44 平均値は9~12
名前変換3
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予備室。
隣室との壁は薄いものの、第二の私室みたいなもんだった。
質素だが頑丈そうなクローゼットにベッドに…テーブルにイス。
それから、窓がある。
ドア前に置かれていたワゴンから良い匂いがする。
クロッシュがその姿を隠しているが、まあだいたいわかる。
ワゴンを部屋に入れたところでルッスーリアはヤレヤレと腰に手を置いた。
「やっぱりおつむが足りないわねあの子
誰が配膳するのよ」
「……。セルフってことで」
「はぁーあ、まあいいわ。私がやるわよ」
やさしい。
「そこのクローゼットに一式入ってるから、ひとまずシャワー浴びてらっしゃい。いつまでも濡れた下着のままじゃ風邪引くわよ」
「有難うございます」
言われるままクローゼット開けたら閉めるよね。
「どうかした?」
「これ私のクローゼットですか?」
「もちろん」
「ドレスか振袖しかなかったんですけど」
「留袖もあるわよ」
「なんでや
じゃなくて
普段着どこですか」
「そこの引き出し。バスタオルはその二つ下」
「あざす」
まあ私室汚すから予備室に礼装置いてんだろうなっていうか着る機会あんのか
とりあえず下着とヒートテックとチノパンがありました。
すっげえ部屋着。
「あ、パンツの下にスパッツ履いておいてちょうだい。後でヒップも測っちゃいたいから」
「アイアイ」
この部屋に備え付けられたシャワー室にはバスタブはないようだ
でもなんかこう、アイテム一式揃ってました。
待たせてるわけだし急いでガシガシ。
「すみません時間かかりました」
「スキンケアした?ドライヤーは?音しなかったけど、タオルドライだけじゃダメよ」
「えっ…いえ」
「はいUターンね。あと髪ゴムじゃなくて簪使いなさい。測るときにテールが邪魔になるから」
「はぁい。洗面にあるの使えばいいんですよね」
「そうよ。ホラ戻って戻って」
気を取り直して
「お待たせしました」
「待ってたわ。それじゃあ座って座って!
全部温め直して並べておいたから好きに食べなさい」
「……ありがとうございます」
「マナーとかは気にしなくていいわ。
私は席を外すから。20分後にまた来るわ」
「わかりました」
彼が手を振って退室すれば、私は一人になった。
飯だ。
目の前で湯気を立てるこれを食らえば、もう私の身体は病気も老廃もするようになる。
人の機能を持つことになる。
それに抵抗があって、竹寿司パーティーの時は何も口にできなかったが。
しかし空腹だ。
とっくに餓死している。
身体が訴える。
限りのあるただでさえ少ない内臓エネルギーは生命活動のため消費され続けている。
このままでは空になってクリーチャー化してしまう。
何か食らえと申すこの身体。
供給するしかないか。
引かれた椅子に腰かけ、ワイングラスにミネラルウォーターを注g…そ…はぁっ!?!
シャテルドン!?
シャテルドンだこの水!!!???