□カポネさんルート
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見下ろす銀は、意外にも数秒後、ふっと殺気のみを和らげ、「いいよ」と。
手と視線を外した。
「譲歩しよう。わけっこ。それならいいだろう?」
別視点には、固唾を呑んで様子を窺っているカポネが映る。
ガンビーノも片膝をついたまま、相変わらず警戒を緩めないでいる。
彼女の言い分は。
「片方を、選び取れと?」
「うん。ちょうど二つあるんだから。……それとも、まだ不満?ボクの善意を踏みにじる?」
口ぶりは軽やかだが、彼女は決して笑っていない。
ぎりぎりの妥協なのだろう。
それをしてくれたことに対して、感謝しなければいけない。
「……いいや」
求めたものがそのまま手に入ることに、慣れてはいけないのだから。
アルゴスが承諾を意味する言葉を発した。
その言葉に背筋を逆立てたのは、当然、カポネとガンビーノだった。
「動くなよ」
ガンビーノが発した言葉を聞かずして、カポネはすぐにその場から飛び退いた。
愛剣が渾身の音を立てて空を切った。
振り抜いたガンビーノが舌打ちと共に間髪飛び退けば、そこに発射されたカポネの矢が着弾した。
「その足でチョロチョロしやがって、相変わらず無駄に頑丈だな。ガンビーノ」
「そうか?お前と違って俺は普通だぜ」
突如として始まったのは他でもない、蹴落とし合い。
一人だけ生き残れるとして。
ガンビーノは、面識のあるカポネが選ばれるに違いないと思ったから。
カポネはガンビーノがそう思って殺しに来るに違いないと確信したから。
故に、殺し合った。
ガンビーノは血の滴る脚などものともせずカポネが放つ矢を避け、肉薄する。
カポネはガンビーノの剣をクロスボウの湾曲面で逸らすように受け流し、その隙に顔面目掛けて発射する。
ガンビーノは予測したように首を逸らして回避し、リロードの隙を与えないよう距離を詰めたままに次の攻撃を仕掛ける。
カポネは距離を取るためにむしろ懐に飛び込み、すれ違うようにしてガンビーノの脇下をすり抜けて距離を取りつつリロードを行い構える。
「フフ!ハハハッ!いいね、醜くて、これは、なかなかいい景色じゃないか!」
ラップランド甲高く笑い上げた。
アルゴスは閉口していた。
予測していた事態だが、これを決して望んだわけでもない。
だが、そのようにした自分にどう止めろというのか。
「……」
カポネは、ガンビーノに失望し、見放した。
彼の指示で7年龍門を奔走した事実。
それは彼への忠誠と義理が本物であったことの証明。
かつて確かに本物の忠誠を誓っていた相手を、そう簡単に見放せるものだろうか。
手と視線を外した。
「譲歩しよう。わけっこ。それならいいだろう?」
別視点には、固唾を呑んで様子を窺っているカポネが映る。
ガンビーノも片膝をついたまま、相変わらず警戒を緩めないでいる。
彼女の言い分は。
「片方を、選び取れと?」
「うん。ちょうど二つあるんだから。……それとも、まだ不満?ボクの善意を踏みにじる?」
口ぶりは軽やかだが、彼女は決して笑っていない。
ぎりぎりの妥協なのだろう。
それをしてくれたことに対して、感謝しなければいけない。
「……いいや」
求めたものがそのまま手に入ることに、慣れてはいけないのだから。
アルゴスが承諾を意味する言葉を発した。
その言葉に背筋を逆立てたのは、当然、カポネとガンビーノだった。
「動くなよ」
ガンビーノが発した言葉を聞かずして、カポネはすぐにその場から飛び退いた。
愛剣が渾身の音を立てて空を切った。
振り抜いたガンビーノが舌打ちと共に間髪飛び退けば、そこに発射されたカポネの矢が着弾した。
「その足でチョロチョロしやがって、相変わらず無駄に頑丈だな。ガンビーノ」
「そうか?お前と違って俺は普通だぜ」
突如として始まったのは他でもない、蹴落とし合い。
一人だけ生き残れるとして。
ガンビーノは、面識のあるカポネが選ばれるに違いないと思ったから。
カポネはガンビーノがそう思って殺しに来るに違いないと確信したから。
故に、殺し合った。
ガンビーノは血の滴る脚などものともせずカポネが放つ矢を避け、肉薄する。
カポネはガンビーノの剣をクロスボウの湾曲面で逸らすように受け流し、その隙に顔面目掛けて発射する。
ガンビーノは予測したように首を逸らして回避し、リロードの隙を与えないよう距離を詰めたままに次の攻撃を仕掛ける。
カポネは距離を取るためにむしろ懐に飛び込み、すれ違うようにしてガンビーノの脇下をすり抜けて距離を取りつつリロードを行い構える。
「フフ!ハハハッ!いいね、醜くて、これは、なかなかいい景色じゃないか!」
ラップランド甲高く笑い上げた。
アルゴスは閉口していた。
予測していた事態だが、これを決して望んだわけでもない。
だが、そのようにした自分にどう止めろというのか。
「……」
カポネは、ガンビーノに失望し、見放した。
彼の指示で7年龍門を奔走した事実。
それは彼への忠誠と義理が本物であったことの証明。
かつて確かに本物の忠誠を誓っていた相手を、そう簡単に見放せるものだろうか。