好きが届くまで
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暗い中、2人で並んで歩く帰り道。
他愛もない会話。
任務の事とかアルファの皆の事とか。
「着きました。送って頂きありがとうございました!」
あっという間にアパート前に着いてしまった。
楽しかったデスクワークと帰り道。
嬉しくて隊長に抱き付いた。
思わず固まるその大きな体。
私は抱き付いたそのままの態勢で言った。
「隊長、明日も一緒に頑張りましょうね」
明日も隊長と一緒に平和に過ごせますように。
いつまでもこの平和な日常が続きますように。
そう願ってもう一度強く隊長を抱きしめた。
隊長の胸に顔をうずめた後、顔を上げて見た隊長は何となく困った顔をしていた。
B.O.Wの頭を捻り潰す様な人の顔とは思えず笑みがこぼれた。
「おやすみなさい」
私はサッと離れ隊長を見つめる。
「ぁあ、おやすみ名無し」
そう焦った様に言う隊長。
姿が見えなくなるまでずっとそこで見守ってくれた。
いや、もしかしたら固まっていただけなのかもしれない。
それならもしかして私の気持ち少しは伝わったって事かな?
もっとアタックしようと思った。
けど隊長との帰り道は色んな話をしていたら終わってしまった。
今日はなんだか満たされた気分になった事により告白はまたの機会に…
次にこんな機会があるなら、隊長を家に誘おう!なんて思った。
今ははっきり届かないこの想い。
いつか隊長に届くまで。
いつか、隊長にこの想いが届く事を願って。
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