□2 森スタートからの待遇決め
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スネイプが咳払いをした。
「我輩の質問に答えてもらおう。
死ぬとはどういうことですかな?」
「え?ああ、私これから飢え死にするじゃないですか」
「言っている意味が分かりませんな」
「ええと、さっき日付聞いたじゃないですか。
お家ないんですよ。私。21世紀に生きてたんで」
「余程冗談が好きと見える」
「そういうことですよ。どうせ信じてもらえないから日本に帰されてどうすることもなく死ぬだけなんです」
「……もう一度聞くが、貴様、幾つだ?」
「11です」
すごく腑に落ちないだろうなあ。わかるわかる。
「いいかね」
ダンブルドアがスネイプを制して目線を合わせてきたから、その言葉に頷く。
「君は突然心当たりもなく、見知らぬ土地の知りもしない時代に飛ばされた。
ゆえに、行くあても帰るところもない……ということかのう?」
「そうです」
「嘘ではないと、言いきれるかね?」
真っ直ぐと、私の目を覗き込んでくる。
ならば応じるように私も目を合わせる。
「嘘ではありません」
無言レジリメンスされてたらどうしようもねえけどははは。
でも人と接するのが苦手過ぎて目が合うだけで頭真っ白になりがちなんでワンチャン。
数秒の間ののち、ダンブルドアはふと瞼を下げて腰を上げた。
「信じよう。
そして君とは、よく話し合う必要がありそうじゃな」
そこから、ダンブルドアはハグリッドに礼と、『言い渡していた事の準備』に戻るよう言って下がらせた。
手を振ってお礼を言って送ったら手を振り返してくれた。
ハリーのお迎えがんばってー。
§
気を取り直して
ダンブルドアはまず私とスネイプを二人掛けのソファに勧めると、その向かいにスツールを呼び寄せて座った。
は?
みたいな顔してるスネちゃま可愛すぎてガン見したいけど我慢なんじゃ。
「私、口が下手なので上手く話せないかもしれませんが
質問には出来る限りお答えさせていただきます」
なんて言っても、
ダンブルドアは面倒臭がる素振りすらなくすんなりと頷いて「そうじゃのう」と顎鬚をさわった。
「では質問じゃ」
「はい」
「まずは単なる好奇心で聞くんじゃが、21世紀の魔法界はどんな感じじゃ?」
まずはリラックスさせるための雑談かつ計画の成就を知れればとの意図があったのだろう質問に私は首を振った。
「知りません」
「知らない?」
隣のスネイプも声こそなかったが、こちらに意識を向けたような感じだった。
「タイムトラベル以前にワールドトラベルですかね。
魔法界とか当然のように言ってますけど、私そんな単語生まれてこの方聞いたこともないです。
まず魔法どころかあの森に生きていた美しい生き物だって、存在しえない本の上だけのフィクションです」
「なんと!ヒサキは、魔法の無い……世の……マグル界の子じゃったのか!?」
「魔法の無い世界がこちらにもあるならば、おそらくそちら出身だと思います。
マグルっていうんですか?」
「……そうじゃ。
魔法を知らず、使えない人間のことを我らはマグルと呼ぶ」
「そうなんですね」
「魔法を見て驚いてるように見えんかったから、てっきりヒサキも魔法使いの家の子かと誤解していたようじゃ。
そうじゃ、日本人は皆ポーカーフェイスである事をすっかり忘れておった。すまんの」
「いえ」
「怖かったじゃろう。
この世界に来てからその視界に入るものすべて奇妙で驚いたことじゃろう……」
「まあ、そうですね。
森でハグリッド様に手を伸ばされたところからもう怖すぎて一周回ってなんでもこい状態ですよずっと」
「申し訳ないことじゃ。
そして困ったことに、君がマグルだというなら、対応がまた大きく変わってくるの」
「といいますと」
「ヒサキには一度、恐怖で麻痺した心を落ち着けてもらうとして、
つまりわしが今ここで決定出来ることは、現段階では全て最終決定になり得ないということじゃ」
「はあ」