
「…あぐッ!」
反抗的に睨んでも、胸ぐら掴まれてほっぺたペチペチで済むからホント草。
「や、やめろ!號さんは女の子なんだぞ!」
え、デンキ君いいよそういうの。
「は!だーからこうやって教育してやってんだろーが。悪い子にしてるとー、大ー事なお顔を台無しにされちゃうんだぞーってなァ」
「な…なんてひどい…!」
「あ?文句あんのか?どうぞ言ってみろよ!その度にこいつの顔にもう一発入れてやるから、YO!」
「痛…ッ!」
「そ、そんな…卑怯だぞ!殴るならボクを殴れ!」
「ヒューッ!カッコイー!!いやーァなこったーぁペロペロバー!っと」
「うぁっ…!」
「號さん!…くっ…」
あーもー顔面めちゃくちゃだよ。
「……っ」
まあハオリさんに顔面ガラスで無茶苦茶された時に比べれば天国だけど。
「へっ、やっと立場ってもんがわかってきたみたいだな!そのままそのまま」
つって放置されました。
「……ごめん、號さん。ボクのせいで…」
「んぁ?…ああいや、気にせんで」
「そ、そういうわけにはいかないよ、もとはといえば、全部…ボクのせいなんだから…」
「気に障ることした私の自業自得だし、顔ならあとでマギレ君に治してもらうし」
「でもそれじゃあ、ボクの気が済まないよ!」
「じゃー…帰ったら覚悟しといて」
「…う、うん……!」
「さてと、うんちょ、うんちょ、どっこいしょと。おやすみ」
「えっ」
助け来るまで暇なのでデンキ君のお膝で寝ときますね。
……デンキ君…マギレ君より太くて柔らかいお膝してますね…。