15 お手伝いさん
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XANXUSとの交渉の結果。
私という存在を隠蔽してもらう代わりに、
死体処理と、幹部のトレーニングに付き合わせていただくこととなった。
まーそう用のない日が大半で、基本的にはヴェルデ様のところで実験を受けている。
あれから三日。まだ一度もお呼ばれしていない。
研究所でも、未だ脳の検査と解析をしている。
特に変わらないと思いきや、よおく探してみれば、ようやく僅かな変化を見つけたようで。
今日は全身の細胞一つ一つを詳しく調べ、記録するらしく。
たくさんのコードやら器具を全身に取り付けられたまま、ここ数時間何をするでもなくただベッドの上で横になっている。もちろん全裸。
器具以外なーーんにもない部屋で、ヴェルデは別室で解析作業中。
あーこの機械のフォルムかっこいいなー。
たまに放送を使って質問されるが、それも数える程度だ。
実に退屈。
どれだけ経ったか。
取り付けられていた器具の全てがひとりでに外れて引っ込んでいった。
「終了だ。シャワーを浴びて着衣後、こちらに来なさい」
「はあい」
彼からの放送に従い、隣室に用意されたシャワーボックスを使い、その後は巨大温風機で水気を取る。
脇のカゴに用意されていたのは輪ゴム、眼鏡、バスローブの三点のみ。
濡れたままの髪をまとめ、眼鏡を装着し、一枚のバスローブを着る。
ようやく時計のある部屋に出たとき、午前中だったのがすっかり夕方になっていた。
「ヴェルデ様、お待たせしました」
「ああ、もう来たのか」
彼は印刷された資料片手にコーヒーで一服していた。
うああ、かっこええ…
ふと外の様子を映し出す監視カメラの映像に目をやれば、夜の帳が下りかかっていた。
「夕日、沈みますね」
「…そんな時間になっていたのか」
ヴェルデが外の画面に目をやったその時まさに夕日が沈みきるところで、
太陽が緑色に輝いた。
「あ…」
「緑閃光か。非常に稀なものだ」
「ええ。珍しいですね。
ヴェルデ様と一緒に見れて良かったです」
「…気持ち悪いことを言わないでくれ。」
「でへへ」
「それより、結果だ。」