62 玉葱の花
名前変換4
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タマネギの花言葉は不死。
イブが死んだのがショックだったのかは知らんが、
No.02をもじったとか言っても被検体にこんな名前つけるなんて酔狂なことだよね。
確かに今日まで生き抜いてはいるようだが。
「さてディーノさん」
「…なんだ」
「あなたが私を憎むのは分かりました。誰かに痛みを与えるということは、憎しみを受けること。それくらい知ってて笑ってる」
「……こんな時にこの時代の私情を持ち込むなって言いたいんだろう」
おや
「おわかりで」
「お前は変わらないからな」
「おかわりで」
「そういうところとかな」
「不変不変不変ねえ。薄明の座からは弾かれたはずなんですがねえ。」
対する薄明のヴァニタは性別ごと変わってるとかね。
「……結局。変化のない人間なんて居ないんだよ」
「ははは」
人じゃないってね。
「かといって簡単に変われないものもあるだろうよ?人間ならば」
屁理屈を返せばさらに舌打ちが戻ってきた。
いいぞーおこぞーかっこいいぞー
「身動き取れない状況で…随分落ち着いてるんだな」
「命の危機は感じませんから。ミルフィオーレに居た頃よりずっと」
「うお!」
なんて雑談に興じようとしたところで、
開け放たれている屋上の出入口に待機していたロマーリオが声を上げた。
とっさに目を向ければ、お待ちかねの姿。
「見っけましたよぉ!久几様ぁ!」
桃色の髪とメイド服に実を包んだ、豊満な女性。
彼女はこちらへ媚びるように手を組んで歩いてきていた。
「ばっ、ばけっ、」
ロマーリオは、何故だろうか、魅々子の姿に目を剥いて後ずさっている。
ばけもの?どこが?人間の形をしていないとでも言いだしそうな様子だった。
「……何者だ」
その人外を見る目と同じ目で、ディーノも魅々子を警戒した。
うん?
「ふぇ?魅々は魅々ですょぅ?」
「やあやあ、息災なようで何よりだ。みーちゃん」
「ふぇ~ん!久几様ぁ、魅ぃ、とぉっても寂しくてぇ~会いたかったですぅ~」
とたたたと駆け寄ってくるどんくさい足運びはどう見ても一般人のそれだった。
ただし、この惨状を見て眉ひとつ動かさないのは、やはり普通とは遠いところにいる子なのだとしみじみ思う。
やって来た彼女が私に絡む枝に手を伸ばして触れた。
「な……?!」
ディーノが愕然として息をのむ。
私は予想していたし目の当たりにすればなるほど、植物かと言う感想だけが浮かんだ。
バキバキと音をたてて、枝や実が魅々子の手に同化して吸収されていく。
雲雀さんの炎も巻き取るように手を振ると、その茶色の炎は円を描いてかき消えた。
「ご苦労様でしたぁ。暴雨さんよりぃ、優秀でぇ、助かりましたぁ」
「! ゲホッ!?ゲホッゴホッ!」
「恭弥!!」
炎が消え去った瞬間。
一時停止を解除されたように、雲雀さんは咳き込んだ。
「……なに、今の、!」
支えようとしたディーノの手を振り払い、雲雀さんは私の腕に手を回す魅々子を睨み上げてトンファーを構えた。
そして一呼吸置くと、魅々子と私の接触点目掛けて向かってきた。
「きゃぁ、こゎぃですぅ~!」
わざとらしく怖がって見せた魅々子を庇うように掬い抱き上げて、雲雀さんと距離をとった。
しかし開匣し手錠を持って追ってくる。
ディーノも鞭を伸ばしてくる。
デイジーみたいに手錠にまみれて逮捕されるのも一興だが、それは今じゃないな。
ならば私は額からピンクの炎を出して、三人の足と、鞭の先を接着して止めた。
あとあぶない手錠を掴む雲雀の手にも炎を伸ばし、手錠をその手に貼り付けて、ついでに雲の炎もくっつけてコントロールを利かなくした。