26 脱走して黒曜へ
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雷戦からの参戦という出遅れっぷりに悲しみしかない。
そういえばあっちに見慣れないものが動いてランボ拾ってたけど、あれが薄明かな。
それよりもこっちのヴァリアーの根城に着いたとたんにもー、どういうことだって囲まれまして。
つってもマーモンは興味なさげに引っ込んでレヴィは治療中でルッスーリアの姿もない。
ヴァリアーの人気トップ3人に囲まれちゃうなんてもー、まいったね!
それに私リング戦のこと知らされてないから知らないし!状況全く飲みこめまーせん!
それより屋上去り際に向こうの方の校舎の屋上行きたかったんだけどまったくそんなスキ無くて黒曜組に会えませんでしたンンンンン悲しいいいい!!!
「う゛お゙ぉい!聞いてんのか!
あいつらとの関係全部吐けっつってんだぁ!」
「火下咲ってなに?ファースト?ミドル?ファミリー?」
「スパイだったら承知しねえぞぉ!」
「スパイではないです」
「ならその証拠を見せやがれぇ!」
「無茶ぶりいただきました」
「なに?王子の質問無視するんだ?」
「ファミリーネームです」
「ふーん。発音しにきー」
「知りませんよ。日本語なんてそんなもんです」
「邪魔すんじゃねえベル!オレは無駄な時間が嫌いなんだあ!」
「そっちの都合とか関係ねーし。だってオレ王子だもん」
「このガキがあ!」
仲いいなあ。
「……餓鬼」
「ん?はい」
「沢田綱吉が候補の一端であると、お前は知っていたのか?」
……うーん。
嘘つきたいけどさすがに当事者と明日も明後日も会うわけだし、流石にばれるから下手についたらだめか。
「知っていましたよ。
まるで昼空のように、誰もの存在を引きたてる、素敵な人です。
……ええ、覆い隠そうとしてくれない、素敵な。」
「…………」
「……自らの存在でなにもかもを覆い、包み込み、欠陥ごと隠してくれる夜空のように、心からの安らぎと勇気をくれるあなたと全く違う人種です。
人を惨めな気持ちにさせてくれる、おビューティフルでおキレイな目に染みるお人でいらっしゃいますよ。彼は。」
「言う割には、慈しんでいるように見えたがな」
「まあ友達ですから」
そもそも二次元のキャラクターを愛でない理由はない。
優しさと皮肉を込めた笑みを送れば、舌打ちを貰った。
あなたの傍に立てば、誰もがあなたを見る。
私への視線を減らして、隠してくれる夜空は、苛つきをあらわに、私を蹴った。
「ってだからなんで蹴るの!スキンシップはもっとソフトタッチでお願いしますよ!!」
「指図すんのか?」
「どっちかってと願望です」
ピリッと威圧的な眼差しかっけえなあ
「……っと。それよりいったい何が起こっているのか説明していただいてもいいですか?
なんっっっにも知らされてないんですよ。突然呼ばれてるから来てって言われて檻に入れられてあとはご存知の通りなんですから」