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「ええ゛!?」
ヒサキはウソだろ!?と言わんばかりの表情で声を荒げ、驚愕を顕わにした。
そんなミスをしていたとはウソだろ!?、という気持ちで。
「ヒィッ!」
「あっすみません!驚かせて」
「いいいえ、ええと……そそそれで、も、もしや……あ、あなたが退治したのでは、と……お、思ったのですが」
「はい?!いやいやいやとんでもない!何言ってんですか先生!」
ヒサキは信じられないように目を剥いて、ブンブンと手を横に振って否定して見せた。
それに対しクィレルは、恐ろしくもすんなり引き下がる様子はないようで、もじもじと指先をいじって「で、ですが」と続けた。
「ですが、その、確かに、確かに……!ト、ト、トロールのすすすぐ近くにこの髪が落ちてまして……もし、これが、み、Ms.ヒサキの行いであるならば、こんなに素晴らしい成果を評価しないわけには、と、思いまして……その、や、闇の魔術に対する、ぼ、防衛を教える者として、に、20…いや、30点は差し上げなければと……」
「いやいやいや!いやあの、本当にわかりませんから!昨日だって、ハリー達と途中まで歩いたから遠回りはしましたけども無事に帰りましたし、そもそも、食い止めるだけで精いっぱいだったんですよ!?」
炙り出しか?餌のでけぇ釣り針だな。とヒサキは慌て顔の裏で言ちた。
今年中は疑惑段階のまま終える予定を立てていた身として、ここでクィレルに有力を知られポーンとして使われるには都合が悪かった。
「で、では……この髪の毛は……?」
「わかんないです。もともと落ちてたとか、あとはー…あ、テレンス・ヒッグスやマーカス・フリントには聞きましたか?彼らとは良く会いますし…あ!昨日丁度、お見舞いに来たヒッグス頭撫でられました!」
「と、ということは、もしや、あの……スリザリンのシーカーがやったと、あなたは思うのですか……?」
「いや、わかんないですけど。けど、7年生ですし、もし昨日規則を破って抜け出したとして…スリザリンはしばしば規則を破るとか言いますし、一番無理がないかなって……もちろん推測ですから、動機はわからないですけど」
「そ、そ、そうですか……」