46 わああああーーーッ!!!
名前変換3
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炎を厚く、廃豪邸にゆっくりと足を踏み入れた。
屋内に入ったことで、周囲を遮断するノイズのような雨粒ともおさらば。
鈍っていた私のアンテナはこの屋内限定で復活。
さて不釣り合いに真新しいカーペットに目を奪われたまま数歩歩いたところで、背後の扉が閉められた。
雨音がこもったものになる。
雨漏りの数十はしてそうなのに、わざわざ補強でもしたのか、それはなかった。
人の気配は想像以上に少ない二人。
血流の音から
体格のよい屈強な体型をしているであろう背後のドアマン。
階段を登った先に椅子があるのか、腰掛けた姿勢の若い男。
ん?
まてまて。
そんな体型の二人組で思い当たる。
私の視線はレッドカーペットから弾かれたように上がった。
ほぼ反射的に階段の先を見上げた。
階段の先には踊り場があった。
そこに王座のような素晴らしい装飾の椅子がある。
そこに、座るは
「ウワアアアアアーーーーーーーーーーーーッハァ?!???!!!?」
思わず振り返るよね。
黒人の執事が目を開いているね。
「ああああーーーー!!!!!アアーーーーーーーーーーーー!ッ!!」
思わず視線を前に戻してマッハで走り出すよね。
「うわあああーーーーーーーっぁーーーーッ!!」
思わず彼の足先に跪き頭を地面に擦り付けるよね。
「お慕いしぇおぁおおおらおえけええ!!!おごおおおおおおお!!!!
ずぎでず!!!!」
衝撃でぐにゃりと吹き飛んで歪むレッドカーペットも、マッハの衝撃波で立った砂埃と音。
しかしそんなことはどうでもいい。
「付゙い゙で行゙ぎま゙ず!!!」
突然迫った私に一瞬、素で焦った挙動を露にした、迂闊で自信家小物臭プンプンの彼が。
すこ。
「ま……まあ、この俺の魅力にかかればざっとこんなもんよ
オルゲルト」
「は、はっ……、流石で御座います。
ジル様」
「ずぎでず(号泣」
私ごときの為になんで来てんのとか、
私をどう説得始末するつもりだったのか、とか
あ、大人しくしてればよかった。
つい嬉しくてやっちゃった。
だって格好いい。
私が日本支部に行きたくない理由だもんこの人。