□4 特急列車
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やがて傷口を満足いくまで確かめ終えたのだろうドラコが咳払いをして私の肩に手を置いた。
「やるじゃないか。褒めてやる」
偉そうなのほんと、めっちゃかわいい。
この小憎たらしさ、まさに子供。かわいい。
「お役に立てて嬉しいです」
「ところで、君の杖は何の木でできているんだ?」
「サンザシです」
「ああ、どおりで。僕の杖と良く似ていた気がしてね。
喜ぶといい、僕の杖もサンザシだ」
「本当ですか?!うわあ!光栄です!」
あとから言うつもりだった同じ品種の木の杖だよってまさか今伝えられるとは!
やったやった!!共通点ゲット!親近感とは好感度を上げてくれる宝刀のことだぞ!やったぜ!
クラッブとゴイルはまーだ手を確かめてる。変なことしてないよ安心しろよ。
そしてしばらく、ハリーとロンがいかに礼儀知らずで野蛮で不潔かという愚痴を一通り聞かされ、話しきって満足した彼らを見送った。
§
「あと五分でホグワーツに到着します。荷物は別に学校に届けますので、車内に置いていってください」
車内に響き語った声が、探索終了を告げた。
通路に人があふれ始める前に、ハリーとロンの待つコンパートメント室に向けて走り出した。
まばらに人が通路に出始めていたが、日本人特有の回避能力で、ぶつかることなくすれ違っていった。
駅のホームを早歩きもしくは遅刻遅刻と駆け抜けた日々に比べりゃなんのその!!
目に見えて緊張した様子のハリーとロンと合流し、移動がてら二人の肩を叩いて励ました。
いつもの満員電車のようにぎちぎちの人口密度のまま、しかしはぐれずに下車すれば、夜の冷たく湿った空気が心地よかった。温度差のせいかハリーは身震いしていた。
やがて頭上にランプが漂い、辺りを柔く照らし、そしてハグリッドの声も聞こえてきた。
「イッチ(一)年生!イッチ年生はこっち!ハリー、ヒサキ、元気か?」
ワイもかーい!目立ちたくないからやめてよ!
と思いつつもノーリアクションは申し訳ないので、ハリーの肩を抱きハグリッドの方へ笑顔を向けて目立ち過ぎない程度に手を振っておいた。
ハグリッドが視線を逸らしたと同時に私はハリーの肩を解放した。
ハリーは驚いた顔をしていたが、愛想笑いで「ごめんごめん」とごまかしといた。
そこから、ハグリッドの先導に従って険しい道を歩いていくわけだが。
こんな人ごみのど真ん中で勿体無い!!!!
私はハリーとロンに「あとでね」とそれぞれ言い残して、人の塊を満員電車内移動よろしくまずは一番外側まで脱出し、そこから最後尾についた。