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出されたアイスティーを3口くらい飲んだところで、青い顔をしたハグリッドが中庭からやってきた。
トロッコジェットお疲れ様です。
気分悪いとこ悪いが「あ!」と、わざとらしく声を上げて注意を引く。
こっちを向いたので手を大きく振ればハグリッドは少し目を開いて隣の席に来てくれた。
バーテンダーに元気薬を注文している間に、私は巾着からハグリッド宛の手紙を取り出した。
「大丈夫?」
すっとハグリッドの手元に手紙を差し出しながら覗き込めば、具合悪そうに眉間にしわを寄せていた。
「すまん、ちっとグリンゴッツ銀行でな…――手紙か?待ってくれ、今ちっぽけな字を見たら…」
「はい、大丈夫です。待ちます」
アイスティーを飲んで待てをしていれば、ハグリッドの注文したものが出てきた。
それをぐっと飲みほしたところで、やっと一息ついたように手紙をつまみ上げた。
「おまえさん、一人か?」
「さっきまで先生と一緒でした。とりあえず読んでください。」
ウムとハグリッドは手紙を顔に寄せた。
ぱっと見そこまで長くない文字数だったから、すぐに読み終わるだろう。
私は半分以下になったアイスティーを飲み進めた。
数十秒後、あっという間に空になったアイスティーのコップについた結露をなぞっていれば、突然ハグリッドの手が――おそらく彼にとってはほんの軽く叩いただけだろうが――ドーンと私の背を叩いた。
咳がひとつ出た。
「そうか!そうだな!それがいい!」
ハグリッドは一人納得したようにうんうん頷いていた。
「事情はわかった!さっそく行こう!これはおめでたい!さっそくハリーに友達が出来るぞ!」
お勘定を済ませて、はやいはやい歩幅差ヤバイ。私は置いていかれないようハグリッドの服を掴んではぐれないよう必死。
半ば引きずられるように漏れ鍋の中庭からダイアゴン横丁を切り込むように進んでいった。
巾着重いしハグリッドはグイグイ行くし肩外れそうよ。
ハグリッドは道中のアイスクリームパーラーでアイスを二つ買った。
三つ買おうとしていたから私は既に漏れ鍋で色々食べてお腹一杯だし服を見るからと言って慌てて止めた。
服屋に到着し、ハグリッドから離れて服屋に入ればさっそくマダム・ポンフリーではない男性店員に出迎えられる。
ハリーなんて知るか肩が外れそうなんだよ!と疲労により荒れた言葉を内心叫びつつ、丈合わせ放棄することにした。
店員に、ホグワーツ制服一式とシンプルな私服一式、その前に、良く入って、重さに誤魔化しがきく鞄とコインケースが欲しい、と伝えた。
制服もう着とるやんと突っ込まれる前に「とても急いでいる」と言ってチップ3ガリオン渡せば、店員は驚いた顔をしつつ目の色を変えてビシッと姿勢を正した。
どこからともなく浮遊する巻き尺が飛んできて体や丈などを測られつつ、服を用意するにあたり必要な質問やついでに買うと便利な物やパジャマは、防寒具などの小物は入り用か、など有り難い紹介をされつつ鞄や財布のゾーンに案内された。
ゾーンに着く頃にはすでに制服と普段着と小物の手配まで済みあとは巻き尺で測った丈に合わせて整えるだけ。
その間に鞄とコインケースを選びましょうと、親切かつ無駄のない対応にお礼を言いつつチップをもう1ガリオン渡せば、さらに服装をビッと正してキビキビと丁寧かつ迅速な接客をしてくれた。
あざーす!
§
硬貨いくら入ろうが重さほとんどなく、ガリオンシックルクヌート全て取り出し口が違い、何がどれだけ入っているかも確認可能な仕掛け付きコインケース(50ガリオン)と、
入学に必要なもの全て突っ込んでも余裕で耐えて重さもほぼ皆無(容量は鞄と契約した持ち主の魔力の大きさに依存)な黒革ショルダーバッグ(100ガリオン)を購入した。
制服や私服の料金も別に払い、さっそくバッグにつめてもらって店を出た。
いやー、ハリーが店を出ているところが見えていたから焦る焦る。
フォイの――おそらく制服やそれ以外の服もオーダーメイドで作るつもりで、だからハリーより長かったのだろう――丈合わせタイムが終わる前に合流しなければとね。
店先でトラブルとか嫌だからね!
せっかくの7年に渡る参加型シアターなんだもの!こんな序盤から原作クラッシュしたくないよ!
全て済ませて、店を出る前に店内を見回せば、おお!居たフォイ丈を測っているフォイ目が合ったフォイ。
ここで私!3秒以内に微笑んでウィンク!
よっしゃぁあああああ!第一印象決めたぞ!!
え?ドラコがどんな顔してるかなんて広角上げてんだから見えてねえよ!
さっと視線を出口に戻す。
店員に見送られマダムマルキンの洋装店から出て、アイスを食べてるハグリッドと曇った顔のハリーのもとへ駆け寄って合流した。
「お待たせして申し訳ございませんでしたハグリッド先生ェ!」
「おーおー、ヒサキ、そんなに急がんでええ。なんも怒っとらんよ」
「やさしい!ありがとうございます!!
でも君は待たせちゃったよね、怒ったよね?あとから来たくせにごめんなさい!」
流れるようにハリーの方に顔を向けて頭を下げれば「お、怒ってないよ。顔を上げて」と、おっかなびっくり声で返された。
「君もやさしい!うれしい!ありがとう!」
顔を上げれば気圧された様なハリー。
元気にいき過ぎたか。
「あ!ほらアイスどんどん食べないと溶けるよ!」
「え?ああ、うん…」