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「ハリー、会えて良かった。今日はありがとう」
「僕もだよ!ヒサキと友達になれて嬉しかったし、今日は楽しかった」
「ありがとう。
それじゃあ一ヶ月後、
……またホグワーツで会おう。たぶんね」
反応が見たくて、ドラコと同じ言葉を使ってみた。
「ううん、絶対会おう。僕、きっと友達できないし……君がいれば心強いから」
なるほど。
「ありがとう、でも自信をもって。
ハリーなら、いい友達が、素敵な親友が、沢山、必ずできるよ
ねえハグリッド先生」
「違いない!ハリーに友達が出来ねえなんて、天地がひっくり返ってもありえんことだ!そうだろ?ハリー!」
「そうかな」
「そうだとも!」
「じゃ、ハグリッド先生。またあとで」
「おう。もうじき暗くなるから、通りから外れちゃいかんぞ。
漏れ鍋のカウンターで待っとるからな」
「うん。
ハリー、お気を付けて。バイバイ」
「うん。またね、ヒサキ!」
そんな感じで反対方向に歩き出す。
私は日の傾いたダイアゴン横丁を一人心穏やかに歩き出した。
さっき路地に張られていた張り紙が気になって気になって。
ノクターン横丁にて入学フェアだとさ!字面がシュールすぎる!どういうことなの!
さて、訪れた夕暮れ時のノクターン横丁はひどく不気味で危険な感じだった。
本来子供一人で行くべきではない場所だ。
私はいつもの出勤時のように、背を伸ばし、目的があるようなしっかりとした足取りで歩く。
焦れたような、不機嫌そうな感じで顔をしかめ、用事あんだから話しかけんなオーラを全力で放出する。
お店だけでなく、沢山の露店が出ていて、道が狭く、見晴らしは最悪だった。
箒、古本、鞄、瓶セット、小さな棺、さじ、怪しい粉末、へんてこな素材。
いろんなものが店先に並べられている。
人も、身なりのよい子供が親同伴でちらほらと見える。
闇の魔術に長けた家柄の子供が多く来ているのだろう。
手を出した子がそんな家柄の子だったらたまらないだろう、子供を攫う様な輩は自重していると思う。
堂々としていればいいさ。
さてさて、危険で怪しい雰囲気はさておき、やはり何もかも見ているだけで面白い。
興味深いものや役立ちそうなものを細々買う。
長く使うものは値の張るものの方が良い。
杖が欲しい。隠し持てるようなやつ。
持っているのが一本だけってのはなかなか。
日本人の性だろうか、よく使うものは予備が無ければ落ち着かないというのもあるが、杖を使わない魔法を使う言い訳も欲しい。実はもう一本隠し持ってたの使いましたって。
で。
杖売っている露店がねえなと思ったら、少し開けた広場にその露店はあった。
他の露店から距離を取られているようにも見えた。
まあ杖とか暴発した時にとばっちり被っちゃったらいやだもんな。
地べたに広げられたシートの上に、素材の書かれた紙と共に剥き出しで並べれられた杖。
見ている客は2人ほど。程よく少ない。
私はその露店に足を向けた。
並べられた杖の素材を見れば、オリバンダーの店以上に多様な素材が使われていることがわかる。
木は、マツやサクラやハンノキ、沼サンザシから始まり、食人木ヤ=テ=ベオ、アビシニア無花果、暴れ柳といった、えっこれ杖に出来たんやという魔法植物まで。
芯も、キメラのたてがみ、ワンプスキャットの毛、ルーガルーの毛、グリフィンの羽、オーグリーの羽、ヒッポグリフ、マンティコア、アブラクサン、ケンタウルス、サンダーバード…いろんな魔法生物の名前がある。
これは惹かれる惹かれる心惹かれますって。
しげしげと見ていれば、店主――体格のいい婆さん――が話しかけてきた。
「ごきげんよう、小さなお嬢ちゃん。今日はもうクセの強い杖しか残ってないけどねえ、気になった杖はある?
杖ホルダーなどの付属品をお探しなら、向こうの路地だよ」
「ご親切にありがとうございます。杖を探しています」
まともな接客をしてほしいのでチップ5シックルを渡せば、婆さんの接客に愛想笑いがプラスされた。
「杖腕は?それに左右されないものもありますが、とりあえずどちら?」
「右です。で、まず気になった杖と言えば…そこのとか」
「お目が高い、この杖は秘める、仕舞うといった呪文に最適。どうぞ手に取って…」
あー楽しい。