□2 森スタートからの待遇決め
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あー、魔法省とかに相談されて記憶いじられてマグル一般家庭の子供にでもされるんだろうか。
別にそれでもいいけど、選択権があったらお断りしたいなあ。
「そうとわかれば日が照っているうちに干し草を作れ、じゃ!」
バッとダンブルドアは立ち上がった。
善は急げ的な。
「今から魔法省と禁じられた森に行ってくる。
戻るまでの間――帰りは明日になるかもしれん――ヒサキのことを頼みましたぞ。校長命令とする」
「は?」
突然のお守り任命に目を白黒させるスネちゃまかわいい。
「お待ちください校長」
「ヒサキ。」
「あ、はい。」
「ヒサキ、感情を押さえつけることはない。……怖がってもいい、泣いてしまっても良いんじゃよ。ここでそれは、悪いことではない。
今日のところは、砂のついた髪を洗って、清潔な服に着替えて、美味しいものを食べ、暖かな寝床で休みなさい」
「校長、フィルチなど他の者でも」
「なにも不安なことはない。全て、このセブルス・スネイプ先生が手配してくれる。遠慮はいらんぞ。」
「校長」
「見た目はおっかないが、スネイプ先生は少しシャイなだけで、とっても良い先生じゃから安心しなさい」
「校長!!」
ワロタ。
「じゃあの」
「校長!!!!!」
申し訳ないがくそワロタ。
いや顔には出さんが。
「…よろしくお願い致します、スネイプ様」
とりあえず王道おいしい。
けどもスネイプにも予定があったろうに申し訳ねえ。
深いお辞儀をして挨拶すれば、思いきり見下された。
だが無下にも出来ないのだろう。
「……着いて来たまえ」
「はい!」
掛けられた声には素直に従った。
まかせろ!私は昔から教師が好きだ!
前を歩くスネイプの足音と同じくらいの足音でそのあとに続いた。
通されたのは、来賓用の客室だった。
宿泊を想定して作られたらしい部屋は、シャワーもトイレもついていた。
あとなんじゃこりゃ。
オレンジジュースとチョコレートムースかこれ。ウェルカムドリンクつきですか。
ちょっと待遇間違ってませんかね。
分かりやすく驚いてスネイプに問いかけるような視線を送れば「着替えの手配はしてある。5分待てば届くだろう」とか見当違いなこと言われて諦めた。
「それは食べても良い。シャワーを浴びて、ここから出ずに大人しくしていること。
食事は、時間が来ればテーブルに現れる。それも好きにするといい」
「はい」
スネイプはサイドボードに向けて杖を降った。
するとB4サイズほどの羊皮紙とペンとインクが現れた。
「くだらなくない用事があればあれに書いて裏返しにするように。それで我輩に届く」
「はい」
「では我輩はこれで」
なんと
放置系と来たもんだ。
私室つれてってよお!
ていうか屋敷しもべちゃん仕事増えてかわいそう。
仕事増やした私がいうのもなんなんですけれども。
ウェルカムドリンクとデザートを食べ終えれば空になった食器はたちまち消えて、代わりに水差しが姿を表した。
親切かよ。
あと気がついたらベッドの上に着替え一式ありました。
忘れ物した子とかに貸し出す予備の備品かな。
カラーの入っていない制服と下着一式。どれも新品ではないようだが洗剤のにおいがするからきっと清潔だろう。ありがたく使わせていただこう。
シャワー後、もとの身の着が消えたと思ったら数時間後洗剤のにおいと共に姿を現して返ってきた。
どうでもいいけど外国の洗剤におい強くね。
ご飯美味しかった。
大味で量があったけど、いや、美味しかったけど味の素かけたらもっと美味くなる気がする。
いや、日本食が美味過ぎるのが悪いんだ。
結局、その日スネイプと会うこともなく。
てか誰とも会うこともなく。
横になったり、
今後の身の振り方考えたり、
子供らしく寂しいや暇など訴えてみようかとインクの蓋を手でなぞったところでやっぱりやめたり。
深夜帯にはベッドの中で今頃ハリーはハグリッドと会えてるかなーなどと考えていた。