39 出発からの即帰還
名前変換3
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「どこへ行く」
「どこってそりゃあ……とりあえず飛行場?」
「だろうと思っていた……」
「追い掛けてきて正解でしたねえ
私に一言言いたかっただけなのに、長引かせてしまったが」
「……いや」
「ほいじゃ急ぎなので私はこれにて」
ヒラーッと手を振って歩みを速めれば、彼は逆に足を止めた。
なんだろう気にしないけど。
「ベッラ!」
「なあーに?」
迷いのすえ投げられた声に足だけ止める。
なんだよ。押し殺していたいなら最後まで押してればいいのにね。
「撤回する。
本当は、お前のことを、そのままの意味で、そして届かないものと自分に言い聞かせるためにあえて、ベッラと…そう呼んでいた!」
「そっか。ありがとう」
「……愛してる、」
長い溜め息が沸いて出た。
顔を見てみたいが、振り返る気はない。
「どーっして、それを押し殺したままサヨナラ出来なかったかなあ……」
感付いてたよ。
気づいていたからこそ、偉そうに色々言えたんだ。
「応えられないけど、嬉しいよ」
しかし、彼だから表に出さないと思ってたのに。
「それでいい。応えて貰える資格も魅力もオレにはない
だが知っていて欲しかった。
そして、心の支えとすることを、許してくれ」
「許すと知っているくせに。」
「すまない」
「ありがとうね。
私なんかがランチアさんの力になれるというのなら、とても光栄なことだ
応えて、あなたに寄り添ってついていくほど、あなたに惚れたかったよ。
そしたら私も幸せになれたのかもしれない。ランチアさんは本当に素敵な人だから」
「酷なことを言う……」
「いっそ幻滅してくれれば、あなたも楽でしょうに」
「お前が楽ではないだろう。」
「ほっとけ。
私が痛もうが、あなたは痛まない」
「……だから、ボンゴレはお前をあたたかいと言ったのだろうな」
「節穴だね」
歩みを進める。追ってくる気配はない。
もう話すこともないだろう。
「チャオ、ベッロ」
「……チャオ。ベッラ」
私は遠慮無く、前に走り出す。
常人離れしたスピード。
叫ぶような向かい風が、気持ちいい。
さ、行こうか。
復讐者の牢獄へ。