■神農原普願（かのはらふがん）■

［故・神農原現存データ］
会社員。当時42歳。大厄。会社から圧力をかけられていた疑いがあり、自宅から大量の精神安定剤と睡眠薬が見つかっている。
数十年前、廃墟ビルに入って行く所を通行人に目撃されたのを最後に忽然と姿を消した。
自殺の線で捜索が行われたがメガネや鞄の他には遺体などは発見されず。
家族もなく、会社も沈黙していたため、捜索は打ち切られた。
失踪から暫くして、波に乗っていたはずの会社が重役たちの相次ぐ死により倒産している。
その際に神農原に圧力をかけていた会社員たちが最初に死んでおり、神農原の生存が持ち上がるが警察側は証拠不十分であるとして事件性を否定し迷宮入りになった。
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「ふぅん、君か。バクちゃんのお気に入りは。僕は敵じゃあないよ、君が危害を加えない限りはね……」
｢僕が、ここに在る事が、僕をつくった者への復讐なのさ。わかるかい？ああ、わからないだろうね｣

・世間に失望し自殺直前に夢喰に出会い、輪廻の輪から外れ自ら喰われることを選んだ人間。人間のﾊﾞｸﾞ。
・喰われてのち怨念が増幅してしまい夢喰の制御を破って暴れた事がある。
・今も怨霊と化し自己を保ったまま夢喰と同化してしまっている。
・夢喰に何か起きた時や極稀に気まぐれで表に出てくる。
・普段は害はないが、自身や夢喰、夢喰が気に入った者に危害を加えた者には徹底的な鉄槌を下したり呪いをかけてくる。こわい。
・夢喰と違い瞳が紅く、全てを否定しているために近づくと肌にチクチクと刺される感覚がある。他に見分け方は周りに破片のようなﾓﾉが浮いている事。
・卵が嫌い。生卵は特に嫌い。
・夜ノ目神社の鳥居から中は夢喰以上にﾀﾞﾒｰｼﾞを受けるので奥に引っ込む。
・柾人が、夢喰と間違える度に睨まれるのはめっちゃ恐いですと言うので彼の前では眼鏡を掛けてあげている。
・夢喰と同化しているので、基本的に同じ力が使えるが、神農原の場合は夢を変えても悪夢にしかならず、夢に呑まれた者を覚ますのも苦手な様なので、強引な手段をとったりもするだろう。

「あー…、言い忘れていたけど、君ずいぶんと呪われているよ。死にたくなったら殺してあげようか？ハハは」

称号：【ドッペルゲンガー】【夢】【人類バグ】【人類殺し】