24 始動
名前変換2
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さてさて今日の日付。これはそろそろやばみかと存ずる次第で。
いよいよ認めなければ。
私のせいだ。
私という変な女のせいで、XANXUSの審美眼と疑り深さを、評価を下げてしまった。
女に気を取られて贋作に騙される、なんて間抜けにしてしまった。
いけない。
これは非常にいけないことだ。
女に正されるような人ではない筈なのに。
しかしこれ以上彼の名誉を損害したくない。
「XANXUS様」
呼べば、彼はタンッと靴を鳴らした。
……なんだその返事のしかた!?猫ちゃんかよ!かわっかわいっ…かわ…オオオ……!
ってそうじゃない。
「先日からお召しになっているそのリング、割れてますよ?」
「……こういうもんだ」
彼はパキンとリングを分けて、そして戻して見せた。
……そうじゃないんだよ。
「XANXUS様。それ……お気付きです?」
「あ?」
「いえ。
……触っても?」
「好きにしろ」
投げ出された彼の手に触れ、リングに触れる。
熱い手だ。
人並みよりやや堅めという程度だが、骨組みがしっかりしている。
この手に抱かれた女は、どう感じたのだろうな。
そんな手を持ち、リングの繋ぎ目を探すようにカリカリと爪を立てる。
「片方だけ、随分と材質が違うんですね。見たことの無い金属だ」
「……はあ?」
「ん?」
無知を装い、首を傾げる。
九代目を見破ったと思われている私からこう言われれば、流石に疑念を持つだろう。
彼の視線がリングに注がれた。
そういえばハーフボンゴレリングの時点では炎灯せるのだろうか。
ハーフ状態でも両方高純度灯せるなら面白いんだろうなあ。
最後は一つに戻っちゃうから、ハーフを見ておくなら今のうちだ。
これはこれでパズルチックないい造形だよね。分けられるってところがなかなかどうしてシンプル&チープなギミックだけれど。